24年GW・山梨ひとり旅(富士吉田 河口湖編)
旅のはじまり
・旅行計画
GWはありがたいことに10連休をいただいた。
しかし、実家へ帰る以外の予定を決めておらず
仕事のある妻とも一緒にお出かけできないので
それならば1万円ぐらいで、早朝から夜まで
ハードな一人旅を楽しみたいと思い
今回は程よい距離にある山梨県を選んだ。
目的地は富士吉田、河口湖、そして甲府。
河口湖までは富士急で行けるが
甲府はそこからバスで行くと本数が限られるので
この乗り継ぎがうまくできるかどうか。
ネットで調べたり、脳内でシミュレーションしたり
太川陽介のように調べるうちに当日を迎えた。
・八王子駅〜下吉田駅
朝早く出発してまだ寝ぼけた私をよそに
八王子駅を行き交う人々はどこか忙しそう。
しかし、東京方面へ向かう人たちと比べると
甲府方面へ向かう車両はどこか穏やかだった。
八王子から高尾を過ぎ、相模湖まで来ると別世界。
それほど遠くまで来たわけでもないのに
豊かな緑とのどかな街の風景が流れていく。
車内の学生たちも、失礼ながらちょっと田舎ぽく
チャラチャラしてない感じに、私は少し安心した。
山梨県大月市 大月駅で富士急行に乗り換え。
ここで会ったのが「トーマスランド25周年記念号」
今でも子供に大人気のきかんしゃトーマスが
描かれたラッピング車両でシートもカラフル。
スーツや作業着を着たおじさんたちが座わる光景が
チグハグでなんだかちょっと面白おかしかった。
富士吉田市
・下吉田駅
下吉田駅に到着すると出迎えてくれたのは
細かく降る雨とフジファブリックの看板
フジが付くように、ここ富士吉田市で結成された
フジファブリック。あまり詳しくはないのだが
ラジオから「若者のすべて」が流れはじめると
今年も夏が終わるんだなぁと、ちょっぴり
しんみりとした気持ちにさせられる。
・新倉山浅間公園
下吉田駅から、傘をさすまでもない小雨を
身体に浴びながら向かったのは
新倉山(あらくらやま)浅間公園。
ここからの富士山を眺めるために
世界中から訪れるという大人気スポット。
名前を聞いてピンと来ない方でも
きっと風景写真を見れば知っていることだろう。
どうでしょうか?…よく見るのと違うって?
本当ならこの白いモヤの先にはどっしりと構える
大迫力の富士山が眺められるはずだったが
あいにくの雨天。
♪ ないかな ないよな きっとね いないよな
「若者のすべて」の歌詞のように富士山を探すが
シルエットでさえ少しも分からなかった。
この日も外国人観光客が多くいたが、私を含め
息が荒くなりながら長い長い階段を登り
白く何も見えない風景を写真に収めて戻った。
・本町商店街
下山をしてから本町商店街へ向かう。
ここもレトロな街並みと大きな富士山の写真が
インスタなどで話題になってるいたので
ご存じの方も多いことだろう。
しかし、その影響で観光客が殺到しており
マナーの悪い客が道路の真ん中や交差点で
立ち止まり写真を撮ったり、道を飛び出したり
スポットに集まったりと問題になっているそう。
街には注意の看板が立ち、交差点には警備員がいる
その異様な光景は残念に感じた。
前述の通り、私が行ったこの日は富士山は全く
見えなかったので、そんな悪いやつはいなかった。
・富士吉田 金精軒
山梨の銘菓といえば信玄餅。
小さな風呂敷に包まれたカップに餅ときなこ
別添えの黒蜜をかけて食べるアレだけれど
よく桔梗屋のものをいただくことが多かった。
いや、思い返せばそれ以外食べたことがなかった。
それに気づいたのはラジオで流れている
「甲州名物信玄餅 信玄餅は金精軒の登録商標です」
という金精軒のCMを聴いたからだ。
これはいつか食べないと…と思い、今回初めて
妻へのお土産として買っていくことにした。
尚、テレビでも取り上げられる名物の水信玄餅は
夏限定の商品ということで食べられなかった。
・吉田のうどん
ご当地グルメ好きな私は、富士吉田市へ行ったら
絶対食べたいと思っていたのが吉田のうどん。
商店街から少し歩き、元祖 みうらうどんへ。
1番人気の肉うどんを注文したて食べてみたが
麺がねじれてゴワゴワとしており太く固く
今まで食べてきたツルツルとした讃岐うどんや
モチモチの伊勢うどんとは全然違ううどんだった。
同じ山梨の麺であるほうとうとも異なる。
うどんの具は甘辛く煮た馬肉とキャベツという
これまた今までに食べたことない組み合わせ。
汁は濃い色をしているが見た目よりあっさりして
最後まで飲み干してしまった。大満足!
吉田のうどんを食べた後は、月江寺駅から
富士山駅や富士急ハイランドを通過して
富士急の終点・河口湖駅へ向かった。
河口湖町
・河口湖駅
河口湖駅を降りると宮野真守が出迎えてくれた。
トーマスならともかく、マモの列車って…
ここまで来るとなんでもありなんだなぁと。
それはともかくだ、河口湖駅の改札から出ると
バスロータリーには外国人が溢れており
私が外国に来てしまったような感覚になるほど。
逃げるように、そそくさとその場を後にした。
・河口湖
歩いて10数分ほどで見えてきた河口湖。
加山雄三の「海、その愛」を口ずさみそうだったが
ここは湖だ。うっかり、うっかり。
そして、しつこいようだがずっと天気が悪いため
富士山はどこにあるのか少しも分からない。
次の目的地である甲府駅に向かうバスの出発まで
時間があったので、路線に沿って歩いてみた。
左手には湖、右手には山とロープウェイ。
素敵な温泉旅館を横目に、日帰り旅行の私は
ひたすら湖沿いの道を歩いていく。
そろそろバスが追いついてきそうだったので
産屋ヶ崎のバス停でお館様 武田信玄が待つ
甲府市へと向かうのであった。
ここまでが山梨旅行の前半でした。
いかがだったでしょうか?
混雑する休日より、天気が悪い平日を選ぶという
自分のミスによって霊峰 富士山の姿を
拝めなかったのがとっても心残りでしたが
済んでしまったことは仕方ないですね。
また今度は夫婦で訪れたいと思えたので
その時は富士山リベンジしたいと思います!
後半につづく!
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