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祝日授業日、通常運転

祝日。静まり返る街を背に、仕方なく動く足は私を大学へと運ぶ。

風を切ってすごい速さで歩くおばさんを横目に、意識は伸びかけの前髪へ。
そういえば、お肌ツヤツヤで「The 美」な先生との面談があるからマスクを持参するつもりが忘れた。ルッキズムに毒されたコンプレックスが疼く。本当にもう毒されすぎている、辞めよう辞めよう。

いつまでも青春を忘れないおじさんが、「今んとこはまぁそんな感じなんだ〜」と歌うのを聴いていたら無事乗り換え地点へと到着。まぁそんな感じ。

次にフリッパーズギターの「Sending to your Heart/恋してるとか好きだとか」が流れ出す。
最も厄介な感情である。愛だの恋だのを歌う曲(詩)は多く、それは古代和歌を吟じる頃から変わらない。確か本居宣長も言ってた(そういう教養アピールいらんって?まあ許してくれや)。どれだけ時代が移り変わっても、変わらず人が共感できるものが「愛」やねんてさ。


弟にはとても可愛い彼女が居て、良好な関係を築けているのだそう。私も彼女のことがとても好きで、早く妹になれ!と思っている。
まだ17歳なのに2人して「結婚する!」と言い張るのだから驚いてしまうが、そんなこともあるのだろう。微笑ましくて常にニヤニヤしながら2人をみている。

それは良いのだが、以前弟から「学生のうちに恋愛しときや」などと忠告されたのが時たま気にかかる。ドラマに影響されて、結婚の夢をつらつらと書いてしまった記事がある。しかし正直な所よく分からない。冷めているのか、理想が高すぎるのか。いや、自分ごとに忙しいからかも。

愛に真剣な友達が度々恋愛相談をしてくれる。ろくに恋愛をしてこなかったのに、一丁前なアドバイスはできちゃったりする私は、彼にとって恋愛マスターらしい(?)。彼に幸福があらむことを願っている。

たまにインスタで見知らぬ外国人からdmが届く。英語の勉強できるやーん!と、英語で会話を始めてしまう私は危機管理能力が低い阿呆かもしれない。しかし、まあ良いかと思っている、勉強になるし。
新手の結婚詐欺だろうか。先日は「Are you married ?」と聞かれたので、自分でも嘘か本当か見分けがつかないくらいナチュラルに「Not yet. But recently I found someone I want to marry. 」とか言っておいた。それ以上踏み込まれると危なそうだなと思っていたので、距離を取るために切り出したカードが有効に働いたようでその人との会話は終了。


ただ発言には潜在意識が影響することを知っている。アドバイスが出来たり、謎のカードを出せたりするのは、絵に描いたような「独身貴族」を全うしていた親戚が、結婚すると聞いたからだろうか。単に、世の中に溢れすぎているからだろうか。

コロナ禍を経て口元の緊張感を失ってしまった。機嫌のいい時には聴いてる曲を(口パクで)口ずさんでしまう。かわいい動物や小さい子を見かけては微笑んでしまう。
今日も両親に手を引かれてちょこまか歩く2歳くらいの女の子と、お父さんが押すベビーカーで眠る弟らしき子を見てニコニコしていた。

幸せそ〜と、あくまでも他人事な感想を抱く。
やはり溢れすぎているようだ。noteでも様々な人が恋愛模様を書き記している。
そんな中で、やはり弟が言うようにその面の人生設計について考えなきゃだめなのかもと思わされる。いつだって追われたら面倒になって終わらせてしまうのは考えものだろうし、結婚願望は無くとも子供は欲しいと思ってるし。てか、結婚についての寂しい考えをさっさと捨てなくちゃいけないのか。


内容が薄く退屈な講義を前に、書き殴ってしまったため散らかった文ができた。
「リアルをお届けしている」とでも思って気楽に公開してしまおう。

ところで愛は、足首の虫刺されでバレちゃう生活感とか、そういうのも受け入れてくれるんですか?


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