野窓 礼峰
瞬間を切り取る。
夢のような時間のこと。
僕はやることなく過ぎていく日々を やることなしにただ眺めている やることといえば 人の粗探し 違和感があれば反発し 否定したくなる あわれな暇人 人を信じることもできず 信じようともしなかった 本当は信じたいくせに 戻る言葉に ただ、ただ、 信じられなかった自分に 心が薄くなる 人に期待しないと言いながら どれだけ人に寄りかかり 頼りにしているか どうしていつも裏返しの心が 僕の心の中で目立とうとするのか 多分やっぱり僕は暇人なのだろう
休み4日目。時間の流れが非常に早い。書店に付属しているタリーズコーヒーでだらだらしながら過ごしている。1日目からこうしていれば良かったかもしれない。過ぎた時間は戻ってこない。 例の如く明日出社できるかどうか夜の8時くらいに連絡があった。明日こそ使い道がなかろうと思っていたのでショックである。可能性の話で出社と決まった訳ではないが、何となく不安になった。だが川合康三さんの『生と死のことば』を読んで何だか心が落ち着いた。出社と休み。どっちに転ぼうがそんなに変わらんじゃないか
また東京。東京。社員旅行の行き先が東京しかないから東京。書くのはまたしても帰りの電車。といっても道中の半分ほどは寝ていた。また寝るかもしれないが、その時はその時。こうやって文章を書くのは暇つぶしのようなもの。文章を書いていて眠くなるときもあるし、気分の高揚する時もある。どちらにせよ精神的に安定をもたらすのは間違いない。 どこから話そうか。 行きの新幹線は何もなかった。両隣に年配の社員が座り、最初ボソボソと何か話していたが、話すこともなくなり無言の状態が続いた。年も離れ
7月22日 最悪な7連勤を乗り越えて今日は休み。なんとなく怠い。こんな時はイライラするし、なんなら人の粗探しをしてはやっぱりコイツはダメな奴なんだと内心悪態をついたりする。暇だからどうでもいいことを考えてしまうものだし、疲れが残っているからネガティブに物事を考えてしまう。他にもそんな人はいるだろうから普通の出来事であると捉える。 人の性格を変える事ができない以上期待などできない。そのくせ寂しいものだから良くないと思いながら続けてしまう関係もある。結局のところ1人が好きな
明日は待ちに待った業務責任者交代日。と思ったら交代する奴が手足口病だから来れないってさ!なんだよ!ふざけんな! 何を憎めばいいやら。まずは何のフォローもできない会社を憎むべきだろう。その次に資本主義社会を恨もう。競争するから必要もないのに近所のコンビニ同士争ったり、薬局が無駄に建てられている。全部国有化して必要な分だけにすれば人手不足は解消されるし労働時間も短くなる。こんな事を書くと共産主義者などというレッテルを貼られるだろうが、どうもこの社会は人よりも経済を優先してい
昨日まで東京観光していた。本来なら今日も休みだが忙しい為出社。遊んでいてアレだが旅行の次の日はとてつもない疲労感に襲われる。午後からは怠く、明日からの業務責任者の仕事に怯えるばかり。頭は何ひとつ働かない。 ありえない程忙しい。 こうなると会社の人は殺伐として、喧嘩の起きる確率上昇。どうにも居心地の悪い想いをすることになる。 東京旅行記を仕上げるのはまだ先のことになりそうである。 幸い最近ちょっと涼しい。 文章もあまり上手に書けない。 今日は話題のフリ
三階なのに地下室のような場所 長いベンチの上に何人かの男達 ゴーと永遠と空調の音 思えば明るさを求めてやって来たのか それとも暗さを求めてやって来たのか 浅い海か 深い海か 溺れてしまえば 同じこと もうすぐ幕が開く 何も考えずに 何も思わずに ぼんやりとした意識のまま 疲れた椅子にもたれかける
私は内向きな思考の持ち主かもしれないが暗いというわけではない。明るい人間の方が暗いなんてのはよくある話だと思う。明るさや暗さなど非常に抽象的な表現だが、これは感覚的な問題だからこうなってしまう。 雑記を読み返していると面白い。あの時あんな心境だったな、などと思い返せる。自分で書いた文章だからわかりやすい。いつまで続くかわからないが、不定期に書き続けられたらと思う。 今日はアジサイを見に行ったのだが傘を忘れた。つくづく不甲斐なくなる。出社したとき雨が降っていて、帰社す
「集金」のような現実的でクソ真面目な創作物はそこまで恥ずかしくないのだが、オリジナルストーリーというのはなんだか恥ずかしい。あとがきと書いてある事違うじゃないか、と思われるかもしれないが、あれは程度の話。昔なら墓まで持って行っていたと思う。どっちも書いていると楽しいのではあるが...。 現実的なやつは実体験に脚色するだけだから書きやすい。それにそれなりに面白くなるような気がする。私が面白いと思った出来事を書いているのだから。それが面白くないならそれは波長の問題。合わないの
1 これは少しだけ未来の話。 幸崎角造は古くなった椅子に腰かけて本を読んでいた。 ──つまらんな。私ならもっと素晴らしいものを書ける。 読みかけの本を閉じ、物思いにふける。彼は読書家であったが作家ではない。かつては資産家であった彼も近年の不況のせいですっかり落ちぶれていた。ただ働かなくても生活できるだけの金はあった。要は年金暮らし。年金があっても生活できない連中はごまんといたがそれに比べれば幾分ましであった。だが暮らしに困らないというのも困ったもの。一日のうちする
行き場を無くした虫のような車たちがぐるぐる コンクリートの上を彷徨っている 泣き喚く赤ん坊 殴り合う若者たち 転ぶ老婆 突然叫ぶおっさん 目の前は阿鼻叫喚の地獄が広がっていても イヤフォンで耳を塞ぐ ねぇ、どんな音楽聴いてるの? JPOP? KPOP? HIPHOP? それとも 演歌? ロックンロール? どのような問いにも答えず 喧騒の中をモーセの如く歩く 多分自分が刺されても しばらく気づかない 超人的な力を手に入れたものだ! 痛みを知らない俺! 涙の大海を泳いでい
深夜にきらめく楽しい思い ──私達案外上手くやっていけるんじゃない? ぽっと照らされる未来 だが相手の顔暗くて見えない 答えを待つが、どこにも答えは無い 瞬間の光は 私の内側だけを盛大に照らした どこにも届かない光 ──きっと上手くいくよ あなたの瞳に光は無かった 思い上がりの花火は 真っ暗な空に消えてなくなる
とうとう太ってしまった。いや、こんな書き出しだと痩せていたみたいな表現だから適切ではない。太っていた上にさらに太ってしまった。業務責任者をすると運動不足になり、加えてたくさん食べてしまうから太る傾向にあったのだが、今回は酷い。だが己の所業を恨んだとてもう遅い。 業務責任者の前日はホテルでバイキングを食べた。奢ってあげたのにおなか一杯になって苦しくなったなどと不平を漏らされ不快になった記憶がある。世の中都合のいいことばかりではないので、そういう日もあるよね、と自分に言い聞か
昨日は不安になったので書かなかった。ネガティブな発想は深遠なものだと思いがちだがそうではない。人間不安な気持ちに流されるのは簡単だ。それに立ち向かう勇気こそ肝心。 今日は業務責任者の仕事を無事?に終え、ラーメンを食べて帰宅。血糖値の上昇と安心感で昼寝。最近は明るくても寝れるようになった。 ジムに行って坂上弘の本を持っていくが地味すぎて10分ほどで読書終了。手持ち無沙汰でチャリを漕ぐ。目の前にランニングマシンがあるが埋まっている。やっぱり平日の夜は混んでいる。私はチ
業務責任者二日目終わり。後二日。慣れつつもある。喜怒哀楽が詰まった時間だと思う。どんなにしんどいことでもやがては終わる。こうしたことの繰り返しはずっと続くだろう。 どの職場にも嫌な奴は居る。みんないい人ばかりならいいのにと考えてしまうが、それはそれでツマンナイとも思う。なんだかんだそいつの悪口で盛り上がるし、そいつのおかげで他の人の欠点が霞んで見えたりもする。共通の敵ってやつ。そいつがいるから妙な調和も生まれる。 精神的に参ってしまうくらいに嫌なら考えものだが、そうでな
不安という木に縛り付けられて 身動きできない 止まり木に宿る鳥達は 糞を垂らしてはどこかへ飛び去る