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人の上に立つ人の器を考えさせられた

お盆休みに入りますので、今回は軽い?話題でいこうかと思います。
先日、知り合いの方と映画キングダムの感想で盛り上がりました。


映画キングダム・王騎将軍

ご覧になった方も多いかと思いますが、王騎将軍のカッコよさで盛り上がりました。

私は原作は読んでいなくて、映画しか見ていません。

今回はラストの王騎将軍のリーダーとしての姿のカッコよさ一択です(笑)

重傷を負いながら、なおも次世代(信)に対して上に立つ者としての覚悟や景色(視点の高さ)を身をもって伝えているところに感動しかなかったです。

そして最期の時に王騎将軍の矛を信がしっかり握りしめている姿を見て、なんだかそれが王騎将軍の思いというか魂のように見えて、こうやって自分の思いを次の世代に伝える姿に、とにかく「かっこいい!!」しか感情として出てこなかったです。
最期に静かに目を閉じて終わりの時を迎える姿に涙です・・・。

一緒に話していた方も部長職をされている人なので、同じところに感動したようで、「ちっぽけなことで悩んでいないで、こんな風に自分の役割を果たしたい」と言っていました。

いい歳したシニアがこんなことで盛り上がるのも変なのですが(笑)

部長ができる人とそうでない人の違い

そんな話をしながら、あるお客様の様子を思い出しました。

そこの部長さんは、この組織の本来中心となるべき事業の将来性に危機感を感じて、外部の関係者を巻き込んだ新規事業プロジェクトを立ち上げました。

また自分の部内はそれぞれ課が独立して仕事をしているため、部としての一体感がないことに危機感を感じて、このプロジェクトを通じて一緒に成果を上げることで、部としての力を上げたいという思いです。

当初はプロジェクトの進行を課長に任せていましたが、初めての経験で思うように進みませんでした。
そのうちプロジェクト進行を勉強したことがある、その下の人たちが、自分たちに進行をさせてほしいということで、先日進め方を見させてもらいました。

しっかり準備してきて確かにプロジェクト自体は進んだ感じです。
それはそれで良いのですが、部長がイメージしていた部全体で成果を上げるというところからは離れてしまったような感じです。

結局、課長もその下の世代も自分の目の前のことを上手くやれるのは自分たちだと思っていて、それぞれがこの事業の成功のためにどういう役割でどう関わって進めていくかという視点が見えてきませんでした。

この点に関しては今後、どう立て直すかは課題が残っています。

部長(リーダー)の要件

よく言われる部長の要件は
・経営視点を持ち、会社全体の戦略を考える
・経営資源(ヒト・モノ・カネ)を効果的に活用し、
 組織の成長と収益向上に貢献する
・長期的な視野で新規事業の立ち上げや業務改善を行う

ということだと思いますが、
それに対して課長は
・現場視点で、日々の業務管理や部下の指導に重点を置く
・部署の戦略を実行し、現場のトラブル解決や教育管理を担当する
となります。

先ほどの例はまさにこの通りなんですが、部長(リーダー)になりたい人は目の前のことや自分のためだけではなく、大きな視点を身に着けることが大切だと思いました。

他者に対する思いやりや貢献意識

大きな視点を身につけると簡単に書きましたが、難しいことですね。

とあるお客様で、実務能力がとても高い課長に少し上の仕事にチャンレンジしてもらいました。

この課長は部長になりたかったので、一生懸命やろうとしていました。
しかし、これで成果を上げて部長になろうとしていたので、いろいろと部下や周りの人たちに指示や考えを伝えても「自分の昇進のため」というところが透けて見えてしまい、なかなか思うように進みませんでした。

結局、思うように進まないことにいら立って、最後は部長への不満をぶちまけて退職ということがありました。

課長だけの責任ではないのですが、このことも含めて、部長職につけるというのは実務能力が高いということだけではなく、一段上の視座を持てるかどうどうかなのだと思います。

よく人間力の高い人に人はついていくと言われますが、人間力って曖昧な言葉だと思います。

人間力の高い人の特徴を検索してみたら
・自分の強みや弱みをよく理解している
・ 自分を肯定し、自信を持っている
他者に対する思いやりや貢献意識が強い
と出てきました。

これを見て、人の上に立つからにはその人たちに対して「思いやりや貢献意識が強い」というのは必要なことだと思いました。

そういうのはどうやったら身につくのでしょうか。
また、、、キングダム見に行こうかなぁ。休みだし・・・。




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