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はじめに

10年以上前から《のりこ先生はいつ本を出版するんですか?》かと、既に出版している方々から言われることが多くなりました。
その度に、私が誰かにお伝えするようなことは何もないですよ、と答えてきました。
のりこ先生はネタの宝庫だと思いますけど…?って言われることも多いです。
《のりこ先生みたいな先生と出会っていたら、私、学校嫌いにならなかったのに…》ともよく言われます。
ふーん、意外と皆さん、学校嫌いなんだ…と不思議に思います。
学校は楽しいところだから、毎日行くんでしょう?
楽しくないところには行きたくないですよね。
新卒で大阪の私立女子中学高校の教諭として就職しましたが、赴任した初日、4月1日に教師を辞めようと思いました。
大学で教員免許を取得したにもかかわらず、教師としての知識もスキルもゼロだと気づいたのが4月1日だったのです。
しかし、時すでに遅し、100倍以上の難関を突破して教諭に選ばれたと、私を面接してくれた進路指導部長から聞いたので、とりあえず、3年間、中学・高校、6学年分の授業カリキュラムを体験して、地元福岡に戻りました。
教師は、特に家庭科教師は大学を出てずーっと学校の中にいるのではなく、社会人経験をたくさんした人の方がいろんなことをリアルにお話できると思います。
人の心を動かすのに、体験談に勝るものはないとも思っています。
福岡に戻り、市役所、市民図書館、民間会社社長秘書、経理、フィットネスインストラクターや、大手予備校、小学校(主に算数の授業を担当)、公立中学校、私立中学・高校、通信制高校、県立高校、専門学校、大学、社員研修講師などを経験したのち、大学院で勉強をするために5年前に上京しました。
東京では、フリーランスとして、小学校、中学校、高校に同じ年度に教える日本唯一の教師として毎日違う学校に勤務しています。
今年度は6校、昨年度は9校勤務していました。
今年夏の初め、出版コンペにエントリーしないかとお誘いを受けました。
私は、某国立大学院を受験するので、大学院に落ちたら、エントリーを考えるとお返事しました。
8月終わり、大学院に不合格だったので、エントリーすることにしました。
大学院での研究テーマと、出版のテーマは同じです。
私と関わることによって、全ての人が今より少しでも、その人にとっての《いい状態》になって欲しいというのが大きなテーマです。
同僚や、生徒、保護者がそれらをひっくるめて《のりこマジック》と名付けて呼んでくれています。
大学院で《のりこマジック》の研究をするつもりでしたが、本を書けば、より多くの方々に《のりこマジック》をお伝えすることができると気づいたので、この本を多くの方々にお届けしたいと思って、私の約20年の授業コンテンツをご紹介することにしました。
今、時代は家庭科です!
すべてのことは家庭科で解決できます!
え?そんなことないでしょう?と思った方がたくさんいますね。
実は、今の家庭科には心理学や金融学習も入っているんです。ライフデザインの確立が家庭科のテーマなんです。
この本は、家庭科の本ですが、高校生のため、というよりは、リカレント教育、つまり学び直しをしたい40代50代の方々が、のんちゃん流家庭科を通して、より人生楽しくイキイキと過ごしていただきたいと思って書いた本です。
家庭科は受験科目ではないけれど、人生における必須科目です!と毎年4月に生徒たちにお話してから授業をスタートさせています。
皆さんが学ばれた家庭科とはかなり様変わりしている現代の家庭科で、日本中が明るくなることを願ってやみません。

小・中・高校を同時に教える日本唯一のフリーランス教師 
のんちゃん


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