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ラグビー 記事まとめ

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2023年8月の記事一覧

【RWC2023】出場チーム紹介④ プールD

日本(ジャパン)はプール戦突破なるか。 強豪イングランドとアルゼンチンに挑む。 ラグビーワールドカップ2023™フランス大会の出場チーム全20チーム、プールごとにチームや注目選手を紹介します。今回は最終回プールDです。 前回大会で大躍進した日本とラグビー発祥の地・イングランド、南半球の強豪アルゼンチンの三つ巴から抜け出す2チームはどこか? さらには上昇気流で世界ランキングが日本よりも上位に来たサモアが奇跡を起こすか? チーム紹介イングランド ラグビー発祥の地。200年

【読書メモ】もっともわかりやすいラグビー戦術入門ガイド/井上正幸

ラグビーワールドカップ2023フランス大会の開幕まで約2週間を切りました。 日本代表の7月に入ってからのテストマッチの結果は1勝5敗。 色々と心配な部分はありますが、 W杯本戦に入ったらそれらが杞憂であったと感じさせてくれるような活躍を期待しています。 今回紹介する本は、ラグビーワールドカップ2023を観る前の予習にお勧めだと思います。 特に、昔は実際にプレーしていたが長くブランクのある人が最新の動向について確認するのに良い本だと思いました。 内容としては、基本的なルー

2023年度高校日本代表候補 第1次メンバー紹介 WTB/FB その3

【WTB/FB】その3 林総大(御所実業) 1年時からFBのレギュラーに定着。花園では3回戦に進出した。2年時にはU17近畿の主力としてKOBELCO CUPで活躍し、U17ユーストレセンメンバーにも選出された。花園は県予選決勝でライバル天理に敗れ、出場を逃した。最終学年となり、主将に就任。2月の近畿大会では順位決定戦で京都成章に屈し、選抜大会の出場はならなかった。 抜群のスピードと高いアジリティが魅力で、巧みなランで一人で局面を打開できる。キックも上手い。 林勇太(茗溪

イタリアで見つけたラグビーの価値

ミラノ・リナーテ空港から歩いて15分、上空を忙しなく飛び交う飛行機の下で幼い子どもたちが楕円球を追いかけていた。「サマーキャンプだ。彼らがやっているのはラグビーじゃない」。話しかけてくれたのはAS Rugby Milanoで16歳以下(14、15歳)のアカデミーコーチを務めるトマーゾ・マリア・パリーニ。「トマちゃんと呼んでくれ」。気さくな笑顔でエスプレッソをご馳走してくれた。 AS Rugby Milanoはミラノをホームとするクラブ、トップチームは国内リーグ「セリエA」で

【RWC2023】出場チーム紹介③ プールC

世界ランキング8位~11位の4チームが争うプール。 プール戦は混戦必死。 ラグビーワールドカップ2023™フランス大会の出場チーム全20チーム、プールごとにチームや注目選手を紹介します。今回はプールCです。 プール抽選会の時には他のプールと同じ条件だったが、2023年8月現在8-11位の4チームが所属するプールとなりました。どこが勝ってもおかしくない混戦が予想されます。 チーム紹介オーストラリア 伝統的な「ラグビー王国」だが、近年は他競技に押され国内人気の低迷ととも

リーダーの姿は人それぞれ。一つだけ外してはいけないもの。

巷ではバスケワールドカップが始まりましたが、個人的にはこの後始まるラグビーワールドカップに注目しています。 前回のワールドカップで「ジャッカル」で有名になった姫野選手が、今回のチームキャプテンだそうです。その姫野選手が「リーダー」について話している記事があったので注目してみました。 若手を育てることは違う??? なぜ注目したかというと、この冒頭のフレーズ。リーダーが若手を育てるのは間違っているってどういうこと?? リーダーの一番大事な仕事は「次のリーダーを育てること」と

2023大学ラグビー菅平練習試合:明治対帝京を簡単な数字で見てみた

みなさんこんにちは 夏も終わりに向かって少し涼しくなってきたような気がします 今回は菅平で行われている各校の練習試合のうち、明治大学対帝京大学についてレビューをしていこうと思います それではまずメンバー表から だいぶメンバーも固定化されてきた頃合いでしょうか 次にスタッツです 極端な差はなさそうですね 順番に見ていきましょう 明治のアタック・ディフェンス明治のアタックシステム 明治は3人のSOが存在するようなアタック様相を示していて、10番の伊藤選手、12番の廣

<ラグビー><ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(8月第四週)その1

注:今週はかなり長いので二つに分けて投稿しました。 (どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  8月24日は、ラグビーの日だそうだ。なんでも1823年8月24日にラグビー校のウィリアム・ウェッブ・エリスが、「フットボールの試合中に興奮して、禁じられていたボールを持って走ってしまった」という日なのだそうだ。一応「諸説あり」ということをカッコで付けているが、これは文字通りの「伝説」でしかないことは、今は定説になっている。  詳細を繰り返すことはし

<ラグビー><ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(8月第四週)その2

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  夏の行事はだいたい嫌いだ。盆踊り、花火大会、ラジオ体操、水泳教室、高校野球、プール、海水浴。それに、終戦記念日や原爆慰霊祭という、20世紀半ばの日本の暗い記憶を思い出す時期でもあるため、明るい気持ちにはなれなかった。そんな中でも、好きだったのは夏休みの怪獣映画(子供時代の私は寅さん映画が嫌いだった)と、さっさと宿題を終わらせた後の何もない空白の時間だった。  だから、夏休み最後の日になる8月31日ま

ラグビーのある景色を求めて、トレビーゾ

ドアを開けると、チーズが焼ける匂いでむせ返った。店内に飾られた色とりどりのサッカーチームのタオルマフラーの中に、緑と白のジャージーを見つけた。その一角だけ、何か神聖なものが宿っているように思えた。 イタリアの東の上、的確にその場所を示せないときはベネチアのすぐ近くと言った方がイメージしやすいかもしれない。トレビーゾはそんな小さな街だった。 日本から約24時間、ベネチア・マルコポーロ国際空港からバスと電車に揺られて約1時間。埃が舞う小さな駅を降りてホテルを目指した。ホテルの

熱いハートと、人と人とのつながり。 CTB / 栗原 由太

真っ直ぐな熱いハートで、ずっとラグビーに向き合ってきた。要所要所で怪我にも見舞われてきたが、そこで色々な人の支えで成り立っていることを感じ取り、壁を乗り越えてきた。"ONE for ALL,ALL for ONE"のラグビー精神を体現するにふさわしい仲間とも出会ってきた。ラグビーっていいスポーツだなあと改めて感じさせる話を、このインタビューでたくさん聞かせてもらった。栗原 由太選手のこれまでの道のりを辿ってみよう。 仲良しの子のお父さんに誘われて、ラグビースクールに入る4歳

【RWC2023】出場チーム紹介② プールB

世界ランキング1位~5位が3チームの大激戦プール。 プール戦を突破するのはどこか。 ラグビーワールドカップ2023™フランス大会の出場チーム全20チーム、プールごとにチームや注目選手を紹介します。今回はプールBです。 前回優勝国の南アフリカと、現在世界ランキング1位のアイルランドを中心とするが、世界ランキング5位まで上がっているスコットランドも侮れません。 チーム紹介南アフリカ共和国 前回大会であるW杯2019優勝国であり、現在世界最強国の1つである南アフリカ共和国。

鈴鹿ライフ#81|チームで始動、スタートキャンプとアナリスト隊2023!

ヒートは、今週月曜日からプロ選手もチームに合流 全体練習、いよいよスタートです シーズンスタートに毎年行う、通称「スタートキャンプ」 今週1週間は、その「スタートキャンプ」を鈴鹿にて行いました 練習に加え、たくさんのミーティング コーチングスタッフやマネジメントスタッフ、各領域からのプレゼンテーションでの落とし込みがあり、ミーティングのボリュームは満点 それぞれの分野のプレゼンターはもちろん大変なのですが、それ以上に大変なのが通訳スタッフ 資料の翻訳作成に加え、

【RWC2023】出場チーム紹介① プールA

開催国フランス、伝統国ニュージーランドが開幕戦で激突。 この2強でプール戦突破は決まりか? ラグビーワールドカップ2023™フランス大会の出場チーム全20チーム、プールごとにチームや注目選手を紹介します。今回はプールAです。 開催国フランスは開幕戦で世界ランキング3位、過去のワールドカップで最多優勝を誇る強豪国ニュージーランドと対戦します。 チーム紹介フランス 開催国としてワールドカップが決まってから、2023年をピークにするようにチームを作ってきました。その集大成を