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きっかけは「のんちゃんみたいな先生に出会えてたら、私、学校が好きになったかもしれない。…

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きっかけは「のんちゃんみたいな先生に出会えてたら、私、学校が好きになったかもしれない。」と友人から言われたことです。 学校が大好きだった私が学校の教師になりました。学校でのほっこりエピソードを綴っていきます。 私と生徒たちの様子を想像してクスッと笑っていただけたら嬉しいです。

最近の記事

笑顔で丁寧に料理する

皆さんは、毎日お料理作っていらっしゃいますか? 私は家庭科の教師をしていますが、毎日キッチンに立って料理を作りません。作りませんというより作れません、の方が正しいかもしれません。作る時間がありません。 家庭科の教師はお料理の先生ではないので、お料理が得意かというと、そうでもない家庭科教師もは結構います。 私の大学時代の専門は福祉分野でした。家族福祉学ゼミに所属し、みんなが心からしあわせだなーと思える世界になるにはどうしたらいいかをかなり真剣に考えていました。 大学卒業後は家庭

    • アフタヌーンティーを心から楽しむ

      アフタヌーンティーのイメージは?と聞かれたら、 あなたはどのように答えるでしょうか? アフタヌーンティーの歴史は、19世紀、イギリスの貴族夫人たちの間でブームになった、今風に言うと《女子会》のような昼食と夕食の間に行われる優雅な空間で行われる、美味しい紅茶と軽食の会だったようです。 私は教師になってすぐ、3年間連続である時期に、毎年同じロンドンのある街に滞在していたことがありますが、ロンドンで一度もアフタヌーンティーを食べたことがありません。 私にとって、アフタヌーンティーは

      • お花のある優しい暮らし

        皆さんのお家にはお花が飾ってありますか? 私の家には、6日前が誕生日だったこともあり、いただいたお花があちこちに飾ってあります。 ところで私はクラス担任をしている時、一つだけ自分自身に決めた約束事がありました。 それは、自分のクラスにお花を絶やさないこと。 その一つだけです。 そして、私は自分のクラスのお花係に立候補して、1年間お花を絶やしませんので、楽しみにしてくださいと宣言します。 ある年のお話です。 1学期、1日もお花を絶やすことなく終業式を迎えました。 事件が起きたの

        • 生活の中のアロマ活用法

          きっかけは、ボランティア同好会の顧問になったことでした。 女子校の《ボランティア同好会》は当時、日本を美しくする会が主催されている毎月8のつく日に朝6時から博多駅掃除をすることと、手話の練習をすることでした。 私は小学生の頃からガールスカウトで手話を習い、大学時代には大学主催の手話サークルで実際に中途障害により手話を使って生活されている先生から習っていたので、ある程度の手話はできます。 《掃除》と《手話》… 何かまだできることがありそう!とアンテナを張っていたある日、オルガニ

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          《自分》のこと、よくわかっていますか?

          高校1年生の時、これまでの家庭科のカリキュラムにはなかった、精神的な自立や結婚など、心理学的なことも家庭科に含まれるようになると言う新聞記事を読んで、理科の教師から家庭科の教師に将来の夢を変更し、志望大学も教育大学から心理学と家庭科の教員免許が取得できる京都の大学に変えました。 家庭科って最先端の教科じゃない!って思ったからです。 新任時代に民間のプロカウンセラー養成スクールに通い(夜間)、心理学の基礎を学んで、10年くらい前からコーチングを授業に取り入れています。 福岡で高

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          自分らしいコーディネートを見つけよう

          福岡の高校でスポーツ科のクラスの副担任をしていた時の話です。 ねえ、ちょっと聞いてよ!と高校3年生の元野球部、誰もが知っている実業団からスカウトされた生徒が、調理室で実習の後片付けをしている私のところにやってきました。 野球部…あいつがさ、オレと一緒に歩きたくないって言うの!ねぇ、テンコ(当時、そのクラスではテンコと呼ばれていました)はどう思う?ひどいと思わない? 私…まー、私はあなたのお母さんでもないし…、Aちゃんがそう言うなら、仕方ないんじゃない?お気の毒でした。 野…

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          お気に入りの家具に囲まれて暮らす

          ワタクシ、ただ今、絶賛、引っ越し中にこの記事を書いています。 上京して5年目、3度目の引っ越し、ということは4つ目のお家です。 約1年ちょっとで引っ越している計算です。 なぜ引っ越しするか。 自分をリセットするのに、一番手っ取り早い方法がお引っ越しだと思っています。 彼氏と別れた、離婚した、仕事を変わったなどなど、長い髪を短く切るような感覚で、私は引っ越しします。 もちろんお金もかかります。 でも、それ以上に心がスッキリします。 引っ越します!というと、多くの方が、新居にも遊

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          はじめに

          10年以上前から《のりこ先生はいつ本を出版するんですか?》かと、既に出版している方々から言われることが多くなりました。 その度に、私が誰かにお伝えするようなことは何もないですよ、と答えてきました。 のりこ先生はネタの宝庫だと思いますけど…?って言われることも多いです。 《のりこ先生みたいな先生と出会っていたら、私、学校嫌いにならなかったのに…》ともよく言われます。 ふーん、意外と皆さん、学校嫌いなんだ…と不思議に思います。 学校は楽しいところだから、毎日行くんでしょう? 楽し

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          getting old と growing oldの違い

          《歳の取り方》には2つあるって、ご存知ですか? 私は授業で高齢者の分野を扱うときに、生徒たちにこう問いかけてから授業をスタートします。 たいてい、生徒たちはポカンとして、どういうこと?? また、何を言ってるの先生、毎回毎回訳の分からない質問して〜とざわつきます。 そうなったらシメタもの。 私はニヤリとして解説し始めるのです。 今日お誕生日の人はいますか? じゃあ、昨日の人は?明日の人は? あ、いた!おめでとう!何歳になりましたか? 16歳?じゃあ、A君は今日までどんな風に生

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          自分の名前の由来を知る

          自分の名前の由来を知っていますか? 私は生徒を含め、たくさんの方々から《のんちゃん》と呼ばれていますが、本名は《のりこ》です。 高校生に保育分野の授業をするとき、たいてい出生届を印刷して配り、自分が親となったときを想像して我が子に名前を付けてみる、というワークをしています。 そうすると、生徒たちは名字はどうする?と聞いてくるので、今の自分の名字でもいいし、別の名字でもいいよ、と答えます。 ところで、私の《のりこ》ですが、名字と組み合わせて、元気な子になるという漢字の画数やら、

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          先生なら5秒はいけま(^O^)/

          掃除時間に、ノリノリでトイレ掃除をしていたら、 【のんちゃん先生はいつもどこで飛んでいるんですか?】って見知らぬ生徒に聞かれました。 私…飛ぶ? 生…ホウキで飛ぶって聞きました。 私…あ、それなら、あちこちで。 生…2秒なんでしょ? 私…今は2秒しか飛べないけどね。 生…私は、先生なら5秒は飛べると思うんです。 私…ほう。5秒って、結構、世界記録レベルだと思いますが。 生…先生は今は、下から飛んでいませんか?上から飛べば5秒はいけると思うんです。 私…なる

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          え!学校って毎日行くもんじゃないの?

          学校に行くことが楽しくてしょうがなかった私が学校の教師になりました。 実際、教師になってみると、私の想像とは全く違う世界でした。 新任時代、自分のイメージとはかけ離れた学校現場のカルチャーショックを受けた私が、どんな生徒と出会い、どんな風な毎日を過ごしているかをほっこりエピソードで綴ります。 まず、驚いたのは、学校に毎日来ない生徒が結構いるということ。 ほぼ皆勤賞で小学校・中学校・高校を過ごした私には理解しがたいことでした。毎日学校に行かないのには、一人ひとり違った理由があり

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