猫鮫あおり

25歳無職のなんでもない毎日のこと│日常の小さな楽しみを見つけるのがど下手です│書いて…

猫鮫あおり

25歳無職のなんでもない毎日のこと│日常の小さな楽しみを見つけるのがど下手です│書いて幸せになりたい、幸せにしたい

最近の記事

遺伝子レベルで比較が辞められない¦日記 #18

今日はイルミネーションを見に行った。隣県まで車を走らせて1時間半。駅や公園やらでイルミネーションもどきを偶然見かけることはよくあったけれど、きちんと「我らはイルミネーションだ!」と誇っている電球たちを謁見しに行ったのは初めてかもしれない。 この通りイルミネーションが特別好きというわけではない。が、テンションは上がる。冬特有のイベント。ちょっとしたお出かけ。イレギュラー。友人とはしゃぎ、そして凍えながら、電球でキラキラと照らされるカップルを数えてきた。 この友人と会ったのは実

    • 好きなものを共有したいという一種の傲慢さに負けた、好きすぎて¦日記 #17

      "好きなものを共有したい" しっかりとその気持ちを自分の中に捉えられたのは、ここ数年のことのように思う。面白かったドラマ、好きな曲、最近ハマってること。その他無数のなどなどを、私は『私の好きな人たち』に知ってほしいという欲望があるみたいだった。 学生の頃は、毎日学校に行きさえすれば友人がいて、朝も休み時間も放課後もなんなら授業中だって、私たちはずっと話していた。なんていったって、お喋りはこの身一つあればどこだって出来る。お金もなくて制限も多かった、私たち学生の一番身近な娯楽だ

      • 生きていく勇気も、大人になる覚悟も僕らにはまだないけれど

        2023年11月15日水曜日、 ライブ音源の配信が始まった。 それは、最悪の天気のなかで行われた最高のライブ。 2023年ゴールデンウィーク最終日、土砂降り。 私たちは雨で身体をびしょびしょにしながら武道館を目指して、濡れた身体を汗と涙でさらに濡らしてから会場を後にした。スニーカーを突き抜けて靴下まで達した雨水と、高揚した体温が混ざりあって気持ち悪い。冷たくて熱い。多分臭い。けれど、この霜焼けのような火照りと臭さが証明してくれている。一瞬にも思えた3時間が、確実に存在したと

        • 言い訳みたい。姿が見えないから感謝を忘れてただなんて¦日記 #16

          朝の荒んだ心に、優しく染み込む車内アナウンス。 冬の相棒コーンポタージュと、焼きたてのトーストを朝食に食べたときみたい。黄色いとろとろのコンポタにトーストを沈めると、濃厚な甘さと温かさがじんわりパンに浸透して、幸せで包み込んでくれる。 「皆様おはようございます。本日は〇△線‪✕‬‪✕‬行きにご乗車くださいましてーー」 毎日使う電車の聞き慣れた車内アナウンス。"おはようございます"から始まるだけで、こんなにも優しい気持ちになれるのか。暖房で濁った車両の空気が少しだけ澄んで、外

        遺伝子レベルで比較が辞められない¦日記 #18

          スマホと乾燥と冬と¦日記 #15

          今日はやけにスマホの動きが悪い。 朝ホームで連絡を返しているときも、休み時間にSNSで呟いたときも、そして今このnoteを入力しているときも。 初めは充電のせいで動きが鈍くなっているのかと思ったけど、そうではなさそう。タスクをクリアしても意味はナシ。いつもと同じように入力をしているはずなのに、なんだか上手くいかない。 先程送った友人への連絡。「りんごいら?」 これは「りんごいる?」って聞きたかったの。もうすぐ蜜がたっぷり入った甘くて爽やかなやつが取れるから。 * 肩を縮こ

          スマホと乾燥と冬と¦日記 #15

          金木犀の散り際に、私は生を感じる¦日記 #14

          夕焼けに包まれながら最寄り駅を出たら、金木犀の香りがした。 爽やかで甘くて、上品な秋の香り。私はこの匂いが小さい頃から大好き。小学校の校庭の隅に植えられていて、私はたしか、そこで初めてキンモクセイを知った。 日に日に輪郭がハッキリしてくる金木犀の香り。多分最寄り駅の傍に木があるんだろうけど、私は未だに発見できていない。 思えばいつもそう。毎年どこからともなく漂ってきて、私に秋を教えてくれる。瞬きする間に過ぎてゆくような日々の中で、時間の流れを認識できる貴重な瞬間だった。 も

          金木犀の散り際に、私は生を感じる¦日記 #14

          私たちはいつからかイヤホンばかりしている¦日記 #13

          「おはようございます」 驚きながらも結局同じ言葉を返すことが出来なかった今朝の自分を、私はまだ引きずっている。 何があったのかというと、 すれ違った学生グループのうちの一人が、私に挨拶をしてくれた。だけど私はびっくりして咄嗟に挨拶を返すことが出来なかった。 それだけである。 私は毎朝大量の学生とすれ違いながら、最寄り駅へと向かう。 駅から学校までズラズラと歩く中高生たちは、大名行列みたい。お揃いの制服を纏って、歩道パンパンに広がって歩く。私は大名たちを、右へ左へ避けながら

          私たちはいつからかイヤホンばかりしている¦日記 #13

          "興奮してる!"で乗り越えた新卒時代は間違ってなかった¦読書記録 #1

          社会人1年目のとき、初めてお客様のところに訪問したとき、私は上司の後ろでにこにこしていればいいだけだったのに、ゲロを吐きそうなくらい緊張した。 その数ヶ月後、自分で考えた企画書を持って、お客様に提案しなければならなかったときも、舌を噛み切ろうかと本気で考えるくらい緊張した。 そんなときに先輩が教えてくれた言葉。 「緊張してるじゃなくて、興奮してるって言おう!」 緊張という言葉を「興奮」に置き換えて発しているだけで、脳みそはこのドキドキ感を興奮と勘違いしてくれるらしい。単純

          "興奮してる!"で乗り越えた新卒時代は間違ってなかった¦読書記録 #1

          可愛くなりたい全ての人へ¦日記 #12

          朝、駅で乗り換えをしているときに、大変可愛らしい方を見た。 細くて柔らかそうな髪は真っ直ぐ伸びて、歩く度に肩を過ぎたあたりで揺れている。服装は、グレーのデニムに薄めのニット。高くも低くもない女性の平均的な身長の身体には少し重そうな、大きな黒いリュックを背負っていた。 全体的にシンプルな印象で、特別おしゃれ!という服装ではない。 けれど彼女の顔立ち良さと相まって、それはされは洗練された美人のような雰囲気を感じた。 こういうとき、私は思う。 負けた、と。 可愛いも美しさも人

          可愛くなりたい全ての人へ¦日記 #12

          25年経っても未だ攻略できない自分自身¦日記 #11

          昨日も今日も、1日なんだかパッとしなかった。 頭はぽやぽやとするし、だるい気がする。 授業中は20分くらいガッツリ寝てしまったし、休み時間も寝た。それなのに夕飯を食べ終えた途端、強制シャットダウンしそうになる身体。 食事は変わらず取っているつもりだし、睡眠時間も足りているはず。なんなら心地よく眠れるように、布団に入る前にストレッチを始めたし、健康意識が高まってる今、水分補給もいつも以上に気をつけている。 それなのになぜ。 駅で階段を使った際に、その謎に気づいた。 だるい

          25年経っても未だ攻略できない自分自身¦日記 #11

          私たちに必要なのは学生みたいな遊び(23'10.17)¦日記 #10

          25歳。半年後には26歳になる私は、個人的にまだまだ子供です。図々しいことを言ってしまうと、華のJK気分です。高校に入学したのは10年前になるのにね。それなのにあの頃から成長している気はしません。 けれど今回のみ便宜上大人とさせてもらいます。 大人になってから友人と遊ぶというと、居酒屋、旅行、カフェ、ランチ、ご飯 etc… このあたりが私の友人間での定番でした。 違うコミニティに属している人の話を聞いても、あまり遊び方に大差はなく、これらは「大人になってからの遊び」の代表格

          私たちに必要なのは学生みたいな遊び(23'10.17)¦日記 #10

          髪型から考える未来のなりたい私(23'10.16)¦日記 #9

          髪の毛が切りたい。 確か最後に美容室に行ったのは3ヶ月くらい前。ロングヘアなら意外とどうってことないのかもしれないけれど、ベリーショートの私の頭は今大変なことになっている。 元々多い毛量が増えに増えて、はち周りが特に重たくてぶ厚い。 美容室に行けてない理由はひとつ。 次はどんな自分になろうか、ずっと決め兼ねているから。 今よりももっと短く、襟足を刈り上げてツーブロックにしてもそれはかっこいいし、はたまたこのまま頑張って髪を伸ばして、可愛らしいボブを目指すのも素敵。 私は

          髪型から考える未来のなりたい私(23'10.16)¦日記 #9

          今日(23'10.15)¦3行日記 #8.2

          数年ぶりに祖父母の家に行ってBBQをした日 今日締切のエッセイが書き終わらなかった日 ダイエットを決意した日 全てが愛しくなった日

          今日(23'10.15)¦3行日記 #8.2

          気づいちゃった(23'10.14)¦3行日記 #8.1

          スーパーにセールのお肉を買いに行くご褒美に 懐かしい味の菓子パンを購入。ごちそうさま。 これ買うお金でセールじゃないお肉買えたかも

          気づいちゃった(23'10.14)¦3行日記 #8.1

          元彼に抱く嫌悪感と、今ハマっている漫画(23'10.13)¦日記 #8

          恋人と別れたことはあるでしょうか。 私はあります。今のところ1回だけ。 2年前のGW最終日、当時の彼を駅まで送って行って、新幹線改札の前でさようならをしました。 「またね」のさようならではなくて、 「元気でね」のさようなら。 憎しみあって嫌いあってのお別れではありません。当時はまだ、どちらかと言わなくても好きで。だけど話し合った結果ちょうど2年のお付き合いで、終了しようということになりました。 老衰みたいな、穏やかな終わりでした。 新幹線の改札前でお別れしたと言いまし

          元彼に抱く嫌悪感と、今ハマっている漫画(23'10.13)¦日記 #8

          ごはんはいつ作っても美味しい(23'10.12)¦日記 #7

          今日は朝からサラダを食べた。 レタスときゅうりとカイワレとチーズとハムとお豆が乗った、見た目から美味しそうな、気分が上がるサラダ。(当社比) 朝がなかなかに苦手な私は、出来るなら一分一秒でも長くお布団に溺れていたい。 もちろんサラダのためにいつもより早く起きるなんて無理。 だから昨晩のうちに、サラダを完成させて、冷蔵庫に閉まっておいたのである。 毎日お弁当を持って通学しているが、そのお弁当もそう。明日の自分のことを想って、前日の夜に完成させておく。 実家を出てからもうす

          ごはんはいつ作っても美味しい(23'10.12)¦日記 #7