ないき(組織開発・チームビルディングコンサルタント/社労士)

20年以上の人事総務の現場で「社内のお母ちゃん」の経験を活かすべく世間に飛び出しました…

ないき(組織開発・チームビルディングコンサルタント/社労士)

20年以上の人事総務の現場で「社内のお母ちゃん」の経験を活かすべく世間に飛び出しました。チームビルディングで組織の機能していないところを見つけて、自分たちで目標達成できるようになるまで伴走しています! 問い合せ先/  https://naiki-sr.studio.site

最近の記事

周りが変わらないからって・・・そりゃ変わるわけない

とあるお客さんがこぼした悩みから、ちょっといろいろと考えることがあったので書いてみたいと思います。 面倒みていたリーダーが辞めたいと言ってきた 経営層が気にかけていたリーダー職の人が、部長になるところまで来ていたのですが、辞めたいと言ってきたそうです。 この方は私も知っている人で、少々事情が複雑です。 実は一度会社を退職した経験があり、その後、事情があり戻ってきた後も経営層が気にかけていた人物です。 まあ、経営層の気持ちとしては穏やかではいられないのも理解できます。

    • 自分にとって資格は相手を知るための第一歩

      noteのコンテスト企画のお題が目に留まりました。 #仕事での気づき、#挑戦してよかった 自分ならどう答えるかと考えてみました。 挑戦したのは社労士資格取得 人生もどっぷり後半の私ですが、これまで挑戦と言ったら何になるかと考えるとやはり「社会保険労務士」の資格を取ったことだと思います。 取ってよかったと思うのは ・自分にもやりきる根性があるとわかったこと(たぶん強み) ・相手に話を聞いてもらうバックボーンになったこと ・いまの組織開発の仕事を始めるきっかけになったこと

      • リーダーには意志を期待をしてしまう

        巷では小泉進次郎さんが話題になっているようですね。 同じ神奈川県民としては応援したいところですが、本当に総理大臣になれるかどうかはまだまだわからないですね。 進次郎さんに見るリーダーの姿 政治家としてはお若いですし、イメージだけで経験がないと言われています。ただ少しだけ期待してしまうのはこれまでのリーダーとは違うと感じさせてくれるところかもしれません。 個人的に印象に残ったのは 「いつまでも議論ばかりしていないで、決めて実行する」と話されたことです。 組織でもよくありま

        • 働き続けるなら心の筋力も鍛えたい・・・

          前回のブログでロバート・キーガンの成人発達理論をベースに採用してはいけない人について書きました。あらためてこの理論を復習していて、これはシニア世代の働き方にも通じると思い、もう少し深堀してみたいと思います。 成人発達理論、他の段階は? 成人発達理論は年齢を重ねたら成長するというものではないので、年齢に関係なくその段階が人によって違います。人の器みたいなものです。 〇第2段階:自己主導的段階 自分の欲求や感情に基づいて行動する。他者の視点を理解するのが難しい。他者との関係

          育成できないなら採用してはいけない

          もうすぐ8月も終わりですね。今月は社労士仕事で関わっている会社で突然の退職者が出たため、その対応に追われていました。 過去一ひどい退職だった・・・ 今回は正直に言うと私の経験上、一番ひどい退職の仕方でした。 個々の人生ですのでどの会社でどのように働くかは個人の自由だと思うので辞めることについては何とも思わないのですが、辞め方がひどすぎました。 ずっと学んでいる組織開発との絡みもあって、モヤモヤが抜けませんでした。 そんな時、社労士&コンサルの先輩がnoteでこんな記事

          上司と部下の関係性は永遠の課題

          上司・部下の関係性はいつも難しいなと思っています。今週はどちらもわかるなぁと思ったことがあったので書いてみたいと思います。 ある店舗の話 店舗運営をされているお客様の一店舗にお邪魔してきました。 店長(男性上司)と社員(女性部下)2名、その他パートさんが数名いらっしゃいます。 店舗運営について、店長と部下2名の方でどうしたら上手くいくか話し合いをしました。 その中で部下の方が・・・ 「店長っていったいどんな仕事しているんですか!!」 ちょっとキツイなぁと思ったのです

          人の上に立つ人の器を考えさせられた

          お盆休みに入りますので、今回は軽い?話題でいこうかと思います。 先日、知り合いの方と映画キングダムの感想で盛り上がりました。 映画キングダム・王騎将軍 ご覧になった方も多いかと思いますが、王騎将軍のカッコよさで盛り上がりました。 私は原作は読んでいなくて、映画しか見ていません。 今回はラストの王騎将軍のリーダーとしての姿のカッコよさ一択です(笑) 重傷を負いながら、なおも次世代(信)に対して上に立つ者としての覚悟や景色(視点の高さ)を身をもって伝えているところに感動

          それが達成できたら社員はどんな風に働いていますか?

          ここ数年人材戦略の個別コンサルの仕事をしています。 最近の傾向として、何かお困りごとが具体的に明確になっているというより、自社の場合はどこから手をつけたらいいのだろうという会社が増えたような気がします。 先日も新しいお客様のコンサルがスタートしました。 マッキンゼーの7Sをベースに社長の話を聞いていく 今回もなんとなく考えている「戦略」を明確にしたいということでスタートしました。 最近は人事関連のセミナーは増えたので、 ・戦略 ・ミッション、ビジョン・バリュー ・人材

          それが達成できたら社員はどんな風に働いていますか?

          意外と役割分担って話し合われていない

          お客様と話していると、仕事の役割分担がきちんと話し合われていないケースに出くわします。案外これが仕事を止めてしまう原因のような気がします。 人事異動や昔からの慣習と個々の当たり前 少し大きめの会社だと人事異動が行われることは普通だと思います。 部長が変わったり、課長が変わったり。 何らかの理由で部署を異動になったり。 また、組織改編とまではいかなくても部内の機能を変更しているのに、言葉の定義がそろっていないために昔からの慣習で、これはそっちの役目とか、ベテランの当たり前

          テレワークとマネジメント

          今週話を伺ったお客様から久しぶりにテレワークの課題をお聞きしました。 あまり問題だとは思っていない様子だったのですが、ちょっと気を付けないとマズイなぁと思いました。 テレワークチームの売上が下降気味? こちらの会社では業務によって出社チームと完全テレワークチームに分かれているそうです。 話によると出社チームは少人数なのですが、業績は好調で全体の6割を稼いでいるのだとか。 それに対して完全テレワークチームは、売上が下降気味でどうしたもんかなと思っているとのことです。 売

          決める覚悟を持つ

          今週は「決める」という場面に立ち会うことが重なりました。 自分たちで決める あるお客様の部長職が集まる会議に参加しました。 この会社は部長職がほぼ次の世代に代わって、これからはこのメンバーが会社を引っ張っていきます。 今回、営業部長から新規案件をいただいた時の、話し合いの進め方について議論のテーブルに上がりました。 もちろん営業がお客様との窓口なのですが、営業だけが決められることは少なく、専門知識を持った各部がいろいろな場面で関わることが必要です。 営業部長はこれま

          残念な言葉使っていました・・・😅

          以前、どなたか記事にされていて面白そうだなと思って下記の本を読んでみました。 結構自信あったのに・・・ この本の中に残念な言葉が30個書かれていました。 私はそれなりに自信があったのですが、この中の7個も思い当たるフシがありました(泣) 30個を読み進めると、どっぷり昭和世代の私には結構凹む内容でした。 自分が該当した7個全部を挙げるとものすごいことになってしまうので、その中の一つについて感想を書いてみようと思います。 わからなかったら遠慮なく聞いてね まあ、よく

          もうできると言ってもいいかな??

          いつもは組織のことを書いているのですが、今回は自分のことを書いてみたいと思います。 今回で毎週投稿100回になります! ブログを毎日書いている諸先輩が周りにたくさんいるので、偉そうには言えないのですが、毎週投稿する!!と決めてから今回が100回の投稿となります。 何事も続けることが苦手な私にしてはよくがんばったと褒めてあげようと思います。 できるようになるには段階がある 私は組織開発コンサルタントとして、誰かの役に立っている仕事がしたいと思って個人事業主をしています

          部長は大変・・・でも伝えることをあきらめないで!!

          今週はたまたま二つの会社のある部長さんとお話する機会がありました。 全く別の会社なのですが、お二人とも同じようなところで悩まれているように思いました。 本当に考えていることはわかりやすい部長さん 一人は会社の人事・総務・経理を束ねている方です。 課長と意見が合わなくて、いろいろと苦労しています。 社内行事の話は何度となくしてきたのですが、社内行事を行う目的として「部門や職位を超えて、たくさんの人と話せるようなきっかけづくり」というようなことを言われていました。 ところ

          部長は大変・・・でも伝えることをあきらめないで!!

          上司と部下問題は永遠の課題?

          偶然なのか今週はいくつかのお客様で「上司と部下」の間にある課題について話を聞きました。 身近で起こった上司部下問題 今週いくつか話を伺った事例は次のようなものでした。 ・経験豊富な部長のもと、事務職員の定着が課題。2~3年で10名以上採用したが、結局一人も残っていない。どうしたらいいのか。 ・店舗運営において店長が部下に対して、あなたたちがきちんとやらないから本部から乗り込んできたと言った。 ・部長と課長の仲が悪く、部門員が気を遣いながら仕事をしていたが、ついに部門員が

          会社の強さって何だろう?

          会社の規模が大きいとか小さいということではなく、この会社強いなあと感じたことがあったので書いてみたいと思います。 世の中いろいろ起こっているのは? 最近では自動車業界で不正が発覚して、組織のTOPが謝罪するということが起こっています。 私は独立する前は医薬品業界に勤務していました。 ここも厳しい基準の下、様々なことが起こっています。 モノを作る会社であれば最初は設計や実験などがあり、実際の生産は工場など大きな設備で行うというケースはよくあります。 実際には現場の生産工