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結局今回の大倉書房はご飯を食べてるだけなんですか?【紙切り・箔押し】

どうも、日々英語とフランス語に脳を焼かれている小間使いAです。
いよいよ文フリまで一週間を切りましたね。皆さま進捗はいかがでしょうか?我らが大倉書房は、なんとか想定通りの出品ができそうです。
文フリ直前特集もいよいよ佳境。本日はカバー制作から、カバーを入稿するまでをお届けします。


皆さま、先日の卒業旅行記事は読んでいただけたでしょうか。
件の卒業旅行は、新刊のカバー制作のためのものだったのですが、結局作り終わったカバーはたった30枚だけ。新刊を80部印刷するとして…予備を含めるとあと必要数は50枚以上……!!!??
2日で30枚なのに!?!?

これは相当まずいよね、ということで春休みのうちにメンバーの家に集まることに。確立してきたノウハウをもとに、ただひたすら作業をします。

ということでまずは、今回の新刊でメンバーがどんな作業をしているのかを改めてご紹介。複数の記事の情報を、一つにまとめて字数を稼ぎますお届けします。

改めて、今回の新刊での大倉書房の目標は「仮フランス装に近い形を実現する」こと!
そのために、並製本に巻いてあげるカバーは必須でした。
このカバーを外部に任せてしまうと、膨大な料金がかかります。紙も凝りたい!ということで雪をイメージしたA3の「しこくてんれい」を購入し、自分たちでカバーの形にしてあげることにしました。

赤い線に沿って周りを切っていきます。

以下が工程のレシピです。カバーを作りたい方は参考にどうぞ。

①針で紙を刺して、3〜4枚まとめて寸法をとる
まずは、以下の形になるように寸法をとり、カバーの長さを揃えていきます。ミリ単位の繊細さで、測っていきます。ここは一番寸法に細かい代表の役目です。私がやったら崩壊しかねない(強い戒め)。
ちゃんと開くように、背のところは+2mmで作っています。

主要な長さはここで確定します。


針を使って2、3枚まとめて測っています。


②角度を計測する。
切る際の基準となる角度を計測し、うっすら線を引きます。ここは私の役目です。あまりの作業の多さに何度も角度を間違えました。

③切る!
基準線に沿ってひたすらに周りを切っていきます。ここはCのお役目。一番手を痛めていました。そりゃそうだよ。

こちらの切れ端は文フリで配る予定です。

これを分担して淡々と80枚…
しかし終盤に差し掛かる頃には超ハイペースに。2日で30枚だったのが、半日で30枚をこなせるように。


しかし、

活動内容はこれだけ

これだけです……

もう書くことがないです。


なので

作業中のご飯のコーナー!

合計2日間に及んだ紙切り作業を支えてくれた仲間を紹介します。
(正直に言うと、全員ご飯の写真しか撮っていなかったのです。あまりに単調な作業ゆえに新鮮さがなく…ヘッダーもカメラロールに残ってた意味のわからん画像を使ってます)

・手作りビーフシチュー
代表のお母さんが作ってくれました!ほろほろお肉に、生クリームがよく合う絶品の一品。皆のカメラロールに唯一収まっている奇跡の一品。どうやら朝から煮込んでくれていたそうです。
めちゃくちゃ美味しくて、いっぱいおかわりしました。

また食べたい

・手作りちらし寿司
作業2日目がひな祭りだったということで、またもや代表のお母さんが作ってくれた一品。うまい…!程よい酢飯の加減が絶妙。100人いたら100人が求めているちらし寿司ですよコレは……

お皿も全部おしゃれ

・紅茶
代表のお母さんが何回もお部屋に紅茶を持ってきてくれました。作業を支える美味しい紅茶。代表はいつもミルクで飲んでいました。

打ち上げも紅茶で乾杯!


さて、作業が無事に終わったら、日を改めて審美堂手塚箔押所へ。

前回の「終の一語」に続き、箔押しをお願いしました。こちらの無茶にも応えていただき、ありがとうございます。

見て下さいこの表紙…………!!!

きらきら〜〜〜!!

傾けるとしこくてんれいの繊維とともに輝きます。角度を変えるとより輝く!

足を止めていただくだけでも結構です。是非是非このシンプルだけどぎゅっと美しい表紙を見にきてくださいね!

小間使いA


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