大倉書房

早稲田大学の学生らによる仮想出版社。文学フリマ東京に出没。このページでは本の制作過程な…

大倉書房

早稲田大学の学生らによる仮想出版社。文学フリマ東京に出没。このページでは本の制作過程などを連載中。(代表)大倉基季 https://camp-fire.jp/projects/view/589606 でも活動の一端が見れます!

マガジン

  • 〜文学フリマ東京38へ〜

    文学フリマ東京38の新刊、『雪国へ そして海へ』の製作日誌をまとめました。 卒業旅行に行ったり、ご飯を食べたりする楽しい道のりです。

  • 【代表のつぶやき】今更deepな自分語り

    代表の学生時代から、今回制作している小説「終の一語」までの道のりを全6回に渡ってお送りします。 写真とそのキャプションは小間使いA、太字や改行などは小間使いCが主に担当し、原文から編集を行っています。

最近の記事

明日はついに文学フリマ東京38です!

こんばんは。大倉書房代表の大倉基季です! 本日のnoteは明日開催の文学フリマ東京38の告知となります。 すでに大倉書房Twitter(Xと呼びたくない)ではお品書きやそれぞれの本のコンセプトを呟いていますが、改めて私代表からご紹介いたします。 まずは、ブースの紹介から! Aがとても素敵なお品書きを作ってくれたので、皆様に自慢したいです。当日はこのお品書きに加え、ポスターも持って参ります! □既刊本シリーズ さて、前回の出店は鏑木昏暁氏の『終の一語』(ついのいちご)刊

    • 結局今回の大倉書房はご飯を食べてるだけなんですか?【紙切り・箔押し】

      どうも、日々英語とフランス語に脳を焼かれている小間使いAです。 いよいよ文フリまで一週間を切りましたね。皆さま進捗はいかがでしょうか?我らが大倉書房は、なんとか想定通りの出品ができそうです。 文フリ直前特集もいよいよ佳境。本日はカバー制作から、カバーを入稿するまでをお届けします。 皆さま、先日の卒業旅行記事は読んでいただけたでしょうか。 件の卒業旅行は、新刊のカバー制作のためのものだったのですが、結局作り終わったカバーはたった30枚だけ。新刊を80部印刷するとして…予備を含

      • 雪遊びじゃい!!!!!!!!!!【蓼科合宿③】

        こんにちは。旅行3日目担当の小間使いAです。 色々と追われています。切実にこの頃に戻りたい。へるぷ! ちなみにですが、 ※今回の記事は本当に本作りとは全く関係無いです※ 大学生がただただ雪の中はしゃぐだけなので、苦手な方はブラウザバックされますよう。 旅行3日目!!最終日です。 朝ご飯(豪華)(最高)を食べ、東京へ帰ることを憂い。 全力で部屋を惜しみます。 (ここには載せませんが、不慣れな自撮りもしました。) ギリギリまで部屋に居座り、去り際も館内の写真をたくさん

        • 雪国で雪の紙を切るしあわせのこと【蓼科合宿②】

          蓼科2日目はわたくし、代表が担当します!普段の日常回noteは担当から外されているので(笑)、今回の記事を担当できて嬉しく思います。 それでは、大倉書房らしい卒業旅行2日目をどうぞお楽しみください! 鳴り響く目覚まし。しかし目覚ましをかけた張本人は一向に起きる気配が見えず、AとCが自分のものではないスマホを前に困惑を見せていると、代表の手が伸びて来てアラームを切る。 こんな感じで朝を迎えた大倉書房メンバーですが、後に設定時刻を知ったAとCからお叱りを受けます。自分は起きない

        明日はついに文学フリマ東京38です!

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        • 〜文学フリマ東京38へ〜
          8本
        • 【代表のつぶやき】今更deepな自分語り
          6本

        記事

          美味と進捗。そわそわしっぱなし1日目。【蓼科合宿①】

          お久しぶりです。やっと記事執筆と投稿の時系列がそろってきました。ただ書くのが遅いだけです。それらしい言葉で誤魔化そうとしています。 今回は、本のカバーを用意するべく、大倉書房が蓼科で卒業旅行も兼ねた合宿を行ったときのお話です。これまで以上にプライベート寄りの話を書くかもしれませんが、それもわたしたちの一面ということで楽しんでいただければと思います。思い出がたくさんで、いつもの倍ほどまで長くなってしまいました。小間使いCがお送りします。 もともと卒業旅行には行きたいね、と話

          美味と進捗。そわそわしっぱなし1日目。【蓼科合宿①】

          中身はなんとか素敵になりそう! 仕様決め②

          皆さまこんにちは。最近paradox liveにはまっております、小間使いCです。 校正担当のわたくし、『終の一語』の時に買った『校正のこころ』を読もうとやっと本棚から引っ張り出しました。ひと段落したら読み始めるつもりでいます。 さて、入稿回です。 1月20日、曇り時々雨。いよいよプリントウォークさんへ入稿です。前回の訪問からたったの1週間、データはwordであらかたできていたとはいえ私たちにとってはとってもスピード入稿です。データ作成をお願いしていた小間使いAが体調を崩し

          中身はなんとか素敵になりそう! 仕様決め②

          作り手たちの夢と跡。仕様決め①

          オヒサシブリデス。あと2年ほど大学に残ることになった小間使いAです。Twitterに浮上しないので(不得手)随分とお久しぶりかもしれません。生きてます。 襲い来る将来への不安のせいか、最近は毎日どこかに遅刻する夢を見ています。 さて、時遡ること1月13日。 私と代表は、『終の一語』を刷っていただいた同人印刷所、プリントウォークさんを再び訪れていました。今回の本についてより詳しい相談を行うためです。主な仕様は粗方決めていたので、主に料金について伺うために訪れていました。

          作り手たちの夢と跡。仕様決め①

          大倉書房、再始動!

          こんにちは、小間使いCです。皆さま大変お久しぶりです!そして初めましての方は初めまして。大倉書房、また新しく素敵な本を作ることになりました。前回ほどの頻度ではないかもしれませんが、また本づくりについてぽつぽつ発信していこうかと思います。 『終の一語』を作ったのはもう1年以上昔のことで、思い返すときはずいぶん前に感じていましたが、また新たに本づくりを始動させて色々話し合ったり作業したりとしていると、つい数か月前かのように感じるようになりました。…なんて昔のことを振り返りたいわけ

          大倉書房、再始動!

          宣言代わりのご挨拶

          皆様お元気でしたか? そして初めましての方はご機嫌いかがでしょうか。 最近レポートのために「アクメイズムの朝」を読み返して、宣言文のかっこよさに打ちひしがれている大倉書房の代表です。昨年刊行した処女出版にあたる『終の一語』が大倉書房の宣言のようなものでしたので、改めて文章にすることはないと思いますが、いずれ機会があったら大倉書房も「読書子へ捧ぐ」的なのを書きたいです。 ※2月の末に書いたものをそのまま公開しております。 さて、前置きが長くなり恐縮ですが、まだ続きます。すみま

          宣言代わりのご挨拶

          わたしとは、何なのか。ー大倉書房代表、最後のつぶやきー

          わたしとは、何なのか。 大倉書房の活動を振り返るにあたって、わたしはその問いを前に立ち止まらなければなりません。「わたし」とは何か。いや、そもそも「わたし」など存在するのかどうか。 わたしなどというものが、一体、あるものか、どうか。 今ここで文字を打ち込んでいるという意味で、私という主体は確かに存在しています。けれど、明日になればきっと、今日のわたしはもういないのです。いえ、最早或る一瞬の後には、わたしは既に別のわたしに変容しています。一刹那を越えて維持できるわたしなど、き

          わたしとは、何なのか。ー大倉書房代表、最後のつぶやきー

          振り返っていない小間使いAの振り返り

          振り返りを書こうとなった時、Cも代表も早々と書き上げたにも関わらず、私はいつまでも筆をとることができませんでした。 晒した多くの醜態ゆえに、振り返りをしたくないのでしょう。いつまでも子供のまま停滞しています。 流石に遅れすぎて申し訳ないと色々と書いてみても、やはりいざ投稿するときになって読み返すと全てが嘘くさく思えてしまいます。駆け抜けた日々を言い訳くさい駄文でしかまとめられないなんて、私はやはりとても未熟者です。 でも、何かをきちんと思い出そうとしても漠然とした「ああすれ

          振り返っていない小間使いAの振り返り

          深いようで浅い、小間使いCが振り返るこれまで。

          皆さま大変お久しぶりです、小間使いCです。 (もはや遠い昔のような感じもしますが)改めて、 文学フリマありがとうございました!!! なんやかんや無事に終わることができました。これは本当に応援してくださった、支えて下さった皆さまのお陰だと思っております。私自身、8か月と長いプロジェクトの中でモチベーションを保てていたのは、メンバーやその他本が好きな方、ものづくりが好きな方などなど、インターネッツにあふれる「こだわってやるぞ!!!」「そういうの好きだぞ!!!」な雰囲気があった

          深いようで浅い、小間使いCが振り返るこれまで。

          「アオハル」より「青春」が似合う文化の日。

          こんにちは。小間使いCです。文フリまであと1週間ほどになりました(なってしまいました)が、未だ進捗は不安です。しかし!不安ばかり言っても仕方がないので、楽しかった製本会のお話です。 記事本編の前に、noteの皆さんのために改めて文フリ正式出店のお知らせです!! ついに今週末!! 第一展示場A-37,38、出口近く壁際のブースです。人が多そう!!メンバーはB列あたりを想定していたのですがまさかの壁。 あまりにかっちりな名前なばかりに企業扱いになったのかも…何とか頑張るし

          「アオハル」より「青春」が似合う文化の日。

          "にんげん"にはできることとできないことがある。

          ドタバタした入稿から1週間と少し… 想定よりずっと早く本が届きました! 今回はPrintWalkさんにお頼みしました。 本当にご丁寧に対応していただき、感謝しかないです。中身も綺麗に刷り上がっています。まだお見せすることはできませんが。 本ができたなら次に行うのは……そう、製本です!! しかし、代表以外が製本を知らない!!!! ということで、毎度のことながら先生の元へ。 今回(も)、先生自ら進言してくださいました。毎度のことながら頭が上がりません。 本日はCも連れて

          "にんげん"にはできることとできないことがある。

          まだまだお世話になりたい!印刷所の話。

          皆さんこんにちは、小間使いCです。急に寒くなってきましたね…。私が一年間楽しみにしていた秋は一体どこへ行ってしまったんでしょうか。すっ飛ばされた秋服が可愛そうでなりません。 今回は終の一語から一瞬離れ、印刷所に詩集の印刷に関するご相談に行った時のお話です。 実は、こちらの詩集には「アンカット本にしたい!」という代表の構想がありました。実現可能なのかが全くの不透明だったので今まで明言はしていなかったのですが、印刷所での相談の末なんとか光が見えたので改めてご紹介。 アンカッ

          まだまだお世話になりたい!印刷所の話。

          【ひと段落?】「入稿」のトロフィーを獲得しました!

          お久しぶりです。というか毎回お久しぶりな気がしています。小間使いCです。 授業も始まり、文フリもあと1か月半。忙しくなってまいります。うわ~~~~~と漠然とした不安と焦りと高揚感とともに、これから突っ走っていくことになる気がしているこの頃です。 さて、時は戻りまして9月16日。我々はついに最終入稿のため、印刷所へ伺いました。あらかじめメールで送っていた原稿データを確認していただき、台割とも照らし合わせながら修正作業をするA。 と、ここで印刷の都合上カラーページ部分の値段

          【ひと段落?】「入稿」のトロフィーを獲得しました!