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曇ったメガネから見える景色

すっかり冬の陽気になってきて、着る服も変わってきたけど、まだクローゼットには半袖のシャツとかかかっていたりして、衣替えのタイミングを逃している。マスクをしていると、朝なんかは吐く息でメガネが曇ってしまう。曇ったメガネから見える景色は、モヤがかかっているように見えて、空が曇っている時なんかは、変に幻想的になって、なぜか心が落ち着いてしまう。なんでだろう。

そろそろ一年の区切りがくる季節。だいたい、一年の初めのころに、今年こそこれをやろう、これを続けてみよう、なんて誓いを立てるけど、だいたい一月そこらで、そんなことはすっかり宙に浮いたまま、今年は雪は降らないのかな、夏はまだかな、などと思いを馳せていることが、たいてい。その前に、一年の終わり頃に、来年のカレンダーやら手帳やらを揃えようとして、手帳なんて慌てて買いに行ったりするのだけど、今年はまだ行ってない。もういらないと思っている。今は。明日になったら気分は変わるかもしれない。

こうして、とりとめもなく、日記とも言えないような、文章をふと書きたくなることが、数ヶ月、いや、半年、いや、一年に数回くらいあって、あーこれは、自分のモヤモヤしている気持ちを吐き出したいんだろうな、という思いが募っているんだと思う。そして、その度に、文を書くことに器用になりたいと思う。

曇ったメガネから見える景色から素晴らしい世界が見えますように。


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