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ラグビー 記事まとめ

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note公式のラグビーマガジンです。ラグビーにまつわる素敵な投稿を紹介していきます。
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記事一覧

エディージャパン シリーズ5戦を終えて

日本代表の夏のシリーズが終了し、JAPAN XVとして臨んだ2戦も含め、5試合を戦い、1勝4敗という戦績に終わった。 第2次政権となったエディージャパンの最初のシリーズを振り返る。 日本 17-52 イングランド JAPAN XV 10-36 マオリ・オールブラックス JAPAN XV 26-14 マオリ・オールブラックス 日本 23-25 ジョージア 日本 14-42 イタリア ※各試合のレビューは別投稿を参照 「超速ラグビー」を掲げ、強化を開始した日本。 初戦のイング

KOBELCO CUP 2024 U17近畿が2連覇!!

近畿の優勝で幕を閉じた「U17の部」決勝リーグを振り返る。 ◯試合結果 U17近畿 21-7 U17九州 近畿は力強いFWとSO杉山祐太朗(京都工学院)を中心とした質の高いBKで押し気味に試合を進行。 九州もディフェンスで粘りをみせるが、 近畿は前半6分にラインアウトモールを押し込んでFL島﨑壮汰(大阪桐蔭)がトライ。 14分には自陣からFB井上将悟(常翔学園)がブレイクしてビッグゲインを創出すると最後はWTB林宙(京都工学院)がトライ。前半は14-0。 九州もしのぎな

セブンズについて

現在開催中のオリンピックにてセブンズ競技は先日男女ともに全日程が終了。 男子は5戦全敗で最下位の12位。 女子はプール戦2連敗後、ブラジルに快勝して勝ち点5で3位となったが、各組3位の上位2チームには入れず、ベスト8を逃した。 それでも、9~12位決定戦では南アフリカ、ブラジルを破り、過去最高の9位という戦績で大会を終えた。 オリンピックでは2016年リオデジャネイロ大会から正式種目に採用。 男子はニュージーランドを破るなど好成績を残し、決勝トーナメントに進出。準々決勝で

「普通がいい」と言う彼の普通とは違う人生 ~ BR東京・中澤健宏(前編)

2023-24シーズンをもってリコーブラックラムズ東京(BR東京)を退団、ラグビー選手からの引退を発表した中澤健宏さん。銀行員から転職、中途採用社員ラグビー選手という異色の経歴を持つ中澤さんのMyStory。 前編ではラグビーを始めたきっかけから、一度はラグビーを引退、そして再びラグビーに戻ってくるまでの変遷を伺いました。 (取材日:2024年7月) ーー現役生活お疲れさまでした。まずは、引退を迎えた今のことをお聞かせください。 「やりきった」という思いが強いです。本当

イングランド生活、一旦終わり。

遅れての報告になりますが、無事にセールシャークスでの2023/24シーズンを終えることができました。これがイングランドで過ごした3シーズン目となりました。 今のところ、直近でイングランドに戻る予定はありません。 2023/24シーズンは、ウスターウォリアーズの財政破綻によるチームの解散から始まったタフなシーズンでした。 イギリス人は比喩で「ジェットコースターのような…」と頻繁に使いますが、まさにジェットコースターのようなシーズンでした。 無事に移籍先が見つかったは良いも

<ラグビー>2024年シーズン(7月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  『アケロンの渡し守』という短編小説を書いた。アケロンの河というのは、ヨーロッパ文化における三途の川に似たものだが、三途の川と異なるのはそこが地獄への入口であることだ。そしてその河を渡る舟を操るのが、カロンという渡し守である。このカロンが、地獄へ向かう舟に無理矢理乗せる人々の有り様を、オムニバスにしてみようと思ったのだ。そして、そのオムニバスに出てくる数人の地獄行きとなる人物を造形するとき、そのモデルとし

初めて本当のラグビーに触れた気がした(ビタバレ、最後まで楽しみましょう)

『ビタバレ』 私が2カ月間所属したビーチラグビーサークルの名前だ。 練習場所が渋谷だから、渋=bitter(ビター)と谷=valley(バレー)→『ビタバレ』。短絡的なほど単純で語呂がいいチームの名前は、肩を組んだ円陣で「1,2,3 ビタ バレ👍」と声に出すとメンバーの熱が集まって最高に一体感を上げてくれる。 私たちのリーダーでありコーチである喜連さんがよく使う「ぎゅっ」となっている感じだ。 私は、小中高と通じて、体育の成績は5段階の2という運動音痴。ジムのパーソナルト

日本代表・桑野詠真~自分が成長することにフォーカス~【PLAY BACK Interview⑦】

Text by 大友信彦(静岡ブルーレヴズオフィシャルライター) Photo by 静岡ブルーレヴズ /谷本 結利(静岡ブルーレヴズ オフィシャルフォトグラファー) 7月21日、札幌ドームで行われたリポビタンDチャレンジカップ2024のイタリア代表戦で、静岡ブルーレヴズのLO 桑野詠真 は背番号4の桜のジャージーを着てピッチに飛び出した。 旧ヤマハ発動機ジュビロに入団して8年目。5月の日本代表トレーニングスコッド菅平合宿に招集され、連日朝6時からの4部練習でハードなトレーニ

世界最高峰への挑戦が成功か失敗か、決めるのは私だ

こんにちは。 季節は夏。 一年の中でイギリスが天気で本気を見せる時期です。明るくて、暖かくて、カラッとしています。 冬は驚くほど暗くて、寒くて、雨ばかり。 足して12で割って欲しいくらいの差です。 イギリスに渡って11ヶ月が経ち、 合計で22試合をチームとして戦いました。 そして 一年目のシーズンが終わりました。 長かった。とにかく長かった。 「シーズンが長くて沢山試合ができるから」 というのもイギリスに来た一つの理由だったのに、これが私をめちゃくちゃ苦しめた。

エディージャパン イタリア戦レビュー

日本 14-42 イタリア (前半 7-24) 【試合内容】 日本は相手のフィジカルの強いディフェンスに苦しみ、これまで序盤にみせたテンポのいいアタックでの立ち上がりは披露できず。 ゲインラインを突破できずに逆に押し込まれ、キックも上手く使えず。相手の反則などから32分頃に敵陣深くに迫るも、最後はノックオンで機を逸する。 3分にPGで先制したイタリアは8分にデザインされた移動攻撃からトライ、13分にはラック周辺のターンオーバーを起点にトライを挙げ、35分にはキックカウンター

鈴鹿ライフ#92|シーズン4スタート!新生ヒートアナリスト隊始動!

ヒートはオフシーズンが終わり、今週からチームの活動がスタート 僕にとって、4シーズン目のヒートでの仕事が始まりました よってこの鈴鹿ライフも、シーズン4の開幕です 6週間のオフはあっという間でしたが、とても充実していました オフ中も、ラグビー三昧 イングランドへ行ってプレミアシップの決勝を観戦 そして、国立で日本代表vsイングランド代表を観戦 どちらの試合もすごく面白かった 仕事としてじゃなく、1人のファンとして純粋にラグビーを楽しみました オフのラスト2週

プロラグビー選手が競技外の活動を始めて痛感した自分の未熟さ。

私はラグビー選手として活動していますが、 昨年2023年からラグビー選手と並行した形で、東北地方を中心にラグビーの「普及活動」と「競技力向上」を目的としたプロジェクトを立ち上げ活動しています。 今年もたくさんの方々のご支援があって継続して活動を進めることができています。 本当に感謝しております。 自分はこれまでスポーツばかりして生きてきました。確実に勉強の時間よりもスポーツをしてきた時間の方が長いです。 少年時代の私は、スポーツで飯を食うんだ!とそんなことだけを考えていまし

ラグビーに力をもらえた日 2024年6月22日 日本代表vsイングランド

さて。 がん告知から4日後の22日。 国立競技場でのラグビー日本代表対イングランド戦観戦に行ってきました。 短絡的な私は、がん告知前に、 がん告知→即入院→手術 という脳内設定に合わせ、イングランド戦は見に行けないや、と思っていたのですが、とりあえず24日の治療方針決定まではフリータイム! 最初の設定通り、東京遠征となりました。 国立競技場って座席の間隔が狭い上に、前の席との間もギリギリ、しかも他のスタジアムだと、座席から階段通路まで二方向あるのに、ここは一方通行のみ!

トゥールーズとの合同アカデミーキャンプの魅力と、3つの想い

皆さま 日頃より静岡ブルーレヴズへのあたたかいご支援・ご声援をいただきまして誠にありがとうございます。 海外事業を担当している 正本 豊(まさもと ゆたか) と申します。 私は地域連携の担当もしており、以前、コチラのnoteでも自己紹介をさせていただきました。 今回のnoteでは、もう一つの担当である海外事業について、特に、現在準備を進めているフランスTOP14のクラブであるスタッド・トゥールーザンとのアカデミーキャンプのことをご紹介させていただきます! 1. スタ