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アフタヌーンティーを心から楽しむ

アフタヌーンティーのイメージは?と聞かれたら、
あなたはどのように答えるでしょうか?
アフタヌーンティーの歴史は、19世紀、イギリスの貴族夫人たちの間でブームになった、今風に言うと《女子会》のような昼食と夕食の間に行われる優雅な空間で行われる、美味しい紅茶と軽食の会だったようです。
私は教師になってすぐ、3年間連続である時期に、毎年同じロンドンのある街に滞在していたことがありますが、ロンドンで一度もアフタヌーンティーを食べたことがありません。
私にとって、アフタヌーンティーは、日本の高級ホテルでいただく、教材研究&自分へのご褒美タイムです。
一つひとつのスイーツが、まあ、かわいい!美しい!職人の技が光ります。
家庭科教師の私にとっては、スタッフの説明、お皿の置き方、紅茶の淹れ方、一つひとつのお料理、全てが教材研究になります。
いやいや、家庭科の調理実習でアフタヌーンティーみたいなスイーツ作らないでしょう?と思われるかも知れません。
いえいえ、私、福岡では、調理系列という、料理人やパティシエ、パン職人などを目指す生徒たちを教えておりました。
家庭科の調理実習って、ご飯と味噌汁だけではありません。魚もおろすし、揚げ物もします。おせち料理も作ります。
いつアフタヌーンティーの実習して!と言われても、任せて!と言えるように備えています。
アフタヌーンティーの授業はまだ実施していませんが、茶道の授業はあちこちの学校で実施してきました。
特に留学生がよく来る学校では、生徒と一緒に《Japanese tea ceremony》を体験することはいい思い出になるようです。留学生達に浴衣を着せて、和菓子を生徒たちと一緒に作り、畳の上に正座して、お懐紙に和菓子をのせて、黒文字を使っていただき、お茶碗を隣の人との間に置いて《お先に》と言って手のひらにお茶碗をのせる、感謝して2つ回していただく…一連の決まった所作が留学生には珍しく、楽しい体験のようです。
日本舞踊の家に育ち、2歳から日本舞踊と茶道を習っていてよかったです。浴衣を留学生に着せることができるし、茶道の所作を教えることもできます。
全てのことが家庭科の授業で役立っています。
話をアフタヌーンティーに戻しましょう。
アフタヌーンティーは選ばれた貴族夫人の楽しみではなく、あなたも私も、自分へのご褒美としてお出かけしてもいい《女子会》です。女子でなくても大丈夫です。性別は気にしない時代になりました。老若男女、どなた様も、ご自身のご褒美にいかがでしょうか?
スイーツが苦手な方は、カレー食べ放題の方がご褒美なのかも知れません。
自分へのご褒美が時々あると、また明日からがんばるぞ〜!って私は思うタイプです。
私の両親は、昔からあなたは自分へのご褒美が多すぎると言いますが、自分への不都合な忠告は聞こえないようにしています。
人生の主人公は自分自身、ご主人のため、子どもためって言ってないですか?
人生の主人公は自分自身。
自分を労わるのも自分自身。

Have a lovely day!
写真は、先日、東京のとあるホテルでのアフタヌーンティーです。

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