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志稲のお気に入り

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2021年1月の記事一覧

大正生まれバリキャリウーマンの祖母の話。

大正生まれバリキャリウーマンの祖母の話。

小さい頃の思い出は、両親より、祖母と過ごした時間の方が多い。
それくらい私は、おばあちゃんっ子でした。

と言っても、祖母はほとんど家にいませんでした。
なぜなら彼女は、大正生まれのバリバリ働くキャリアウーマン。
全国、海外を飛び回っていました。

当時では珍しく、保険会社で営業をしていました。
その傍らで、皿作りの家に生まれた娘でもあるので、国内問わず、海外に食器を紹介したりもしていたそうな…。

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2月21日、「オンライン短歌市」に参加してみませんか?

2月21日、「オンライン短歌市」に参加してみませんか?

短歌のオンライン即売会、あってもいいと思いませんか?

あってもいいと思います。

ということで、来月開催されます。

2021年2月21日(日曜日)の、15時~23時50分です!

今まで、短歌の同人誌などは文フリといったリアルイベントを中心にやり取りされており、個人的にはこの流れでいいんじゃないかとは思っています(出店するのも参加するのも楽しいですし)。

ただ、昨今の事情から開催が中止された

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名もなきトースト

名もなきトースト

小学生の頃、トーストにはまったことがある。
いや、とろけるチーズやおしゃれな具をのせた今どきのトーストではない。第一、当時のわが家はまだオーブントースターではなかった。ポップアップ式の、赤い地に白抜きの花柄がついた、ザ・昭和のトースターでパンを焼いていた。私が夢中になったのは6枚切りの食パンをただトースターで焼いてバターを塗っただけの、シンプルなトースト。そうか、パンがおいしかったのか、なんて聞か

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「お母さん食堂」のどこが問題なのか

「お母さん食堂」のどこが問題なのか

政府見通しによれば、2020年の出生数は5年連続で過去最少を更新しての84万人台にまで落ち込む。社会が継続するための最低条件である出生数の漸減は、そのまま私たちの社会が緩やかだが確実に破滅へと向かっていることを示している。

しかし、この傾向は日本に限らずほとんどの先進国が共通して抱えている問題であり、環境問題とならんで後期資本主義国が直面する大きな矛盾のひとつである。

恐れ多くも私見を述べさせ

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