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#デザイン 記事まとめ

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デザイン系の記事を収集してまとめるマガジン。ハッシュタグ #デザイン のついた記事などをチェックしています。広告プロモーションがメインのものは、基本的にはNGの方向で運用します。
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2018年2月の記事一覧

デザインと、デザイン以外のこと

デザイン会社に入社してから一ヶ月と少し経った。よかったことと、今少し悩んでいることについて、記録しておこうと思う。すごく個人的な気持ちを残しておくだけであって、デザイン会社の良いところ悪いところ、みたいな記事ではないので期待はしないでください。 私は一応肩書きがデザイナーというものになってから6年くらいになる。振り返ると、大半の期間、デザインとか何か作ることよりも、チームとか人間関係の上手くいかなさやプロジェクトの進まなさなどで消耗してて、そのストレス(心療内科にお世話にな

企業がデータ活用するときに考えること

「データ活用」という言葉が流行り始めたのがいつからか知らないが、 数年前には「ビッグデータ」というワードが誕生し、 テクノロジーの進歩によって、これまでのデータ活用では処理できなかった大量のデータも扱えるようになった。 実際、いくつかの企業は、自社の保有するデータを解析して新たな価値を創出することに成功している。 一方で、まだまだほとんどの企業では、データを上手く活かしきれていないのが事実だ。 「データは持っているけれど何もしていない」 「データ収集・解析に多額の投資を

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「企画脳」を育てるたった1つの習慣

 どうやって企画力をつければいいのでしょうか? どうすればアイデアが出る頭をつくれるのでしょうか? 巷にはいろんなノウハウが転がっています。人と話す、本を読む、映画を観る、つねに考えるクセをつける……。  同じ事象に出会っても「企画にできる人」と「できない人」がいます。いわば「企画脳の人」と「そうではない人」がいるわけです。  これからの時代、企画を立てられる「企画脳」の人材はますます必要とされるはずです。どうすれば「企画脳」を育てることができるのでしょうか?  ぼくに

サイエンスの「素顔」と「イメージ」のあいだ

発酵デザイナーの小倉ヒラクさんが、このようなお悩みブログをお書きになっていた。 「そういう話もある」と「確かにそうなっている」のあいだ。 インタビューを受けてサイエンティフィックな内容のコメントをすると、その内容を裏付けるエビデンスの提示を求められる。けれども、特に萌芽的な研究領域では定説が固まりきっていない事象が多いので、「確からしい」ということを示すエビデンスを揃えるのはひときわ難儀するということだ。 (もちろん、だからといってエビデンスを示すことを放棄するというわけ

東京オリンピックのマスコット選出プロセスに見え隠れする問題について

今日、東京オリンピックのマスコットキャラクターが決定した。 選ばれたのはオリンピックのエンブレムをデザインとして取り入れた「ア」の作品である。 このキャラクター自体の優劣は別にして、その決定までのプロセスに極めて重要な問題が見え隠れする。 それは、デザインの公共性に関する問題である。 デザインという抽象化された概念において、複数の案から1つを選び出すことは難しい。 そこには定量的な指標が存在しないからである。 優れた有識者を集め、あらゆる視点から吟味して決定したデザ

今だったらデザイン専攻入りたいかも

\金沢に行ってまいりました/ \金沢美大の卒制発表を見に/ 金沢美術工芸大学のデザイン科は『製品デザイン・環境デザイン・視覚デザイン』の3専攻。 素敵な作品たくさんありました。 * * * 看護師の休息の質を高めるソファーベッド 防災を日常の楽しみにするデザイン 親子のコミュニケーションを促すお絵かきサイドテーブル Natta - 君の成長の展覧会 車窓の拡張 - 移動時間の楽しみ方の研究 * * * デザイン制作のプロセスは、Webサービスの開発プロセス

電子カルテのUI/UXを考える その21

個人的にはあまり評価できないF社の電子カルテだが、それでも以前使用していたN社のものに比べたら、ましな方ではないでだろうか。4年前にN社の電子カルテを使っていた時には、本当に信じられない経験をしたので紹介したい。 ①エンター1回ではログインできない F社の電子カルテもログインする際に2回エンターする必要があるが、N社の場合は、1回目のエンターでは画面に何の変化も起こりらない。このことを知らなければ、IDとパスワードを間違えているかと思い、何回も入力させられることになる。

他言語対応は難しい

タイ・バンコクに駐在してゲーム開発をしていた時の話。 とある日本製ゲームのタイ語版を開発しており、翻訳したタイ語テキストをゲームに流し込み実機テストをしました。するとタイ人スタッフから、改行位置がおかしいという報告が上がってきます。 タイ語が全く読めない自分は最初、 吾輩は猫であ る。名前はま だ無い。 みたいな事だと思い、多少不格好だがデバイステキストだし、まあ許容範囲だろうと思っていました。しかし詳しく話を聞いてみると、どうやら下記のような状態らしい。(タイ語でこうで

「法」と「制度」から建築を考える─『新建築』2017年12月号月評

建築を規定する「法」と「制度」という言葉を使い分けて1年間考えていきます. 法(建築基準法や都市計画法など)+制度(依頼者や市民や地域社会が持つ規範のようなもの)=ドゥルーズ(『哲学の教科書』,1953年)にならって,法という言葉を「行為の制限」と,制度という言葉を「行為の肯定的な規範」として使います.どちらも人間がつくり出すものですが,建築に置き変えると,法は建築基準法や都市計画法などであり,制度は依頼者や市民や地域社会が持つ規範のようなものでしょうか.このふたつの総和と

美大生が下請けにならないために

美大生がもっと活躍できる社会を実現したい。そのためには、美大生がどう変わればいいのか。そして、世間の美大生をみる目がどう変化すればいいのか。 ぼく自身は、80年代前半に、美大を卒業している。その時代は、バブル経済に向けて景気が良くて、誰でも就職できるような状況だった。 デザイナーという専門職には、ならないと決めて、4年生の9月にスーツを買って、たまたま知った興味のある企業を2社だけ受けて、すんなりと内定をもらった。どちらも大企業だった。 大企業が美大生というちょっと変わ

ストーリーは感情の振り幅のパターン。キャラクターは強さと弱さのギャップ。

「感情からみたストーリーの6パターン」という記事が面白かった。 The emotional arcs of stories are dominated by six basic shapes. 1,327本の物語を「主人公の幸福度」から解析して、どのような浮き沈みがあるかを調べたら6つのパターンに集約できたという話。 グラフの横軸は時間で、縦軸は幸福度。グラフの上にいくほど主人公は幸福で、下がるほど不幸せになる。例えば6番は笑い話でよく使われる。例えばドラえもんもこの

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【レポート】デザインリサーチのイベントに参加してきましたpart3

デザインリサーチのイベントレポートpart3です。 前回までのレポートがday1でここからday2のレポートになります。まず、驚いたのが、day1の時と比べて微妙に席が代わっている事。 プロジェクタに映されている画面を見ると、前回同じグループだった人とは別のグループになるよう、促されます。より多くの人と交流が促進されるような仕組みのようですね。 今回のテーマは「インサイト&アイディア創出」。 どのようなイベントだったかをご紹介したいと思います。 そもそもインサイトと

デザインリサーチを通じた課題設計〜 #建築合宿2018 を通じて

こんにちは、デザインリサーチャーの浅野翔〈あさのかける〉です。普段は新規事業開発やブランディングなどに携わっています。 今回は先日、ジュリストとして学生のワークショップに参加するなかで気づいた、「デザインするためのデザイン」としての課題設計について取り上げてみます。 建築合宿とは建築合宿とは、学部1-2回生が中心となり、全国から120名ほどの学生が1週間程度で与えられた課題に対して建築設計を提案するものです。1グループ4-5名のグループワークで、建築学生は1人で設計課題を行

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出張撮影サービス「家族の日」。クライアントさんの声、ロゴデザインと想いのストーリー。

“家族写真を通して 日常〜非日常を感じてもらいたい” --- --- ◎ デザイン解説のようなストーリー 出張撮影「家族の日」は、家族が育った場所、撮影依頼者のご自宅にて家族写真を撮るサービス。 成長の度に逢える関係性、人と人とのつながりを大切にする。 フォトグラファーchihoさんが、「家族の日」をはじめたきっかけは。 --- もともと趣味で家族写真、スタジオ勤務で子供写真を撮影している時に、“人と人とのつながり”が大切であることを感じていた。 2011年、