【#5 読書記録】 今夜、世界からこの恋が消えても
こんにちは。
毎日、蒸し暑いですね。
この間、街中で
「あっついねー。夏はまだまだ続くね」
と話しているお母さんたちがいました。
私は毎朝、早朝に愛犬と散歩をしているのですが、
8月に入り、朝はほんの少しだけ涼しくなりました。
7月まで夜19時を過ぎてもまだまだ明るかった空は、8月に入ると同時にほぼ暗くってきています。
犬の散歩とか、朝・夕方外でまったり時間を過ごす人にだけわかる。
毎日、少しずつ時間が流れ、季節が変わっていくこと。
もう秋はどんどん近づいていること。
暦では8月は立派に秋だそうですが、感覚としてはやっぱり8月は夏です。
感覚で、季節を感じられることや
そういう時間を日常の中に入れられることは喜びだと思います。
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今夜、世界からこの恋を消えても
今夜、世界からこの涙が消えても
ずっと楽しみにしていた作品を読み終わりました。
素敵な物語。
「今夜、世界からこの恋が消えても」
前向性健忘という障害を負い、その日あったことは翌日には忘れてしまう、記憶を積み重ねることができない障害を負った女の子と、そんな彼女とあることがきっかけで付き合うことになる男の子の物語です。
清潔感と衛生感。
清潔感は装えるもので、衛生感は装えないもの。
誰かを想うときも同じで、
相手を想っていると主張しながら、本当は自分の思い通りにしたいだけ
相手のためといいながら、本当は自分が傷つきたくないだけ
そんな恋愛をきっと多くの人は経験している。
というよりも、この世界の多くの恋がそれなのかもしれない。
この物語に登場する男の子は、どこか冷めた人間。
そんな人間が人を愛すると、周りが温かくなるのはなぜだろう。
毎日相手を楽しませる。
毎日相手を笑顔にする。
たとえ、相手がその記憶を積み重ねることができなくても。
明るい人間はたくさんいるけれど、
これができる人間はこの世界にどれだけいるだろう。
この物語で
この世界にある本物の愛の形に、彼らが守りきった愛の形に触れたら
きっと、あなたも大事な誰かに会いたくなる。
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「今夜、世界からこの涙が消えても」
これは、続編というよりは、メインの登場人物が変わる。
「今夜、世界からこの恋が消えても」で
ヒロインの親友役だった子の物語。
もちろん、どちらも素敵なお話だったけど
どちらかといえば、私はこっちの方が好きだった。
こっちでも、新たな登場人物によって
見たことあるような、感じたことがあるような
温かい物語を見ることができます。
あまり書くと、前者の作品のネタバレにもなりかねないので
本当に読んでほしい、ただこれだけ。
読後感は最高で、
しんみり、どこか切ないけれど、でも温かい
触れたらきっと泣き出してしまうくらい
静かに、でも力強く、心に残る作品です。
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ここまで見ていただき、ありがとうございます。
\ わたしのこと /
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