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リハビリ05 本当にどんくさい

「うわっ、かっっわい」
弟が、卒業式で彼女と落ち合った時の第一声が良すぎた。それに照れる彼女もいとをかし。まじでこのカップル可愛すぎる。

寒寒と春、早くも3月が訪れる。出会いと別れの季節が来るらしい。


最近、お昼にデミグラスソースオムライスを作るのにハマっている。自分で言ってしまうが、これがめちゃくちゃ美味いのだ。
おまけに、頻繁に作ることで苦手だったフライ返しが上手くなりつつある。
と、調子に乗って返しまくっていたら、玉ねぎをコンロや床にぶちまけてしまった。
何事も調子に乗るとうまくいかないのだ。

わたしは、本当にどんくさい。
朝早く、家族を起こさないように支度をしたいのだが、必ず何かを落としてデカ物音を立ててしまう。
今日はものを落とさなかった!!と喜んでいると、ヒーターのコンセントに足を引っかけてがごんと大きな音を立ててしまう。
やれやれ、良い加減にしてくれ。何事も調子に乗ると上手くいかないのだ。

時間に間に合った!!と思って電車に乗っていたら、駅に到着してから出口を間違えまくって遅刻するなど。

エスカレーターでの立ち位置が分からんくなることもある最近。
左?右?左?
なんでやねん右やろと脳内でツッコミが入る。東京に染まりやがってぇ。

あと、もう居ないのに最寄駅の猫がいつも居た場所を見てしまう。たまに姿が見える気がする。
それが幻覚だと理解して、寂しさと安堵を覚える。

2月の中頃、たびたびnoteにも登場していた最寄駅の猫が居なくなった。
猫がいつも居た場所には張り紙があり、

この度ハチワレ猫ちゃんは一般のご家庭で保護されることになりました。これまでハチワレ猫ちゃんを気にかけ、ご支援をいただいたみなさま本当にありがとうございました

と、書いてあった。
震える猫を前に、寒さを乗り越えられるだろうかと、柄にもなく悲しい想像をしたこともあったので本当に良かった。
そう思う一方で、日々猫と会うことを楽しみにしていたので寂しさも感じる。

春は、こんなところにも別れをもたらすのだ。

ところで、本当にわたしはどんくさい。
(無理があるオチに乾杯)




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