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プロ野球 記事まとめ

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2022年2月の記事一覧

すべて揃ってこその江越大賀【2/27 対ヤクルト戦○】

どうして、どうして彼のプレーはこうも僕たちをワクワクさせるのだろう。 昨季ペナントを制したスワローズとのオープン戦中継を見ながら、僕はそんなことをずっと考えていた。江越大賀のことだ。 身体能力はチームトップクラス。外野守備につけば落下地点まで最速で追いつくスピード、ベースランニングもびっくりするくらい速い。そして何より、どこまでも飛んでいくんじゃないかと思わせる鋭い打球。2年目には4試合連続ホームランを記録したこともあった。当時の金本知憲監督も惚れ込んだ才能に、僕たちファ

四球を減らすアプローチの考察~島内颯太郎を例に~

ルーキー投手の躍進が光った2021年の広島において、既存の投手で最も成長を見せたのが島内颯太郎ではないでしょうか。 平均150㎞超で質の良いストレートを持ちながら、投球の7割以上をストレートに頼る投球構成であったり制球難が災いして、入団から2年はこれといった結果を残せずにいました。 ところが、昨年はチェンジアップをレパートリーに加えたためか課題が解消され、シーズン終盤にはセットアッパーに定着しました。 ここでの課題が解消されたとは主に制球難の部分を指し、BB%は16.9%

2/27オープン戦感想とキャンプ総括

本日、阪神タイガースのキャンプが終了したので、昨日のオープン戦と合わせて気になった点をいくつか挙げます オープン戦感想 ★投手編 藤浪 ストレートは強さも制球も○ カットボール高い カーブは使えそう、武器にしてもらいたい テンポもよかった →先発ローテ入り前進、スプリットが気になる 及川 ボール先行が目立った、先発では立ち上がりが不安 ストレート、ツーシームのコースは良い →変化球わからん、中継ぎの方が良さそう 馬場 イラつくから見てない、ストレート遅い変化量微妙

念願の球団職員として働く。新卒2年目社員の現在地【TAKAism Vol.3 八巻采那】

ペナントレースを戦うチームの傍らで様々なファンサービスを生み出しているのは、ホークスで働く社員ひとりひとりです。 そんな私たち、ホークスを形作る中の人たちの考えていることや想いを発信していくため、 と題して、社員のインタビューをお届けします。 第3回は2020年に新卒入社をして、年間指定席事務局を担当するチケット運営部の八巻采那。なぜ新卒で球団職員になったのか?入社の経緯やコロナ禍真っただ中を駆け抜けてきたこれまでの社会人生活を振り返りながら、将来のビジョンについて聞き

舞洲で大はしゃぎ!舞洲スポーツアクティビティーラリーレポート【前編】

<トップ画像:©︎2022 MAISHIMA PROJECT> 舞洲プロジェクトでは、2022年1月8日(土)〜2022年1月10日(月・祝)の3日間、大阪エヴェッサ、オリックス・バファローズ、セレッソ大阪の3チームが中心となり、『舞洲スポーツアクティビティーラリー』を実施しました! 『舞洲スポーツアクティビティーラリー』とは、舞洲アイランド内の各施設で開催されているアクティビティを回ってスタンプを揃えると、ホテル・ロッジ舞洲でのお楽しみ抽選会に参加できるイベントです。お

どうしても物申したいユニフォーム その1

世界には2種類のユニフォームが存在する。 私が気に入ったユニフォームと、気に入らないユニフォーム。 これはそんな気に入らないユニフォームにひたすら文句を垂れるというコーナーである。 はい、ということで何の前触れもなく突然始まりました「どうしても物申したいユニフォーム」シリーズ。 続くかどうかは分からないが、記念すべき第1回のターゲットは… 埼玉西武ライオンズ ビジター 2021~ このユニフォームが登場したのは2019年。 当初はサードユニフォームとして19・20年に

2022年阪神戦力分析

どうも。とらぶるです。 TORAドラ2022第1回関連のnote第2弾として、2022年シーズンの阪神タイガースに対する自分なりの捉え方と補強ポイントをどう考えているかについて書いていきたいと思います。 今回はあくまでドラフトメインで、その一環としての分析ということもあり内容は大したことないです。(そもそも大したもの書けないです。)個々の選手に対する細かい評価はまたの機会にということで。 第1弾で指名結果の発表とちょっとした選手紹介を書いたので、見てない方はそちらも良かったら

立浪竜敗戦も打線に一筋の光が

 中日は27日、楽天イーグルスとオープン戦を行い、7対9で敗れました。この日は珍しく鉄壁の投手陣が打ち込まれてしまいました。しかし、課題の打撃面では7得点挙げるなど、一筋の光も見えた試合でした。 鉄壁の投手陣が・・  先発マウンドを託されたのは昨季、最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得した柳投手。2イニングを投げ、1失点と調整が順調に進んでいることを示してくれました。前日の大野雄投手同様、開幕ローテーションは当確のため、ここからイニング数を伸ばして開幕に向けて仕上げて

ファンサービスをしない監督 落合博満は野球ファンに何を与えたのか 第23章

 第23章 なぜファンは2008年の3位を悲しみ、2020年の3位を喜ぶのか  2008年のペナントレースは、のちにメイクレジェンドと呼ばれるほど劇的な結末を迎えることになる。  その呼び名の語源は、1996年だ。この年、巨人の長嶋茂雄監督が11.5ゲーム差をひっくり返した大逆転優勝をメイクドラマと呼び、流行語になった。    2008年は、巨人が1996年以上の14ゲーム差をひっくり返す大逆転優勝を果たしたから、メイクレジェンドと呼ばれたのだ。  2008年の開幕当

高寺望夢の先行投資【2/26 対中日戦●】

春季キャンプが始まった頃、糸原健斗や中野拓夢らの姿はなかった。試合が始まったら1軍に名を連ねるであろうメンバーがそろわなかった分、将来の活躍が期待されるメンバーが招集された。 高卒2年目の高寺望夢も、そのひとりだ。 昨季は公式戦の出場こそなかったが、東京五輪開催中に行われたエキシビションマッチでは1軍に呼ばれるなど、少しずつ歩みを進めている。秋のフェニックスリーグでは29打数16安打の打率.522を記録し、ファンたちを驚かせた。 高寺は1軍キャンプを完走した。1日キャプ

僕のユニフォームを着る彼女を思って

球春到来。シーズンが終わってシリーズが終わったと思ったら、いつの間にかキャンプも終盤。もうオープン戦が始まった。昨年、僕の応援している東京ヤクルトスワローズはありがたいことに20年ぶりの日本一になった。 思えば昨年のスワローズは見所が沢山だった。開幕の阪神タイガース戦では3連敗を喫し、主力選手がコロナ感染や濃厚接触で抜けて「あぁ…今年も最下位なるのだろうか」とうっすらと思っていたが、若手に中堅、ベテランと様々な選手の躍動で結果的には日本一。巷では優勝と最下位を繰り返すジェッ

【ポジ要素も】オープン戦レビュー 楽天VSヤクルト 2月26日

こんばんは、プロ野球・楽天ウォッチャーのジンと申します。 今回は初の試みということで試合レビューをしてみたいと思うので、どうか読んでいただければと思います。 ノーヒットノーランが取り沙汰されるも・・・まず、一試合目からなんなんですが、楽天イーグルスはノーヒットノーランからの幕開けとなってしまいました(笑) SNSではそれなりにファンから注目されたニュースとなり、残念な結果となってしまいましたが、私的にはそれなりに収穫のあった試合だと思います。 1.山﨑剛の守備が凄いま

佐藤輝明のキャンプでの様子と周りからの評価をまとめてみた!

こんにちは!かったーです! 今の阪神タイガースで1番注目を集めている選手は間違いなく佐藤輝明選手でしょう。 ルーキーイヤーの昨年はチームトップの24本塁打を放ったものの、後半戦には59打席連続ノーヒットを記録するなど波の激しいシーズンとなりました。 2年目の今シーズンはチームの中心選手として年間通した活躍が求められます。 そんな佐藤選手がどのようなキャンプを過ごしているのかと佐藤選手に対する周りからの評価をまとめていきたいと思います。 以前に藤浪晋太郎選手のキャンプ

迷うな突き進め江越大賀【2/20 対中日戦○】

「野球ファンって、どうしてキャンプを見るんですか?」 オンライン上でのとある交流で一緒になった人から、こんなことを聞かれた。 野球好きの間ではキャンプ情報を仕入れることはもはや当たり前のことだ。けれども、野球に関心のない人から見たら不思議に映るかもしれない。どうして公式戦も始まっていない段階で練習を見に行くのかと。そのときの僕は「普段はあんまり出番が巡ってこない選手がグラウンドにいるのが見られる」「練習後はサイン会などのファンサービスが受けられる」みたいなことを答えた。質問