雑記 ─悲しいことばかり─

 業務責任者二日目終わり。後二日。慣れつつもある。喜怒哀楽が詰まった時間だと思う。どんなにしんどいことでもやがては終わる。こうしたことの繰り返しはずっと続くだろう。
 どの職場にも嫌な奴は居る。みんないい人ばかりならいいのにと考えてしまうが、それはそれでツマンナイとも思う。なんだかんだそいつの悪口で盛り上がるし、そいつのおかげで他の人の欠点が霞んで見えたりもする。共通の敵ってやつ。そいつがいるから妙な調和も生まれる。
 精神的に参ってしまうくらいに嫌なら考えものだが、そうでないならそういう作用もあるのだと一歩距離を置いてみるのもいいかもしれない。人を変えるのは無理だから。結局は自分が変わるしかない。それも難しいけれども、前者よりは易しい。根っこを変えるんじゃなくて、物の見方を変えるだけのことでいい。
 人の良いところを探せ、ってよく聞くけど嫌いな奴はどんなところも嫌いだから無理。そういうことをやがて実践できたらいいんだけども。けど否定だけはしないようにしている。その人は存在しているんだし。否定は精神的な殺人に他ならない。

 仕事終わりゴーゴーカレーへ。チキンカツとロースカツを乗っけた。店をあとにする時、入り口の方を振り返ると張り紙があった。トッピングを複数枚配ることがあったけどこれからは1枚しか配らない旨。5のつく日は基本的には1枚だが、他の店舗に新しい店ができると2枚ないしは3枚配ることがあった。それがなくなるってこと。地震の影響だろうか、それとも物価高であろうか。わからないがなんだか少し寂しくなった。
 思いがけず3枚貰った時嬉しかったのに、そういった体験が今後はない。思えば去年は5月1日〜5日の間5枚綴りのトッピング券を配っていたのに、今年は5月5日だけ。どうでもいい人はどうでもいいが物事の移り変わりというのは何だか寂しさを伴う。
 世の中が良くなるってどういう事なんだろう。人工知能が発達しても経済はよくならない。知恵を尽くしてももうどうしようにもないって事なのか。人工知能に仕事を奪われると言いながら人手不足な社会。よく考えば世の中要らない仕事ばかり。多分もう行き着くところまで行ってしまって軌道修正なんか無理なんだろう。
 こんな風に世を呪う事はどれだけでも出来よう。だがトッピングが少なくなろうとゴーゴーカレーの美味しさは不変である。変わる事もあれば変わらないこともあって...。移ろいやすい世の中で変わらないものをじっと見続けるのは大事な事だろう。人の心も然り。

 眠くなってきた。

 それでは、また。

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