Kanae Mizobuchi

ソプラノ、パフォーマー、その他

Kanae Mizobuchi

ソプラノ、パフォーマー、その他

記事一覧

初めて触れる現代声楽曲(ソロ編その2)

その1では現代声楽曲の歴史的名曲を中心にお届けしましたが今回はもう少し新しい作品を中心に。楽器もエレクトロニクスも使わないどソロでもこれだけのことが声にはできる…

15

初めて触れる現代声楽曲(ソロ編その1)

こんにちは。現代声楽曲を歌ってみたい!聞いてみたい!という皆さんのためにこれまで私自身が色々なところでよく目にした、もしくはお気に入りの現代声楽曲を選んでみまし…

9

現代音楽科では何が学べるの?

今日は最近数々の音楽大学、音楽院に設立されている現代音楽科という場所の存在意義、またそこで何が勉強できるのかを紹介したいと思います。 現代音楽科の存在意義、実情…

17

現代曲を探そう(声楽を中心に)

今回は現代曲のレパートリーの探し方を紹介します。新作初演も現代音楽の醍醐味ですが、気付けばこのジャンルにも長い歴史があり、様々な名曲(迷曲)があります。そんな中…

13

現代音楽についてのおすすめ書籍やサイト

知識を深めてみませんか?前回の記事では現代の声楽曲のおおまかなジャンルについて私なりに説明しました。気に入った音楽を聞いたり演奏するだけでも楽しいですが、クラシ…

35

現代の声楽曲、とは?

こんにちは。先日の自己紹介の記事を書きながらふと、この話どのくらいの人にわかってもらえるのかしらんと思いました。そのため今回はせっかく専門分野として勉強している…

24

自己紹介+

初めましての人もお久しぶりの人もこんにちは。 ドイツ在住の声楽家、パフォーマーの溝淵加奈枝です。 私の住むドイツは明日からロックダウンに入り、まとまった時間ができ…

38
初めて触れる現代声楽曲(ソロ編その2)

初めて触れる現代声楽曲(ソロ編その2)

その1では現代声楽曲の歴史的名曲を中心にお届けしましたが今回はもう少し新しい作品を中心に。楽器もエレクトロニクスも使わないどソロでもこれだけのことが声にはできるんだという驚きがどの曲にもあります。お気に入りが見つかりますように!

Der Turm zu Babel(2002)/Mauricio KagelMusiktheaterの祖、カーゲルが残した作品。旧約聖書の同じテクストの18もの異なる言

もっとみる
初めて触れる現代声楽曲(ソロ編その1)

初めて触れる現代声楽曲(ソロ編その1)

こんにちは。現代声楽曲を歌ってみたい!聞いてみたい!という皆さんのためにこれまで私自身が色々なところでよく目にした、もしくはお気に入りの現代声楽曲を選んでみました。ちなみに今回はどソロ編その1です!いくつかは講習会で課題曲になることも多々ある定番ナンバー。ぜひぜひお気に入りを見つけてください。

Sequenza III(1965)/Luciano Berio現代の声楽曲といえばまず挙がるイタリア

もっとみる
現代音楽科では何が学べるの?

現代音楽科では何が学べるの?

今日は最近数々の音楽大学、音楽院に設立されている現代音楽科という場所の存在意義、またそこで何が勉強できるのかを紹介したいと思います。

現代音楽科の存在意義、実情欧州の音楽大学では10年ほど前から現代音楽科という現代音楽の演奏を専門的に勉強する学科が設立(乱立)しています。これは古楽復興運動の流れの末に共に各音大に古楽科が設立された流れと相似関係であるといえるでしょう。現代音楽というジャンルで専門

もっとみる
現代曲を探そう(声楽を中心に)

現代曲を探そう(声楽を中心に)

今回は現代曲のレパートリーの探し方を紹介します。新作初演も現代音楽の醍醐味ですが、気付けばこのジャンルにも長い歴史があり、様々な名曲(迷曲)があります。そんな中でお気に入りを見つけ、皆さんも自分で演奏してみませんか?そしてせっかく演奏するなら自分が好きになれる曲を演奏しませんか?そんなまだみぬ曲に出会いたいあなたに、今回は声楽曲を中心にですがレパートリーの探し方を紹介します。他の楽器の方も応用でき

もっとみる
現代音楽についてのおすすめ書籍やサイト

現代音楽についてのおすすめ書籍やサイト

知識を深めてみませんか?前回の記事では現代の声楽曲のおおまかなジャンルについて私なりに説明しました。気に入った音楽を聞いたり演奏するだけでも楽しいですが、クラシック音楽において音楽史や作曲家について知っているとさらに音楽を楽しめることが多いように、現代音楽においても大まかな歴史の流れや知識を持っているともっともっと親近感がわいたり楽しむことができるでしょう。そこで今回は現代音楽について最初の知識を

もっとみる
現代の声楽曲、とは?

現代の声楽曲、とは?

こんにちは。先日の自己紹介の記事を書きながらふと、この話どのくらいの人にわかってもらえるのかしらんと思いました。そのため今回はせっかく専門分野として勉強しているので稚拙な知識ながら現代の声楽曲の大まかなジャンルについてゆるやかに書いてみようと思います。

まず現代音楽とは巷でよく聞く「現代音楽」という言葉。定義が様々、議論も活発ですが、とりあえず20世紀後半以降のクラシック音楽を指すというのが一般

もっとみる
自己紹介+

自己紹介+

初めましての人もお久しぶりの人もこんにちは。
ドイツ在住の声楽家、パフォーマーの溝淵加奈枝です。
私の住むドイツは明日からロックダウンに入り、まとまった時間ができそうなので先日数回挑戦したインスタライブからさらに拡げ、年末年始にかけて少し発信してみることにしました。
こちらも楽しく読んでもらえたら幸いです。

溝淵さんができるまで。溝淵さんは一体何者なのか?どうして声楽家に?
どうやって現代音楽の

もっとみる