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詩みたいなもの

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2020年2月の記事一覧

りんご飴と彼女

りんご飴と彼女

彼女は春が似合う
そう思っていた

僕が彼女に一目惚れしたのも、桜並木が満開だった頃だった
桜のピンクと彼女の肌がよく馴染んでいた事を、今でも鮮明に覚えている

出会ってから9ヶ月後に付き合いはじめた
彼女に一目惚れした時の話をすると、彼女自身春が1番好きだと、答えていた
なんとなく直感が通じ合ったようで嬉しかった

彼女と付き合いはじめて、はじめての春が終わった
夏の気配がやってくると同時に、少

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恋

気づいてしまった

私、ずっと好きだったんだ

日常で会うことがなくなって1年が経ち、飲み会で再開すると変わらない笑顔が見られた

憧れの先輩には変わりなく、今もあのきれいな彼女さんと遠距離恋愛が続いているらしい
もう4年の付き合いだそうで

会社でのお仕事も順調なようで、就活に使えそうな情報を教えてくれた
相変わらずちゃんと目を見て話してくれるし、話を聴いてくれる
あの時から変わらない、人として

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少女の世界

少女の世界

毎日が色づいていたあの頃、それでもなお死にたいと思っていた時、今思えば誰よりも何よりも、私は輝いていた。
今になってみると、教室の椅子と机はもう小さくなったけど、あの床と擦れる音は何も変わっていなくて、ただ私の足音が変わってしまっただけだった。
あの時入れなかった扉の先も、今は未知で満ちていなくて教科書の中の世界になってしまった。
あの時抱いていた感情も、使い慣れたシャンプーで、なかなか変えられず

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