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映画 記事まとめ

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映画の感想文や、おすすめ映画について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#映画」「#映画感想文」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2022年3月の記事一覧

「ウエスト・サイド・ストーリー」ミュージカルにも、アカデミー賞にも、初めて素直に感動できた理由。

どうも、安部スナヲです。 昨年、映画館のスクリーンでこの映画の予告編を見て、一発でやられました。 いかにもフィルムっぽい質感と色合いで映し出される映像だけでも萌えますが、冒頭、夜の倉庫らしき場所で、相対するグループの影が重なる俯瞰ショットに「スティーブン・スピルバーグ監督作品」の文字…それが影で消される。もうこの演出だけでカッコ良すぎです。 でも、この時点ではまだスピルバーグの新作であるということしかわかりません。 次いで、ダンス、埃っぽい瓦礫の街、バッドボーイズ達の

自分に自信が持てないときに観たい映画5選

失敗が続いたり自信を失ったときって、そんな気持ちを癒してくれる作品を観たくなりません?私はめちゃ観ちゃうんです。そこで、( いろんな理由があるからどれが刺さるかわからないけど)救ってくれそうな作品を5本選んでみました〜〜! ① Brittany Runs a Marathon (ブリタニー・ランズ・ア・マラソン) 👉Amazon Primehttps://www.amazon.co.jp/ブリタニー・ランズ・ア・マラソン-ジリアン・ベル/dp/B08B4WX3XN ② C

4月の公開ラインナップすごくないですか?邦画の注目作、映画『とんび』が4月8日から公開されます。

こんにちは!映画チア部の(かず)です。 大学の履修登録も終わり、いよいよ新年度を迎えますね。 「大学4年間なんてあっという間かもしれん」と思う今日この頃です。 ところで今年の4月の公開ラインナップやばくないっすか? 『TITANE』『アネット』『英雄の証明』『ファンタスティック・ビースト』などなど・・・ 映画業界に「盆と正月が一緒に来たよう」と言っても過言ではない!! もちろん邦画も注目ですよ~~ ということで今回は4月8日(金)から公開、映画『とんび』を紹介します。

ゴッサム・シティと福山市がまさかの「コラボ」 福山城にはバットマンの影!?

 あのバットマンが福山城に現れる―。こんなうわさが、広島県東部の福山市で広まっています。米人気コミック「バットマン」の舞台である架空都市ゴッサム・シティと福山市が世界初の友好都市提携を結んで1カ月余り。地元の商店街では、メイン通りにゴッサム・シティにちなんだ愛称が付けられるなど、ちょっと盛り上がっています。(原未緒) 殿様かと思いきや…バットマン? 日没間もないJR福山駅北口。今年築城400年を迎えた福山城の月見櫓を見上げると、バットマンらしきシルエットが窓に浮かび上がって

『魔法少女マイティ☆さちこ』ショートムービー池袋で上映中

もともとは、池袋の飲食店やお店を応援するイベントとして、何年も前から開催されている映画祭です。 今回はすでに3回目です。 池袋のお店と映画監督たちが、それぞれコラボレーションした映画祭です。 映画はそれぞれのお店が舞台となっています。 そして、何といっても巡るシネマというだけあって、3ヶ所の個性的なお店が廻れて、それぞれ1ドリンク付き。(バーなどが多いのでお酒などを提供しています。) なので、チケットは3000円ですが、全部巡ると 9本のショートムービ

ザックおめでとうオスカー2冠!!(深読み)

ウィル・スミスのビンタ騒動が話題を掻っ攫っていった印象が強い第94回アカデミー賞ですが、私の中で最大の出来事はザック・スナイダーの2冠達成です。 2021年にスナイダーは2本の映画をリリースしました。ZSJLとAOTDです。圧倒的な完成度で批評家と映画ファンの絶賛を集めたZSJLでしたが、2017年に公開された作品のディレクターズカットの扱いになるためアカデミー賞の選考対象にはなりませんでした。 しかし、そこに光明が生まれました。 ▼Army of the Dead:今

〈衝撃的な放送事故も〉第94回アカデミー賞 受賞結果まとめ

どうも!じきどらむです! 日本時間2022年3月28日、第94回アカデミー賞授賞式が開催されました。衝撃的なトラブルがありましたが無事に受賞結果が発表されました。 という訳で今回は第94回アカデミー賞結果と放送事故についてまとめていきます。最後まで宜しくお願い致します! アカデミー賞 受賞作品一覧受賞作品は🏆マーク 作品賞🏆『コーダ あいのうた』 『ベルファスト』 『ドント・ルック・アップ』 『ドライブ・マイ・カー』 『DUNE/デューン 砂の惑星』 『ドリームプラ

「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」がくれるひみつ道具、それは“希望” 【シネマのレンガ路】

映画ドラえもん、と聞いて何が浮かびます 「のび太の恐竜」でしょうか? ザンダクロスが活躍する「のび太と鉄人兵団」でしょうか? それとも、星野源さんのヒット曲もヒットした「のび太の宝島」でしょうか? 「のび太の宇宙小戦争」が思い浮かんだ方もいるはず。 1980年にスタートし、毎作興行収入20億円以上を叩きだす国民的映画シリーズなので「映画ドラえもんといえばコレ」という作品があるはずです。 今回ご紹介するのは「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」。1985年に公

これが日本映画の現在だ!奇々怪々な映画たちを痛烈レビュー、『皆殺し映画通信』最新刊が4月4日に発売!

今年でついに10年目、シリーズ9冊目となる「皆殺し映画通信」最新刊、『皆殺し映画通信 あばれ火祭り』が4月4日に発売されます。 ハイコンセプト地方映画、オリンピック便乗映画、底抜けサブカル映画……「誰がこんな映画作ったんだよ! 」と叫びたくなる奇々怪々な映画たち。 映画考現学の立場から発掘、解剖、保存する「皆殺し映画通信」がぶった斬る! 今回は本作より内容紹介、サンプルページを公開します。 【内容】映画評論家・柳下毅一郎が贈る、映画考現学の立場から発掘、解剖、保存するタ

新作二本『ベルファスト』『ニトラム』を観てきた

先ずは25日に公開された映画『二トラム』を鑑賞。同日公開の『ナイトメア・アリー』『ベルファスト』の方が個人的な優先順位は高かったものの、時間が合わなかった故、本作を先に。 オーストラリアで実際に起こった無差別銃乱射事件、「ポート・アーサー事件」の犯人を描いたこの映画。 息をのむとはこのこと。劇場が静まり返る、そんな映画だった。ただひたすらに不穏で陰鬱。そして不快な音響。それらはと対照的な劇中の美しい景色の数々。主人公の行動と内面の対比の象徴ともとれる。か? ストーリーは

〈インタビュー〉『三度目の、正直』野原位監督&川村りらさん①

2022年1月22日(土)より公開が始まり、その公開規模を徐々に広げている『三度目の、正直』 今回は本作の監督であり『ハッピーアワー』『スパイの妻』でも共同脚本を務めた野原位さん、同じく『ハッピーアワー』に出演し本作では野原さんとの共同脚本を務めながら中心人物である春を演じた川村りらさんのお二人にインタビュー! パンデミック、政治、暴力。複雑な時代•2022年の最初にドロップされた本作の魅力、そしてお二人の普段考えていることまで、たっぷりお話を伺いました。 Intervi

2022年2月に観た映画と、登場するごはんについて(劇場編)

noteでは映画に登場するごはんついての記事を書いています。ごはん映画記事をまとめているマガジンはこちら。 今日は2月に劇場で観た映画を振り返ります。 ちなみに1月に劇場で観た映画はこちら、おうちで観た映画はこちら。 ▼2月に劇場で観た新作映画 『大怪獣のあとしまつ』 残念ながら『大怪獣のあとしまつ』にはごはんシーンはなかった(はず…)ですが、三木聡監督作品には印象的なごはんが多数登場します。それをまとめた記事を書きました。 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、

時代の空気を演じる『ドライブ・マイ・カー』の新しい演技法。

米国アカデミー賞!もう明日ですね!『ドライブ・マイ・カー』には、手話でセリフを言う聴覚障害者の俳優が登場したり、幼児虐待のトラウマを抱えた人物が登場したり、舞台が広島だったり、日本・韓国・台湾・ドイツ・フィリピン・インドネシアなどの俳優達による多言語演劇のシーンがあったり・・・まさに今語られるべき要素が満載の映画です。 これを万全のアカデミー賞対策!と見る方々もおられるようですが、それはまったく的外れな分析でしょう。実際『ドライブ・マイ・カー』は、『パラサイト 半地下の家族

米アカデミー賞ノミネート作品『ドライブ・マイ・カー』圧巻の劇中劇に注目

(TOP画像:https://dmc.bitters.co.jp/) いよいよ開幕する米アカデミー賞で日本初の作品賞受賞が期待される『ドライブ・マイ・カー』。長いセリフ回しや意外性ある展開など、独特の演出法を持つ濱口監督。 本作では劇中劇をメインストーリーと同時進行させることで作品に深い余韻を与えました。その実験的な内容やクオリティの高さは「映画の中だけではもったいない!」との声が多数。今回は作品の劇中劇について深堀りしていきます。 古典劇からゾンビ映画まで ストーリー