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プロ野球 記事まとめ

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2023年9月の記事一覧

いくつになっても、素直に謝罪できる人間でありたい【野球バカとハサミは使いよう#27】

引退危機の福盛和男が見せたアポなし謝罪 仕事をしていると、時に大きな失敗をして、上司を怒らせてしまうことがある。プロ野球界では、かつて東北楽天のクローザーを務めた福盛和男がそうだった。彼はあることで当時の野村克也監督の怒りを買い、あわや失職の危機に陥った。  そもそも福盛は1995年にドラフト3位で横浜に入団以来、先発投手として活躍したこともあったが、長続きはせず、辛酸をなめた時期の方が長い投手だった。2003年オフには近鉄にトレードされ、翌年には楽天球団創設に伴う分配ドラ

【中日ドラゴンズ】変則連戦終了!スタメンから来季の構想を探ってみた

変則な8連戦(1試合はノーゲーム)を終えたドラゴンズ。シーズンも残り4試合。来季に向けた作業が進んでいます。 立浪監督が思い描くプランは一体何なのか。シーズン終盤、Bクラスが確定している中での8連戦。そのスタメンから、野手陣の構想を探りました。 立浪監督の苦労、迷いが垣間見えました。 細川選手の打順 大きくメンバーが変わることはありませんでしたが、打順をコロコロ変え、何かを掴もうとしている立浪監督。ノーゲームになった時のスタメンも含め、1試合も同じスタメンがありません

【9/26阪神戦●】今年のヤクルトと、私の毎日と。

なんといってもこちとら、最下位争いのまっただかなかである。しかもかなり、熾烈である。なんなら、去年の優勝争いよりも熾烈である。いったいもう、どうなっているんだこのチームは。 朝晩は涼しくなり、私はいいかげん、夏を諦めなければならない覚悟を決める。今年も本当に、あっという間に過ぎ去ってしまった。夜の神宮でおいしくビールを飲める時期は、ほんとうに短い。 今年はなかなか神宮へ行けないまま、秋が来てしまった。仕事が慌ただしい…と、いうよりは、中1と小4になった子どもたちが、なんだ

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藤田の引退試合は大敗

お断り 今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。 藤田の引退試合11-3で大敗 9月27日ベイスターズはヤクルトに11-3で大敗しました。先発坂本が4回3失点。負け覚悟の試合なら来季のために坂本をもう少し投げさせても良かった感じはします。5回に登板した濱口が3四球で3失点。相変わらず逃げの投球でした。自らの悪送球も含めて

7年前のベイスターズ戦を思い出すような展開でスワローズが二桁得点の大勝

改めて「にほんブログ村」に登録したのでクリックいただけると幸いです。 今日の試合後には、ベイスターズとイーグルスで活躍した藤田選手の引退セレモニーが開催された。個人的にはこの時期の横浜スタジアムでのベイスターズ戦で引退セレモニーと重なった試合として思い出すのは、2016.9.29の三浦投手(現監督)の引退試合である。スワローズファンにとっては、当時在籍していた廣岡選手が三浦投手から一軍初本塁打を放った試合として覚えている向きも多いのではないだろうか。 今日の試合は、7年前

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熱男・マッチ引退

プロ野球もシーズン終盤を迎えて、セパ両リーグともに優勝したチームは決まったものの、CS進出に向けて激しい試合が続いている。 一方で、寂しい話題があがるのもシーズン終盤だ。 各球団で今シーズンでの引退を表明した選手たちの引退会見や引退試合が行われている。 楽天ゴールデンイーグルスの悲願、 チーム初のリーグ制覇・日本一に貢献した藤田一也(現横浜DeNAベイスターズ)。 父・兄ともに元プロ野球選手と野球サラブレッド、通称「尾張のプリンス」こと堂上直倫(中日ドラゴンズ)。

村上選手の拙い守備を契機に逆転負けを喫したスワローズは最下位に転落

改めて「にほんブログ村」に登録したのでクリックいただけると幸いです。 自分は初優勝・日本一の翌年(1979年)に最下位に転落した年をリアルタイムで目にしたが、この年は低迷するチーム状況に対してフロントがコーチの休養を決断したことを機に、広岡監督が反発してシーズン半ばに指揮権を放棄して退団するというゴタゴタがあった。 野村監督が率いてリーグ連覇した翌年(1994年)には、シーズン最終戦に敗れたら最下位という状況に追い込まれたが、最終戦のベイスターズ戦に勝って最下位を免れた。

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観客動員数で振り返る 2023年の埼玉西武ライオンズ

 2023年9月27日、東北楽天ゴールデンイーグルスとの試合で2023年ペナントレースのライオンズ主催試合(ホームゲーム)が全て終了しました。2023年シーズン、ライオンズは71試合を主催して、合計1422853人、1試合平均20040人を動員しました。今年から声出し応援が復活、自粛ムードから解放され、ライオンズは2022年の観客動員数1212233人(主催試合72試合、1試合平均16837人)から数を増やしましたが、2019年にリーグ優勝を果たした時は1821519人(主催

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風を読んだベテランのプレーと風が呼んだ若手の走塁、そしてそれを生んだ伏線

荒木貴裕選手の現役最後の試合を神宮で現地観戦でした。 試合評の更新は遅れますが、荒木選手がメインとなったフリーコラムがありましたので「スワローズ観察日記R別館」でも無料公開いたします。 この文章は2015年4月2日「スワローズ観察日記R」にフリーコラムとして掲載してものです。 神宮には強い風が吹いていた。 それも良い天候のときはホームからセンターへ吹くのだが、時折細かい雨が混じる天候に合わせ逆風となっていた。 “地の利”という言葉があるが、本来はその風を味方にするのはスワ

サブロー新体制への3つの懸念(開幕前執筆&未完)

二軍ロッテの選手起用法を追っている当アカウントとして、サブロー新体制がどんな野球をするのかは非常に気になるところです。 本note以下の構成で物事を順番に整理していこうと思います。 1. 引退後の経歴 2016年    現役引退  2017年    ロッテ球団のスペシャルアシスタント ★2018~2019年 アマ野球記事の執筆活動(日刊スポーツ) ★2020~2021年 東北楽天 ファームディレクター  2022年    〃 スカウティングアドバイザー(いつの間にか)  2

窮地を救ってくれるのは、意外な人かもしれない。7連敗中のロッテ。「走る」和田選手が決勝打。全得点に絡み3位再浮上に貢献

窮地に陥ったとき、救ってくれる人は意外な人かもしれない。7連敗中のロッテ。4位に後退したチームを救ったのは9番打者の「走る」和田康士朗選手だった。決勝打を放ち、終わってみればチームの全4得点に絡んだ。体調不良者続出の中で、走って守る選手が「打」で勝利に貢献。ロッテは再び3位に浮上した。 ロッテは27日、北海道で日本ハム戦に臨んだ。体調不良の選手が約10人いる危機的状況。オーダーを組むのも苦心している。チームは2018年9月以来の7連敗中だった。 そんな窮地を救ったのが、こ

岡留英貴の真っ向勝負に来年以降の希望を見た【9/27 対ドラゴンズ戦●】

ペナントレース最後の甲子園球場での試合。最後の最後まで何位になるか分からないシーズンが続いたから、穏やかな気持ちでシーズン終盤を迎えたもの久しぶりだ。試合は序盤に先制を許し、その後もじわりじわりとリードを広げられて敗れた。 それでも確かに、来年への種はまかれた。 先発した冨田蓮。リリーフした西純矢、及川雅貴の3人は共に2001年生まれ。平均年齢の低いタイガースの中でもひときわ若い3人だ。 そして9回のマウンドに途中から上がった岡留英貴もまた、大卒で入団して2年目の若い投手で

久しぶりにカープ2軍の由宇球場で野球観戦してきました(山口県岩国市由宇町)

広島東洋カープの2軍の本拠地は広島県ではなく、山口県岩国市の由宇球場にあります。自然に囲まれた球場へ行ってきました。 山々に囲まれた広島東洋カープの2軍専用球場です。 最寄駅はJR山陽本線の由宇駅です。 観戦時の天気 観戦当日は天気予報は曇りのち雨。試合前の練習ではポツポツと少し雨が降っていましたが・・・ なんとか晴れて最後まで観戦することができました。 時折り風が吹いてますが、まだまだあっついです💦💦💦。 球場での食事 飲み物は水筒にスポーツドリンクを入れて

【試合感想文】 9/27楽天1-2西武:技術の結晶と限界を同時に見た

銀次の技術の粋と限界を同時に見た惜しかった! 1点を追う9回表の攻撃。1死2,1塁、太田光の打席で代打起用された銀次のアットバットだった。 東北と楽天が生んだ屈指の安打製造機が、この人らしい技をみせた。 マウンド上はクリスキー。7月下旬にNPBに復帰した長身右腕だ。 ファストボール連投で押してきた3球勝負。ファウル、ボールで1-1になった後の3球目の149キロだった。 故意に打球速度を遅くし、軽打で詰まらせ左前へ。 日本一に輝いた2013年に随所にみせた逆方向に運ぶ職

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