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京都の大学生。思ってること文章にするための修行。 音楽が好きです。

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マガジン

  • とりあえずビール的な

    とりあえず読んでもらいたい記事をまとめてみました。 稚拙ですが何卒。

最近の記事

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言葉についてのエッセイ的なもの

「as if 神殿」な大学のデカ図書館に籠り、書を読み漁る。 いわゆる学術書に分類される本の中にも出来損ない(追伸 著者の皆様 ごめんなさい)みたいなのが多々あり、よくもまぁこんな中身も根拠も無い本が発行できるなと心の中で毒付いてみせる。 全てを鵜呑みにするのではなく、「これは根拠が明確で筋の通った主張だ」とか「こちらは浅識で、この部分の根拠が弱いな」とか、そういうふうに批判的な読書ができるようになっている。大学生としての成長を実感する。 ふと顔を上げると窓の外は暗い。灰色

    • ある大学生の一日(朝)

      リベンジ夜更かしからの、惰性の入浴。 深夜25時に寝床に着いた後、眠たくなるまでよしもとばななの『ジュージュー』を読んでいた。 6時30分のアラームを止めて二度寝。 7時15分に起床すると、蝉の声が響き渡っていて夏。本日は土曜日だが、振替講義の日。 米パンをトーストにセットして、母特製にんじんポタージュをカップに注ぐ。小鳥の世話。 パンが焼けたので、ニュースを見ながら朝ごはんを食べる。今日も各地は猛暑日で、パリ五輪の開催が近付いて来ているらしかった。 洗顔、歯磨き、メイ

      • 汚い川と夏

        汚い川の上で、並走する列車を見ていた。 ここは大阪、川は淀川。 耳元で流れるお気に入りの音楽を無視して、リトルイージーがおしゃべりを始めたので無性に書きたくなった。 音を止める。 どうやら梅雨が明けたらしい。 カラッとしていればまだ良いものの、とてつもない暑さは湿度と共に訪れる。 炎天下の中、青色のつなぎに黄色いヘルメットのおじさんたちが線路の工事・点検に携わっていて、こんなすぐ横を電車が走ってて怖くないんかな。青いつなぎむっちゃ暑そうやな。とか、ひとりでに思う。 ここ

        • 深夜2時、散漫で乱雑。

          深夜におそらく違法アップロードの尾崎豊を観て、聴いている。 ありえないくらい遠くまで人が密集しているその暑さを、エアコンの効いた夏の自室で少し感じている。 声援の大きさや、バックバンドで歪ませるギター、突き上げられる拳、単純なスポットライト、時を超えて画面上でもまだ誰かを魅了するそのたたずまい、確かな歌声。 そういう全てに心が動かされている。 同じ気持ちで夜を超える人が、今この瞬間も、時を超えたずっと先の未来でも、居るのだろうかと考える。 ところで、世界があまり穏やかじ

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        • とりあえずビール的な
          18本
        • 5本

        記事

          せまいくもりのひの日記

          通学の電車で、4人掛けシートの1席に座る。 冗談じゃなく私以外の3名がそのスペースの80%を占めていて、私は20%にほそーくなって収まっている。朝からええ加減にしてくれんかー! ちょいと細いからって、細いとこに押し込められて良いわけじゃないやん。頭の中でぶつぶつ文句をひとしきり言って、そのあとはもう無になる。 満員電車での憂鬱は、無になることで軽減されることを知っている。 耳に押し込んだイヤホンからは、懐かしい音楽が聴こえる。 幼稚園の時大好きだったアーティストのやつ。変わ

          せまいくもりのひの日記

          音!光! いっちゃん好きな瞬間

          セットリストは覚えられません。幸せやったのだけは確実! 残っている記憶は断片的で、だからこそ目に焼き付いている瞬間は鮮明に思い出せる。全てを平等に覚えておくことはできないからこその、合理的な記憶力? 2024年6月2日。17時30分を少し過ぎ、サイドのスピーカーから流れる音が大きくなる。 なんとなくロマンを感じる音で、映画が始まるかのような雰囲気で、Bialystocksの楽曲がメドレーアレンジされたSEが流れる。やばい、始まる!! 垂れ幕が開いて暗闇に刺す光は白く、焚

          音!光! いっちゃん好きな瞬間

          街、会話

          深夜3時目が覚める。言葉がざわつき出して、眠いけど眠れないので書き記す。 昨日のこと アルバイト、開店準備で窓の拭き掃除をしていた。と、突然、ガラガラを押してゆっくり歩いていたおじいさんが私のそばで立ち止まった。 何だろうと思って振り返ってみたら目があって固まってしまったが、ここで咄嗟に「こんにちは、今日はいいお天気ですね」とか言える余裕が欲しい。 一旦視線を戻して窓拭き、数秒後、おじいさん「よう磨けてるわ!光ってる」と零す。 うわあー、ありがとうございます、嬉しい。一瞬変

          街、会話

          ここんところずっと眠い

          5月27日(月) 高校生の頃、バンドを組んでいた。 Hump Backの「拝啓、少年よ」をコピーして、東西南北に並ぶ校舎の中央、中庭で昼休みにライブをする。 教室の窓から、学生・先生の視線と喝采とが注がれていてこの景色を忘れたくないと思った。たしかまだ少し寒い時期で、でも心は暖かかった。 不意にそんなことを思い出した23時。 思い出す記憶に「軽音時代」というものがあって、それだけで高校時代が充実していたように思えて嬉しい。 実のところは、たいして陽キャでもなく、ただ自分を貫

          ここんところずっと眠い

          リハビリ07 無思考生活

          ぼけっとしていたら、コーヒー豆を床にぶちまけてしまった。 めんどくさいこと終わらせとくから、分かったつもりにならないでくれ。 分かられてたまるかという反骨精神が常にある。 音楽しか愛せないし音楽さえあればそれで充分なので、ため息をついてその旨を伝えて、 それでもって、大好きなバンドのライブに行って、大好きなアーティストの言葉を受け取って、 そうそうやっぱり、だから好きやし信じられるし、音楽の趣味しか愛せないし、そんな人たちを信じたいとおもうんよな。ってまた納得して、 ぼけ

          リハビリ07 無思考生活

          春よりも、

          そろそろアイスコーヒーの季節だ、そう思うと同時に、頭で「モンゴロイドブルース」が流れ出す。毎年のことだ。 暖かくなった日差しと、まだ少し冷たさの残る空気のもとで、浮かれて明るい色の服を着て自転車にまたがる。 「沈丁花の匂い嗅ぎに、寄り道しよっか」「なにそれ最高!!」 無駄に大きい声が出てしまうくらいに楽しいのは、やっぱり春を感じているからだと思う。 と、浮かれ気分も束の間、花粉にいじめられてダウンするまでがセット。 そうこうしているうちに、とてもじゃないけど耐えられない

          春よりも、

          リハビリ06 苦悩-kunou-

          忙しない日々に忙殺されています。 その上、くしゃみが止まりません。 もうこのくらいにしておいてください...。と誰にいうわけでもなく思う。 方向音痴に嫌気がさしてきた。 まじでなんでGPSがないとどこにも行けないの やめたい、やめたいので東西南北と地図を脳内で表現する練習。 気付いたら目的地と反対方向に向かって歩いている、ああもう。 読まれていたら面白い、勝手に書いてすみません。 癖つよおじさんに、喫茶店バイトの説明。「モーニング…」「ムーミン⁉️」 いいえ、違います。あ

          リハビリ06 苦悩-kunou-

          ことこと きりきり ずるずる ざーざー

          昨日はずっと、部屋の片付けをしながら知らん国の知らんアーティストの知らん曲を聴いていた。 とは言いつつ、おそらく台湾のだと思う(調べたら合っていた)。 情報に飽き飽きしていた昨日は、聞き慣れない言葉が心地よかった。 リンク貼るのをサボりますが、マジで全部良かったので気が向いたら聴いてみてください。 台湾シティポップ、アツい。 ところで、片付けをしていたら中学生の時に描いたイラストが出てきた。 LINEスタンプを作ろうとして描いていたものである。これがかなり完成度が高かっ

          ことこと きりきり ずるずる ざーざー

          ワインと家賃

          酔っている?否。 打ち間違いは、常日頃から。 「ワイン おつまみ」と検索しようとした所、打ち込まれたのはワインではなく「やちん」という文字だった。 世知辛い。結局、世の中お金である。 やりたいことはやるし、なにも妥協するつもりはない。 しかし、将来の夢はお金持ちである。むむむ、難しい。 『バクマン』という漫画に、『この世は金と知恵』というタイトルの作品が登場する。 このタイトルが好きで、ふとした瞬間頭に浮かぶことがある。 「この世は、金と知恵」この言葉になんとなく納得させ

          ワインと家賃

          リハビリ05 本当にどんくさい

          「うわっ、かっっわい」 弟が、卒業式で彼女と落ち合った時の第一声が良すぎた。それに照れる彼女もいとをかし。まじでこのカップル可愛すぎる。 寒寒と春、早くも3月が訪れる。出会いと別れの季節が来るらしい。 最近、お昼にデミグラスソースオムライスを作るのにハマっている。自分で言ってしまうが、これがめちゃくちゃ美味いのだ。 おまけに、頻繁に作ることで苦手だったフライ返しが上手くなりつつある。 と、調子に乗って返しまくっていたら、玉ねぎをコンロや床にぶちまけてしまった。 何事も調子

          リハビリ05 本当にどんくさい

          リハビリ04 ハローアローン

          最近のこと。 (うわ、そろそろ電話でもしたいな)と思っていた友人から「近々通話せん?ワクワクが足りてない」とLINEが来た。おいおいおい、最高。 会話は常におめでたい。ポジティブすぎて、やっぱ果てまで行けそうな気がしちゃう。 少し前、いろんな人のことを考えていた。 現代は簡単に人と会える時代だが、その出会いはわりとインターネットに依存している。連絡が取れなくなったら簡単に会えなくなるし、SNSのアカウントが無くなっていたら探すのを諦めてしまう。簡単に縁が切れる時代でもあると

          リハビリ04 ハローアローン

          リハビリ03 ここは東京

          不確かな心と裏腹に、確かな足取りで夜道を進む。ここは東京。 1月下旬。愛するバンドの独立記念ライブに合わせて東京に行った。 せっかくだからと、3泊4日滞在し多くのまちを歩いた。 新宿、渋谷、青山、下北沢、荻窪、高円寺、阿佐ヶ谷、上野、六本木 知らないまちに居ながら、そのまちを知っているかのような速度で歩くのがいい。内心ビクビクしながらも、堂々と歩くのが楽しい。 いつだって助けてくれた位置情報は最近嘘をつくが、顔を上げれば目印はどこにでもある。本当に迷子になれば、助けてくれ

          リハビリ03 ここは東京