和田のりあき/マジックパパ

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和田のりあき/マジックパパ

「子どもがワクワクする大人になる!」テレビ報道カメラマン→専業主夫→NPO代表→保育園園長→マジックパパ。趣味は掃除、特技は手品、宗教はスターウォーズ。

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    「日本人よ、これが『書く』だ。」と言わんばかりに「書くメシ」の精鋭メンバーたちが運営するnoteマガジンです。史上最強は映画『アベンジャーズ』かもですが、史上最書は『書くンジャーズ』。メンバーの経験値や人生観で今日もまた「書く」を研鑽✊

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  • 子どもにモテる魔法! 〜マジックショーの演じ方〜

    マジックにも子育てにも役に立つ!子どもを喜ばせたい全ての大人のためのテキスト。 マジックの場が楽しくなるかどうかはマジシャンの態度で決まります。 これからマジックを始めたい方も、自分のマジックショーをもっと楽しくしたい方も。 子どもにウケるだけじゃなく、子どもと仲良くなって子ども自身の力を引き出す演出法。 子育て施設・地域・ご家庭で、大人と子どもをつなぐ10の原則をお伝えします。 おまけの秘密マジック教室で3つのマジックを動画で学べます。

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君たちはどう生きるかで観客全員が固唾を飲んだのはなぜか

【君たちはどう生きるか】 初日に観ました。 どうしても、他人の感想が耳に入る前に観たくって。 事前広告がポスター1枚だけ。 情報何もなし。 舞台設定も主人公もお話も何にもわからない。 それなのにそれなりに埋まっている客席。 平日夕方なのに。 さらに、年齢層が小学生から高齢者まで幅広い。 全員が何にもわからないから、固唾を飲んで見守った2時間。 こんな空気の映画館も、こんな映画体験も初めてです。 終わった後のザワザワも。 感想とネタバレを一言ずつ。 感想 は

    • ジャスティスはお嫌いですか?〜アンパンマンがヒーローである理由〜

      月イチでNPO仲間とやっているオンライン読書会。 好きな本をプレゼンして、投票でいちばん読みたい本を決める。 前回のテーマは『正義』だった。 プレゼンした5人全員が『正義』が嫌いで、自分の好きな本を『正義』にこじつけていたのが面白かった。 正確には『正義』そのものが嫌いなんじゃない。 自身の『正義』に凝り固まった人とか、世間から押し付けられる多数派の『正義』に嫌悪感を抱いていた。 『正義』については僕も言いたいことがある。 スーパーヒーロー映画は一般にお子様向けと思われが

      • インディ・ジョーンズと感謝の逓減 〜変わったのは相手か自分か〜

        感動は逓減する。 感謝も逓減する。 最初にテレビでインディ・ジョーンズの1作目を見た時、これほど面白い映画があったのか!と驚愕し感動した。 中学一年生の頃だったと記憶している。録画したVHSを擦り切れるほど見た。 それから2作目をレンタルビデオで見た。3作目は映画館で見た。 3作目が公開された時は中学3年生になっていた。 インディ・ジョーンズの3作目が、初めて自分のお金で見た映画だった。 正直なところ、中学生の僕は2作目3作目も面白いけれど、1作目は超えられていないなと思

        • 『パパ活』という言葉は本物の父娘にとって邪魔

          先日、JKの娘と2人で外食をした。 インドカレー店でのディナー。 そこで娘とアニメの話をしながら思い出したことがある。 パパ活についての話題。 ネット上のコメントで僕と同じ立場の人が書いていたこと。 「娘と食事をしているのに、パパ活と思われているかもしれないのが嫌」 わかるような、わからないような。 わかるのは「まあ誤解されている可能性はあるよね」という点。 わからないのは「なんでそんなこと気にするんだろう?」という点。 パパ活の善悪の判断はいったん横に置いておく。 僕

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          公開中の2本のヒーロー映画はどちらも「父親」の存在感がすごい

          6月16日に同時公開された『ザ・フラッシュ』と『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』はアメコミ原作のスーパーヒーロー映画です。 どちらもすごく評判がよくて、アメリカでも日本でも大ヒット中。 私も2本とも期待を超えて堪能しました。 どちらも今流行りのマルチバースやタイムトラベルによる時間線の改変というSF的な枠組みのお話。 もしかしたら、この手の映画が好きな人にとっては最近多すぎて食傷気味かもしれません。 しかしです、この2本はよくある枠組みに独自の味付けをして、

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          マジックショーでの子どもの突進対処法〜ステージある時ない時〜

          幼児のいる会場でのマジック依頼は多い。 ステージがある場合は安心してマジックができる。 子どもが立ち歩いていても、ステージまで上がってくることはほぼないから。 でもステージがあると子どもが遠い。 ステージ上と客席の間に壁のようなものができやすい。 できるだけ子どもとの距離は縮めたい。 だけれどもやっていることはマジック。 許可なくマジシャンの隣にきたり、道具をさわってもらったりしても困る。 タネがばれるから、というだけの理由じゃない。 マジックを見ているのはその立ち歩い

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          ゆで卵を頬張った顔パンパンの娘、こんなん味方するしかないやんか! 〜魔女の凄さはギャップの凄さ〜

          韓国映画『The Witch 魔女』が凄かった。 まだ見ていない人はすぐ下のリンクで観てから戻ってきてほしい。 これから書きたい一番の「凄さ」がネタバレに直結するので。 もう一つ後押しすると、僕は韓国映画が苦手です。 古くは「シュリ」や「JSA」から、最近話題の「エクストリームジョブ」「パラサイト」「イカゲーム」全てにハマれず。 さらに好きなジャンルであるはずの「グエムル 漢江の怪物」にもハマれなかった人です。 そんな僕が初めてハマった韓流映画。 初見の衝撃は初見でしか味

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          パパ講座のフェーズがまた変わったかもしれない13年目

          ファザーリング・ジャパン関西でパパ講座を始たのは2010年。 参加無料の市民講座。依頼元は行政の子育て支援や男女共同参画担当。 日程は土日祝の午前、対象は未就学児のパパという設定の講座がほとんどです。 活動を始めて今年で13年目。 6年目の2016年と12年目の2022年にそれぞれこんな記事を書きました。 そして今日、また記事を書きます。 大阪北摂のとある市からパパ講座のご依頼をいただきました。 対象は未就学児とそのパパ。 問題は日程です。ど平日、木曜の午前です。 ご依

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          令和時代の子育てを考えてもいいんじゃないの

          NPO法人ファザーリング・ジャパン関西の仲間3人がテレビに出演されました。 タイトルはずばり『令和時代の子育てを考えてもいいんじゃないの』 漫才師のアキナがMC、eo光テレビ新番組の1回目です。 MCアキナのお二人は1歳と2歳の子がいらっしゃるそうで。 まさに子育て開始直後、令和のパパ。 そんな2人とNPOでパパの子育て支援に取り組む3人が対話します。 浅山さん(2児のパパ)は真を食った世間の子育ての現状と子育ての目的を。 牛山さん(3児のパパ)はアキナへの問い返しと知的

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          ターミネーター新作の敵がChatGPTのようなオープンAIだったら

          ジェームズ・キャメロンがターミネーターの新作脚本を執筆中との噂。 過去作のターミネーターで人類は暴力的なAIからの侵略を受け支配されている。 キャメロンはAIの進化に合わせた新作を描くそうだ。 これはキャメロンじゃなくってChatGPTに書いてもらったシナリオ。 これが面白いかどうかはさておいて。 これをAI自身が書いているというところが面白い。 面白いを通り越して怖さも感じる。 AIはすでに人類を支配ずみかもしれない。 という想像力。

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          塩を砂糖に変えたらいいんじゃない? 〜観客の映画へのダメ出しはちょっと荒い〜

          1996年、『ミッション・インポッシブル』を試写会で観た。 その生意気な22歳の男子は、すぐにダメ出しをした。 なんで途中で黒幕をバラしちゃうんだ。最後まで黒幕がだれかわからない状態を引っ張った方が絶対に面白いのに。って。 ダメ出しをした生意気な22歳の男子は僕のことなんですけれども。 先日『ミッション・インポッシブル』の1作目を27年ぶりにじっくりと観た。 そしてまざまざと過去の生意気な自分、未熟な自分を思い出したんです。 映画に対しての観客のダメ出し、そのほとんどは浅

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          代わったけれど変わらない 〜14年目のパパ活動〜

          所属しているNPOの総会があった。 任意団体として立ち上がって14年目。法人化してから10回目の総会。 ご縁によって僕が最初の代表を務めさせていただいた団体。 任意として始まった時、僕は主夫という立場しかなくって、何者かになりたい30代だった。 だから団体の代表に飛びついた。(すごく格好悪い) それから13年が経ち、小学1年生と2歳だった我が娘は大学2年生と高校一年生になった。 「笑っている父親を増やす」全国組織の父親支援活動の関西支部として始まった。 自身の子育てをもっ

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          凄さと不思議さは別もんだ 〜ルービックキューブのマジック〜

          ルービックキューブを一瞬で揃えるマジックがある。 仕掛けを使ったものと、普通のルービックキューブを使ったもの、両方がある。 なんてことを本当は書いてはいけない。 昔からマジシャンは知っている。 カードマジックをする時に「普通のトランプです」と言って初めてはいけないと。 そのトランプに仕掛けがあってもなくても、「普通のトランプ」という単語は観客に「普通じゃないトランプ」の存在を思い浮かべさせる。 そんなことを言わなければ、観客はトランプ自体に仕掛けがあるかどうかなんて疑いも

          凄さと不思議さは別もんだ 〜ルービックキューブのマジック〜

          日本人はキョロキョロしている。という主語が大きい文章で恥ずかしい

          キョロキョロしている人が苦手だった。 中学生の時、ずっとキョロキョロしている同級生がいた。 自分が周りからどうみられているのか、本当に常に物理的にキョロキョロしていた。 僕は彼を見るのが苦手だった。 一説によると、日本人は日本人論が好きだそうだ。 日本人がどれほど特殊で、その他の世界と違うのか。 日本は世界の他の国からどのように見られ、どのように評価されているのか。 そんなことをすごく気にしている国民だと。 諸外国の全てを知っているわけじゃないので、これがどれくらい本当

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          「好き」の反対は「嫌い」よりも「苦手」 〜人たらしの外星人〜

          映画『シン・ウルトラマン』の劇中で、外星人のメフィラスが言った。 「私の苦手な言葉です」 メフィラスはこの前に「私の好きな言葉です」と何度も言っていた。 そこからのこのセリフ。 「好き」の反対の表現に「嫌い」じゃなくって「苦手」という言葉を使う。 やりおるな。さすがは人たらしの外星人メフィラス。 これだから人間は彼に騙されるのだ。 「好き」と「嫌い」では言葉の強さが違う。 「好き」よりも「嫌い」のほうが力が強い。それは物理的、暴力的な力だ。 「好き」からもらう勇気よりも

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          マジックの嘘は少ない方がいい 〜失敗は正直に〜

          つづきです。 12家族を画面の向こうにお迎えしてのマジックレクチャーが始まった。 まずはツカミのマジックだ。これが大事。 マジックの先生はまず自分が不思議なマジックをできることをお見せして、参加者に信頼してもらわなくてはならない。 そして、なんと、僕はそのツカミのマジックに失敗した。ルービックキューブを一瞬で揃えるマジックを。 5月の頭から3週間練習して完璧にできるようになっていたはずの新作だ。 新作マジックの初披露はいつも緊張する。 緊張するから、失敗が怖いからとって

          マジックの嘘は少ない方がいい 〜失敗は正直に〜