Shin. Komatsu

1977年生まれ

Shin. Komatsu

1977年生まれ

マガジン

  • 手帖記2024

    日々の出来事や考え事を記したもの

  • エンセンヘンロ

    鉄道沿線を軸に、まちの風景や感じたことなどを連ねるコラム。

  • 公営競技論考

    公営競技の実態を色んな角度から見てみることで、今後の公営競技のあり方について考えてみるものです

最近の記事

20240402の手帖 〜朝ドラ〜

新年度になると、テレビドラマは大抵新しいシーズンを迎える。NHKの連続テレビ小説も、春夏シーズンと秋冬シーズンで4月と10月に新しいストーリーが始まる。3月までは趣里さんが主演の「ブギウギ」をずっと観ていた。笠置シヅ子をモデルとした、音楽をモチーフにした物語だったが、展開や役者たちのクオリティも高くて、とても楽しめた。 けれど、視聴率はここ10年くらいの中で見ると決して高い方ではなかった。そもそもテレビ離れが加速しているために、全体的な視聴率が下がっている傾向があるのは否め

    • 20240401の手帖 〜新年度〜

      2024年度が始まった。日本は元旦からはじまる新しい年と、この4月からはじまる「年度」という、2つの区切りがある。元旦はニューイヤーなので、初詣に行ったり、家族や親戚で集まったりして、1年のはじまりをいろんな形で祝う。新しい干支にもなり、切り替わる意識やモチベーションが高まる。 一方、4月はというと、桜が象徴的だが、今年は桜の開花が例年より比較的遅め。でも、桜はなんとなく新年度のはじまりを祝うものという意味では4月の方がいい。入学や入社というタイミングも日本ではまだ、この4

      • エンセンヘンロ(京急本線・浦賀〜京急大津)

        京急本線というと一瞬、三崎口の方かと思ったが、こちらは久里浜線という位置付けで、本線は浦賀方面のようだ。浦賀はペリーが一番有名だと思うが、それ以外は全くイメージがつかない。海が近いということぐらいだろうか。 浦賀駅を降りると、すぐに潮の香りがツゥーんと入ってくる。海の近くに来たなという感じが強くする。駅前はすごく穏やかで、少なくともペリーの香りはしない。 次の駅に向かうべく、長く続きそうな坂道を歩き始める。まだ序盤なので、坂道があっても気持ちは元気だ。その途中、気になるお

        • エンセンヘンロ:プロローグ

          YouTubeで、高校生が東京から大阪まで徒歩で行くという映像を観た。 特に名所とか観光スポットを訪ねるわけでもなく、主に鉄道沿線をひたすら歩いているという内容だった。 これを観ていて、ふと「あ、こういうことしたいかも」と思った。さすがに東京から大阪を真似して歩くのは無謀だけれど(おそらくその高校生は冬休みとかに集中して歩いていたようだ)住んでいるところから行ける範囲の沿線だったらいけるかもしれないと思ったのである。 考えてみれば、自分が日常使う路線とか、近場の路線は降り

        20240402の手帖 〜朝ドラ〜

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        記事

          いつもとちょっと違う世界を

          縁があって、映画「バベルの学校」を観た。舞台はパリの中学校で、アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国など、世界各国から子ども達が集まって、それぞれの事情を抱えながら、それぞれの学びを展開していくドキュメンタリーになっている。 異文化の中に身を置く状態を、中学校(映画の中では11歳から15歳の子供たち)の頃から経験することは、自分の人生では考えられなかった。少なくとも日本人の中でも経験するのは、とても少ない割合だと思う。 でも、大人になってからも、意識的に動いたり

          いつもとちょっと違う世界を

          曇ったメガネから見える景色

          すっかり冬の陽気になってきて、着る服も変わってきたけど、まだクローゼットには半袖のシャツとかかかっていたりして、衣替えのタイミングを逃している。マスクをしていると、朝なんかは吐く息でメガネが曇ってしまう。曇ったメガネから見える景色は、モヤがかかっているように見えて、空が曇っている時なんかは、変に幻想的になって、なぜか心が落ち着いてしまう。なんでだろう。 そろそろ一年の区切りがくる季節。だいたい、一年の初めのころに、今年こそこれをやろう、これを続けてみよう、なんて誓いを立てる

          曇ったメガネから見える景色

          TURN2:的中率と回収率(BOATRACE CHEERS!)

           さて、BOATRACE はなかなか当たらないぞ、という話ですが、そもそも当てるだけなら、1号艇の単勝(1着を当てるやつ)を買い続けていれば、半分以上は当たるわけです。競馬でも1番人気の馬を買い続けてれば半分近くは当たるかもしれません。  ただ、それが面白いのかという話です。そこで、一つ注目したいのが、的中率と回収率の話です。的中率は、買った内の中からどれだけ当たるかということで、さっきの話で言えば的中率は50%以上になります。まあ2回に1回以上は喜べるわけです。  とこ

          TURN2:的中率と回収率(BOATRACE CHEERS!)

          TURN1:はじめに

          ボートレースをやや本格的に始めて、恐らくまだ1年と経ってないですが、ボートレースの魅力や基本的なこと、レース展望・結果所感などを不定期にお送りします。 さて、ボートレースは6艇の舟で着順を競うレースです。競馬はだいたい10頭以上、競輪も7車か9車がたいていなので、確率論でいけば当たり安いわけです。その分配当も低いわけですが。 しかし、これがなかなか当たらない。 セオリーは1号艇が強く、1着になる確率はだいたい6割くらい、3着まで入る確率は、実に7割は超えているでしょう。

          TURN1:はじめに

          雑文帖2021/3/17

          山口瞳さんは幾つかのエッセイを書かれていたりするが、結構面白く読んでいる。サラリーマンでもあったり、野球や競馬の話もよく出てくるから、興味深く読める。時代も、1960年から80年くらいの話で、この時代の話も面白い。ちょうど日本が高度成長期なので、過渡期ならではの魅力と苦悩がかいまみえるのがいいのかもしれない。 最近読んだ中で、人はみんな自叙伝を書いたらいい、それを図書館に寄贈して、色んな人が読めたらいい、なんてことが書いてあって、それは面白いなと思った。有名人はよく自分の半

          雑文帖2021/3/17

          もてあます時間など本当はないはずなのに

          緊急事態宣言が発令されて、おそらく家(室内)にいる時間は多くなった。その前からも、コロナ禍になって、それまでにはないほど、外にいる時間は格段に少なくなった。旅にもほぼ行けず(昨年の秋に滑り込みで旅に行くことはできたが)、人が多く集まるイベントもできなかったり、もちろん参加することも少なくなった。リモートワークが増え、通勤ことも少なくなった。では、こういうことに使わなくなった時間を、他に有効に使えていたかというと、振り返ってみれば、どうもそうではなかったことに、ちょっとした後悔

          もてあます時間など本当はないはずなのに

          ejy公営競技2021-001

          あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。 さて、まず2020年を振り返ると、公営競技としては、色々な出来事があったかと思いますが、何より新型コロナウィルスの影響により、どの競技も、無観客開催が続きました。それでも、中央競馬は中止にすることなく、全開催できたことはすごいことだったと思います。 その中央競馬は、無冠の三冠馬が牡牝ともに生まれ、その2頭に、現役最強馬と目されたアーモンドアイが対決したジャパンカップ(このレースで引退したアーモンドアイが優勝)

          ejy公営競技2021-001

          情には流されずに過ごす

          ここ数日か、ここ数ヶ月か、ここ数年か、流されて過ごしてきたことに気づいて、いや、もうずっと気づいていて、気づかないフリをしていたのか、どうかもよくわからないまま、過ごしてきたように思います。流されるのは、楽ですし、受動のままに、格好良く言うと、風まかせに、気の向くままに過ごしてきたという想いです。 それを、ググっと、じゃあ今日から流されないように、自分から流れを作って行こう、船長として、大海原の航行に挑もうじゃないか、と思っても、簡単にシフトチェンジできるものではありません

          情には流されずに過ごす

          昔の文豪の随筆集

          文豪と呼ばれる人たちの小説も読んだりするのだが、随筆集、いわゆるエッセイ的なものをよく読んだりする。 内田百閒や、池波正太郎、志賀直哉、武田泰淳など。だいたいが、なんとなくの印象として、猫やら鳥やらの動物との戯れや、家族との出来事、食べものの話だったりする。 その時代の描写が表されているので、今からすると逆に新鮮にうつるのがいいのかもしれない。 小説はフィクションだけど、随筆はたいていがノンフィクション。映画や演劇の題材でもそうなのだけれど、リアルな姿や話の方が個人的に

          昔の文豪の随筆集

          本を読んだ:ばら色の京都、あま色の東京

          暮しの手帖の編集長はまだ松浦弥太郎さんだと思っていたのですが、この本を読んで澤田康彦さんという方に代わったんだと知って、さらに最近また編集長が代わったと知ったり、澤田さんの奥様は本上まなみさんなんだ、と驚いたり、「暮らし」じゃなくて「暮し」なんだと知ってまたまた驚いたり、この本を読んでみて色々な驚きを受けました。 暮しの手帖は、たまーに本屋でちょっとのぞき見するくらいで、買ったことは1〜2回くらいでしょうか。こんなにていねいで、美しい暮しができたら、世界は変わるんだろうなと

          本を読んだ:ばら色の京都、あま色の東京

          公営競技論考 vol1. はじめに

          「公営競技とは公的機関が賭博(ギャンブル)として開催するプロフェッショナルスポーツの総称である(wikipediaより)」。いわゆる競馬・競輪・ボートレース・オートレースがそれに当てはまる。ギャンブルというと、一般的にはあまりいいイメージはない。ギャンブル依存症は社会的には悪とされ、ギャンブルをする人は何か小汚い、怖い、賭け事はしてはいけないよ、と周りから言い立てられたりすると、あーいけないんだ、と思われがちだったりする。これだけ見ると何ひとついい事はないように思える。それで

          公営競技論考 vol1. はじめに

          シニッチチャンネル

          いいあだ名がないか、を数十年模索していた中で、最近、牛歩戦略で広めているのが「シニッチ」です。僕はシンイチと言いますが、外国の人から「シニチ」と発音されることが多くて、多分アルファベットで書くと「shinichi」なので、シニチになるのでしょう。それをちょっとクロアチア人っぽくして(クロアチアには縁もゆかりもないですが)シニッチとして新たな出発をしようと思ったのです。 そんなシニッチとして取り組み始めたのが、ポッドキャスト的なことをしようというものです。動画は少し恥ずかしい

          シニッチチャンネル