657.どんな、わるいことでも、いいことをしただけで、気持ちが明るくなるんだよ。
考えてみると、
Come to think of it,
coucouさんはね、
Mr. coucou
とってもお馬鹿だったから、
I was so stupid
随分と、
a lot,
怒鳴られたり、
yelled at,
怒られたりしてきた気がする。
I feel like I've been scolded.
若いころは、
When I was young,
もちろん、世間知らずだったけれど、
Of course, I was ignorant of the world, but
あんまり、褒められたり、
Being praised too much,
優しくされた経験がなかった。
I have never been treated kindly.
だから、
that's why,
たまに優しくされたら、
If you are kind to me once in a while,
つい、嬉しくなって、
I suddenly became happy,
簡単に騙されしまう。
easily deceived.
だから、
that's why,
文句を言われたら、
If you complain
怒られたり、
get angry,
怒鳴られるのは、
Being yelled at
当たり前だと思っていた。
I thought it was normal.
だけど、失敗したことで
But by failing
許されない場合もある。
Sometimes it is not allowed.
そんな時は、
In such a case,
深く、
deeply,
深く、
deeply,
落ち込んでしまうんだ。
I get depressed.
そうなると、
Then,
もう、
already,
夜も眠れない、
I can't sleep at night,
昼間でも、
Even in the daytime
そのことで頭がいっぱい。
My head is full of that.
もう、
already,
何にも手がつかない。
I can't do anything.
何にもやる気が起こらない。
I don't feel motivated to do anything.
誰にもせいにできない、
I can't blame anyone
だって、自分が悪いんだものね。
Because it's my fault.
そして、
and,
また何か怒られるんじゃあないか、って、
I wondered if he would get angry again.
びくびくしてしまう。
I get scared.
そう、トラウマだね。
Yes, trauma.
そしてね、
and,
いつものように、
As usual,
落ち込んだままの日々のことだった。
It was the days when I was depressed.
あるとき、
One day,
横断歩道をゆっくりと、
slowly across the crosswalk
歩くおばあちゃんがいた。
There was a walking grandmother.
もう、信号が変わってしまうし、
The signal will change,
危ない。
Dangerous.
coucouさんは、
Mr. coucou
駆け込んでお婆ちゃんをおんぶして、交差点を渡った。
I ran in, gave Grandma a piggyback ride, and crossed the intersection.
おばあちゃんは、とても嬉しそう。
Grandma looks very happy.
するとね、
Then,
とっても気分が良くなった。
I feel so much better.
何か、
something,
とっても、
very much
いいことをした、
did a good deed
いいことが、できた気がした。
I felt like I was able to do something good.
するとね、
Then,
驚いたことに、
Surprisingly,
嫌なことが、
The bad thing
全部、
all,
消えてしまったんだ。
It's gone.
ああ、どんな、
oh what
「嫌なこと」のあとでも、
Even after "bad things"
「わるいこと」のあとでも、
Even after "bad things"
ほんの、ちょっとした、
just a little
「いいこと」をしただけなのに、
Just by doing good things
気持ちが明るくなることが、
Feeling brighter
わかった気がする。
I think I understand.
ああ、
ah,
こうやって、
like this,
人って、
People are
立ち直っていくことが、わかったんだ。
I knew I had to get back on my feet.
Ⓒcoucouさんの心の言葉より
ⒸFrom the words of Mr. coucou's heart
coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~
子どもの頃、学校で、みんなで親切運動をしたことがあることを思い出した。そう、人に親切をするんだ。でもね、親切って何だろう?
そんなこともみんなで考えた。
すると、
人の困っていること、
人がしてもらいたいこと、
人を助けてあげること、
人のお手伝いをすること。
まだ、小学生だったけれど、クラスで話し合った。
だけど、最終的には、子どもだから、できることに限界があることはわかっていた。実際に考えてみると、誰にもできないことばかり。
先生からも、それは無理ね、と勝手に否定されてしまい、結論は何もできないことになった。
先生も、答えられない…。
なんだよ、先生。
先生が言い出しっぺじゃあないか?
みんなもそう思った…。
しばらくして、coucouさんが授業の時に消しゴムを忘れてしまい、困っていた。すると、隣の席の女の子が「coucouさん、貸してあげるね…」と消しゴムを貸してくれた。
なんだか、とても嬉しかった。
その女の子は、「親切、親切~」と言った。
雨の日に、たまたまcoucouさんは傘をもっていた。
担任の先生が困っていたので、傘を差しだした。
先生は一瞬驚いていたけれど、coucouさんは、「親切、親切~」と言った。
それから、みんなで「親切会」という会を作った。
会長は隣の席の女の子、副会長はcoucouさんになった。
そして、一日一善を真似して、一日一回の親切運動となった。
毎日、毎日、一回、誰でもいい、何でもいい、必ず親切をするんだ。
そして、coucouさんのクラスから他のクラスの生徒たちにも拡がっていった。
そう、みんな楽しそう。みんな明るい、みんな元気~
そう、親切って、お互いの気持ちを支え合うことができる。
そう、大きなお世話や、大きなことなんていらない。
そう、小さな、小さな親切でいいんだもの。
coucouさんは、楽しかった小学生前半のことを想い出した。
「いいこと」を考え、
Thinking of "good things",
「いいこと」をすれば、
If you do good things,
「わるいこと」なんて気にならなくなる。
I no longer care about "bad things".
「わるいこと」なんて忘れてしまう。
Forget about "bad things".
「わるいこと」なんて消えてしまうんだ。
"Bad things" disappear.
Ⓒcoucouさんの心の言葉より
ⒸFrom the words of Mr. coucou's heart
ここまで、読んでくれて、ありがとう~
そして、応援に感謝申し上げます。
みんな~
今日も「いいこと」みつけてみない~
そしてね「わるいこと」なんて消し去ってしまうんだ~
また、
あしたね~
文字数3,915文字
※追伸:ラストのコラボ作品~
素敵な朗読、ひとえさん作品のご紹介、聞いてくださいね~
How Deep Is Your Love
coucouさんのアーカイブス(過去作品)だよ~みてね~
coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru
⑨のほほん・ほん【癒しの童話】「ばかな汽車」【穏やかに読み聞かせる/ゆる~く朗読】
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Ⓒ一技(ひとえ)【お休みの前に】
「ばかな汽車」
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