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福岡県で三粒の種という事業を営んでいます。人とモノとの関係性が、どのように社会に影響を…

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福岡県で三粒の種という事業を営んでいます。人とモノとの関係性が、どのように社会に影響を与えるのか、そんなことをよく考えます。元考古学者。趣味は、山登りとコーヒー。人類史と思想史の整理をする上で、人に読んでもらうことは理解を深めるため、noteを活用しています。

マガジン

  • 旅をした。〜「どんな経験をするか」を重視する。〜

    特に行きたいところはなかった。 ただただ歩きながら考える経験をしたかった。 2019.09〜2020.03までおこなった、 そんな旅のことを書き留めます。

  • 人類史・思想史整理の過程と成果

    人類史と思想史の対応関係を整理したいと思って、整理中です!この作業に関する記事をまとめています。

  • 僕の開墾日記

    10年ものの耕作放棄地、開墾日記。日記だけど、毎日ではない。たぶん

  • 津屋崎祇園山笠

    津屋崎祇園山笠振興会 公式マガジンです。COVID-19感染拡大の影響により延期を余儀なくされた津屋崎祇園山笠。立ち止まっている今だからこそ、山笠、ひいてはお祭りの意義を考察し、発信してみようと思います。

最近の記事

伝統文化の継続をチャットGPTに聞いてみた

プロンプト 「あなたは伝統文化を守るスペシャリストです。 300年の歴史をもつ地域のお祭りを、これからも地域にとって重要なものとして存続させる方法を考えてください。 なお、このお祭りは、女性が参加できないというしきたりがあります。」 回答 300年もの歴史をもつ地域のお祭りを存続させるには、現代の社会的価値観と伝統の両方を尊重しながら、慎重に進める必要があります。以下に、具体的な方法をいくつか提案します。 1. **地域住民や参加者の意識を高める**    - お祭り

    • 津屋崎祇園山笠の後継者育成ー子ども山笠を実施するー

      私は、300年続いている津屋崎祇園山笠は、大事だと思っている。 個人としてもそう思うし、社会の中の装置としても代替不可能なものであると思っている。 不可能ではないか。ただ、再び同じレベルのものを作り直そうと思ったとき、長期的なトライアンドエラーが必要なように思う。その長期の中で健全な評価をし続けることは至難の業であるし、その評価ができる人材がいるかどうかはもはや運でしかない。ほぼ不可能だと思われる。 私は、津屋崎祇園山笠の事務局長であると同時に、後継者育成事業として小学校

      • 「仕事」・シナリオを書いてみる ①

        はじめに 最近「仕事」について勉強しています。 文化人類学ですが。 「仕事」の捉え方の変遷というのはとてもおもしろく、 かつての捉え方の片鱗は、この片田舎にも残っているように感じます。 特にパブリックな仕事と、プライベートな仕事の価値観が、 現在とは全く逆だったというのが面白い。 家族に時間を使うこと、地域のために働くこと、これが「パブリック」で、 お金を稼ぐ仕事(我々にとっての一般的な仕事)が、「プライベート」だそうです。 またプライベートよりも、パブリックがある程

        • 里山の資源に対する考え方

          山を見て、竹林が荒れています。 誰も使わないものがたくさんある、のでしょうか。 その理屈で居続けること自体に問題があると思いますし、 使えない、というのは、その人自身の能力の問題であるし、その人自身の社会的能力の決めつけでしかありません。 私たちの里山活動では、 メンバーシップを定め、活動エリアの資源は意見表明の後、責任者の判断を経て、はじめて持ち出しが可能になります。 誰でも勝手に使っていいよ、というわけではない、ということですね。 活動エリアの資源は、基本的に当該

        伝統文化の継続をチャットGPTに聞いてみた

        マガジン

        • 旅をした。〜「どんな経験をするか」を重視する。〜
          11本
        • 人類史・思想史整理の過程と成果
          17本
        • 僕の開墾日記
          14本
        • 津屋崎祇園山笠
          6本

        記事

          久しぶりに環境変動系のイベントに参加してみて

          先日、久しぶりに気候変動系のイベントに参加してみた。 有機農業をやっていて、里山の保全活動をやっているので、親和性の高いテーマではある。 ただ、気候変動系の活動をしている人は非常に苦手だ。 なぜなら「問題に気がついている私すごいでしょ、気づいていないあなた行動を変えなさい」感が強いからだ。 正直、環境問題よりも、その精神性が人類の生きづらさの原因だと思っている。 とはいえ食わず嫌いはいけないし、普段しないことをやることも脳にとって重要なので、イベントに参加してみた。

          久しぶりに環境変動系のイベントに参加してみて

          ふくつ渡の里山プロジェクトの最近(2023年)

          大峰山の里山保全活動の話。 ・ 初めて7年が経ったのかな? 今、8年目かな? ・ 九州工業大学環境デザイン研究室(伊東研究室)の伊東教授、長谷川さん(博士後期課程、D論執筆中、もう直ぐ締め切り。)を中心として、荒れた竹林の整備を行ってきました。 その傍、蔓延ったマテバシイを薪にしたり、椎茸の榾木にしてみたりも。 ・ ・ 声をかければ参加者は増えるけど、 作業が全く進まない(自分達も新参者も技術がないから進まない=やってる感がない) 自分たちが全く山を使えるようにならない(山の

          ふくつ渡の里山プロジェクトの最近(2023年)

          渡のポテトを作っています。

          福岡県福津市の渡というところで、農薬や化学肥料を使わずに、 じゃがいもを育てています。 渡は砂地。潮風も吹きます。 じゃがいもにとって、美味しくなる条件が揃っているのかなと思っています。 今季は、10種類 リンクを貼ったら、フォームがまるごと表示されました。笑↓

          渡のポテトを作っています。

          とても長い戦いになるから、里山活動のポッドキャストを始めてみた

          福津市の渡にある大峰山。 この山の一部をかれこれ5年ほど整備している。 所謂、里山だ。 例にもれず竹林が荒れている。 薪炭林も荒れている。 典型的な光の入らない森となっていて、 そこに手を入れ始めたのだ。 先導は、九州工業大学の環境デザイン研究室。 研究室主導で数名の地元メンバーが動いてきたが、 コツコツと無理せず続けてきて、 少しずつ地域住民である私達が担う部分を増やしているところだ。 この活動だが、2022年の年末から少し力を入れ始めた。 活動メンバーの状況

          とても長い戦いになるから、里山活動のポッドキャストを始めてみた

          冬は副業 みたいな働き方をしたい。

          私は、普段農家をしている。 農薬や化学肥料は使わず、自然に即しながら少し手のかかる形で栽培し、 顔のわかる人たちへ定期宅配をしている。 この仕事は、結構好きだ。 仮に、働かなくてもいい、という状況になっても同じことをするだろうと思う。 ただ、この栽培方法、冬の寒い時期や、夏の暑い時期、 相当無理をしないと仕事ができない。 作業ができないといったほうが正しいだろうか。 野菜というのは、大方15℃ー30℃の間で発芽し生育する。 したがって上で言った無理というのは、15℃ー

          冬は副業 みたいな働き方をしたい。

          働かなくていい、となると。

          最近「働かずに生きていく」方向性の情報を目にするようになりました。 働かなくていい、状況になった時に、 私は一体なにをするのかな、と想像を巡らせてみました。 基本的に、同じことをするな、という結論に至りました。 今やっていることを、ストレスなくできる、というのは、 幸せだなと思う次第です。 そういった選択を常にできるように今後も生きていかねば、と思います。

          働かなくていい、となると。

          【旅記録・番外編】エベレストトレッキングでの出会いとエベオ

          ちょっと番外編です。 全然記録を書けてないので番外編もクソもないような気もしますが。。。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 2019年10月 エベレストトレッキングをしているときに一人の日本人女性と出会いました。 標高4000m付近。 ネパールの山奥、ルクラから更に上がり、タンボチェからディンボチェへ向かう途中でした。 黙々と歩く僕の前にヨーロッパ系の方々の団体が歩いていました。 その方々を抜き去ろうとしたとき、目に入ったのが Caravanのトレッキングシューズ。

          【旅記録・番外編】エベレストトレッキングでの出会いとエベオ

          【旅記録】エベレストBCへ ナムチェータンボチェーディンボチェーロブチェーゴラクシェプ

          2019年10月4日 ナムチェ3400mからタンボチェ3800mへ 高度順応で二泊したナムチェを出発。 出発早々、エベレストが見える。最高のトレッキング日和。 ナムチェからタンボチェはコースタイム6時間でしたが、4時間で着。 アンナプルナでもそうだったが、早朝は天気がよく、昼から崩れる傾向。 到着の頃には、濃いガスに包まれました。 タンボチェの宿で、ダルバートを食べていると、黒ぐろと日焼けした別府のおじさんに出会いました。 2019年10月5日 タンボチェ3800mか

          【旅記録】エベレストBCへ ナムチェータンボチェーディンボチェーロブチェーゴラクシェプ

          登山におけるウルトラライト(UL)の精神性について

          ここ数年だが登山シーンにウルトラライト(軽ければ軽いほどいいという考え方、以下ULと略)という考え方が広がっている。 荷物が軽ければ疲労が少なくなり怪我が少なくなる。 さらに、速く動ける分、山行時間の短縮ができ、天候リスクを回避することにも繋がる。 理屈は正しいと思う。 ただ、人生も登山も経験が浅い者が、ULに傾倒することには賛同できない。 なぜか? ULの装備は、ペラいからだ。 ザックひとつとってもデニール(引き裂き強度)が極端に弱い。 ちょっと転けて、何かに引っ

          登山におけるウルトラライト(UL)の精神性について

          水の動き

          福岡でも梅雨が明けました。 早い。 5月は土がカラッカラになるほど雨が降りませんでした。 水はけの悪い畑もカラッカラ。 梅雨入りして安心していたのですが、それも束の間。 5月の雨が降らなかった期間、それなりに水撒きをしていたと思っていたんですが、 6月に入りまとまった雨があって、お野菜が驚くほど青々と大きく育ったので、5月のあれは足りなかったんだと気付かされました。 当たり前だけど水って大事。 それからよく土の水分量を見ているのですが、 また気がついたことがありまし

          水の動き

          産直市場に野菜を出すことについて

          私の育てているお野菜は、基本的に個人宅へ定期宅配している。 当然ながら宅配のタイミングに合わなかったお野菜や、たくさんできるお野菜もある。 そういったお野菜は、別でパッケージ(じゃがいも5種セットなど)を作って販売することもあるが、 細々したものは、産直市場へ出荷している。 正直なところ、産直市場へ出荷することには抵抗がある。 特になんのこだわりもなく、環境負荷も何も考えていないお野菜と一緒に並べないといけないからだ。 さらに出荷者の多くが低価格競争を後先考えずに行ってい

          産直市場に野菜を出すことについて

          最近の休み方ー温泉へ行くー

          農業を行っていると2週間以上まともに休めないことがよくあります。 雨次第。 ここ最近、雨があまり降らず、やることも多いので、 朝から晩まで何かをやり続けるという日々が続いていました。 5時半ごろに起きて、 奥さんの朝ごはんおにぎりを作り、 17時半から18時に仕事を終えて、 晩御飯を作り、 22時ごろには就寝する、そんなサイクルを続けています。 このサイクルを2週間ほど休みなしに続けていると、 朝起きても疲労感が有り、午前中から集中できないという日がやってきます。 そ

          最近の休み方ー温泉へ行くー