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"興奮してる!"で乗り越えた新卒時代は間違ってなかった¦読書記録 #1

眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話
読書期間:23'10.23

社会人1年目のとき、初めてお客様のところに訪問したとき、私は上司の後ろでにこにこしていればいいだけだったのに、ゲロを吐きそうなくらい緊張した。
その数ヶ月後、自分で考えた企画書を持って、お客様に提案しなければならなかったときも、舌を噛み切ろうかと本気で考えるくらい緊張した。

そんなときに先輩が教えてくれた言葉。
「緊張してるじゃなくて、興奮してるって言おう!」

緊張という言葉を「興奮」に置き換えて発しているだけで、脳みそはこのドキドキ感を興奮と勘違いしてくれるらしい。単純なやつ。

効果を特別実感できたことはなかったけれど、緊張と言うよりも興奮と言った方がなんだか良い気がするし、私はそれが偉く気に入って「興奮」という言葉を使うようにしていた。

「自分は緊張しているがワクワクしている」と考えたグループの方が、自信を持って良いスピーチを行うことができたのです。

「眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話」p.18


先輩まじじゃん!

こんなふうに今までの知識や経験から、本当ににそうなのかどうかはしらないけど、何となく「そうだろうな」と思っていたストレスに関するあれこれって意外と多い。
それらをきちんと言葉にして解説してくれる本でした。




発見

ストレスは体にとって、必ずしも悪いものでは無いという考え方が重要(死亡リスクが低くなる)。
ただし健康被害などの実害が伴う場合は、退避し、直ちに自分の身を守ることが大事。


境界密度が高いと人間関係は息苦しくなる。
境界密度とは、グループ同士の交わりの程度。例えば、①会社の同期 ②学生時代の友人 ③共通の趣味の友人 の3つのグループに属していた際、①と②のグループが自分自身を介して頻繁に交流していた場合は、境界密度が高い状態といえる。

人間関係や交流が広がって良い状態のように見えるけれど、精神の不健康に繋がる。


口角をあげたり、背筋を伸ばして胸を張るだけでも、幸福度や自信が向上する。
脳みそはやっぱり単純みたい。
だから見た目や形から理想の自分を作ること!


心の安定に影響を与えるセロトニンは、トリプトファン(必須アミノ酸)から合成される。
トリプトファンを多く含む食材を意識して摂取すれば、心の安寧に効果が!

例えば…バナナ、牛肉、レバー、チーズ、豚の赤身肉など


これから

社交的なフリをして、友人グループをくっつけたり、くっつけてもらったりを繰り返したここ数年。これって精神に悪いんだ…たしかにそうかも、分からなくもないなんて。納得しつつも結構なショック。
友人や知り合いが増えるのは嬉しいしその場では楽しいことも多いけれど、心の疲弊を感じるのも事実。

社交的でフレンドリーな人間のフリは今すぐやめよ。とか思いながら、きっと私は明日も元気に愛想笑いをするだろうし、新しい友達や関係性欲しさに境界密度を高めてしまうかも。
けど今はそれでいいや。
心に悪いことを少しだけ知れたから。きっと今までよりも少しだけ早く、自分のSOSに気づけるはず。


本情報

「眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話」
発売日:2021年05月29日頃
著者/編集:ゆうき ゆう(監修)
出版社:日本文芸社

諸悪の根源であるストレスの解消法を医師が解説。そもそも自律神経が乱れるまでストレスをため込まない男女別の考え方と、たまってしまったらすぐに自宅で解消できる方法を、メンタルマネジメントや栄養、運動など実用的な内容で紹介しています。

Amazon「眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話」本の概要 説明より


ひとこと

この「眠れなくなるほど面白い」シリーズの多くが、Amazonプライム会員なら追加料金無しで読めるprime readingの対象になってた。
簡単にサクッと読めるので、ストレスの話以外にも読んでみたい。

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