文学フリマお薦め同人誌
11/20文学フリマ東京(流通センター)の注目サークルを独断と偏見で八つ選びました。おおよそ1万円ぐらいの予算で想定しております(正確ではありません)。選定基準はインディペンデントな運営でしょうか。いささか内輪に偏っていますが、どれも後年参照される必読書になる可能性があります。お買い逃がしのないようコロナ対策をしっかりして素敵な日曜日のご計画を。(沖鳥灯)
★ぬかるみ派
評論・研究|現代思想・哲学
第一展示場 | S-15
@SludgeA_ccelerA
https://note.com/sludgea_ccel…
昨今話題の加速主義の重要文献翻訳(許可取得済)や自己啓発本の批評、反出生主義の最近の議論紹介など、ほとんど日本で紹介されていない新しい思想についての紹介や批評が載った冊子です。現在というぬかるみに立ち止まり、失われもしない現在から真にオルタナティブな未来を見出せ。我々はぬかるみに敢えて嵌まり込む。
★近代体操
評論・研究|現代思想・哲学
第一展示場 | S-14
草乃羊、左藤青、古木僚、松田樹、安永光希
批評のための明るく陽気な運動体。
★新島夕トリビュート
評論・研究|アニメ・マンガ・ゲーム
第一展示場 | T-42
初雪緑茶、北出栞、highland、八星黄一、宮國香雪、佐伯光、瑞浪透、白江幸司
10年代ノベルゲームを代表するシナリオライター新島夕の作品=Worksについて、エッセイ、批評、論考、イラストを集めたトリビュート同人誌を刊行予定。——ゼロ年代は既に過ぎ去った時代にノベルゲーム文化に出会った者たちから、死後の生を生きる作品=幽霊たちに愛を込めて。
★型月伝奇研究センター
評論・研究|アニメ・マンガ・ゲーム
第一展示場 | T-41
奈須きのこ・TYPE-MOON評論誌『Binder.』創刊号をお届けします。Fateシリーズ、空の境界、月姫、魔法使いの夜——型月伝奇作品のポテンシャルに迫る人文知の大冒険。われ、〈奈須きのこ〉の何を知るや?! 普段はTwitterで読書会もやってます。
★大阪大学感傷マゾ研究会
評論・研究|文化研究
第一展示場 | Y-01
大阪大学感傷マゾ研究会は、青春・感傷・エモなどについて考え、同人誌を制作しています。──届かないのなら、せめて傷ついていよう。
★ゼロ年代研究会
評論・研究|現代思想・哲学
第一展示場 | S-08
ホリィ・セン、ちろきしん、みやまれおな
「長いゼロ年代」(1995年〜2011年)の文化・社会を研究します。そして、テン年代以後の現代社会を批判的に捉え返します。
★大倉書房
小説|純文学
第一展示場 | A-37〜38
早大生による仮想出版社です。本の創作、出版、販売を行っています。今回の文学フリマ東京35で初めての刊行作『終の一語』を発売します!
★出版プロジェクトつぎのバス
評論・研究|文化研究
第一展示場 | T-08
移動しつづけるわたし(たち)による制作場。ZINE・アンソロジーを販売します。