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公営競技論考 vol1. はじめに

「公営競技とは公的機関が賭博(ギャンブル)として開催するプロフェッショナルスポーツの総称である(wikipediaより)」。いわゆる競馬・競輪・ボートレース・オートレースがそれに当てはまる。ギャンブルというと、一般的にはあまりいいイメージはない。ギャンブル依存症は社会的には悪とされ、ギャンブルをする人は何か小汚い、怖い、賭け事はしてはいけないよ、と周りから言い立てられたりすると、あーいけないんだ、と思われがちだったりする。これだけ見ると何ひとついい事はないように思える。それでも、日本における競技場の数は、全てあわせれば相当な数がある(それでも一昔前から比べると、半減以下になっていると思う)。なんだかんだ言ってしぶとく生き残っているのである。

そもそも公営競技という仕組みは世界的にみても非常に珍しい形態である。競馬は欧米を中心に多くの国で行われているが、競輪は日本と韓国くらいだろうか(自転車競技という点ではツールドフランスなどヨーロッパでは非常に盛んである)。ボートレース・オートレースはたぶん日本独自のジャンルだ(ボートレースはこれも少し前に韓国でもできたらしい)。

果たして、これだけ、やんややんや揶揄されながらも生き長らえている公営競技の実態はどうなっているのだろうか。そして、公営競技が今後も存続していけるのか、するべきなのか、など幾つかの観点を考察しながら紐解いていきたいと思う。そして、このことから、ギャンブルというイメージを変える糸口が見つかるかどうかも検証していきたいと思う。

(これがどこに向かうのかはよくわかりません。書いているうちに自分の考え方も変わるかもしれないし、目的地はまだ見えていないので、大海原に向けて出航した気分で進めていきたいと思います)

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