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可愛くなりたい全ての人へ¦日記 #12

朝、駅で乗り換えをしているときに、大変可愛らしい方を見た。
細くて柔らかそうな髪は真っ直ぐ伸びて、歩く度に肩を過ぎたあたりで揺れている。服装は、グレーのデニムに薄めのニット。高くも低くもない女性の平均的な身長の身体には少し重そうな、大きな黒いリュックを背負っていた。
全体的にシンプルな印象で、特別おしゃれ!という服装ではない。

けれど彼女の顔立ち良さと相まって、それはされは洗練された美人のような雰囲気を感じた。

こういうとき、私は思う。
負けた、と。

可愛いも美しさも人それぞれだと思っているし、日々人と比べて勝敗をつけながら生きている自覚はあまりない。
それに、人に勝負を吹っ掛けて回れるほど、整った容姿を持っているわけでもない。

けれど、負けた。と思ってしまう。

ダイエットをしても、自分磨きに精を出しても、化粧を極めても、センスを磨いても、努力に努力を積み重ねても、きっとあの子みたいな美しさを手に入れることは出来ないんだなと、思うから。
美しすぎる人を見ると、努力じゃ太刀打ちできないことに気づいて、私は勝手に敗者の気持ちになってしまう。


先週末から続けている筋トレ。
健康と美容を少しだけ意識した生活。
毎日選ぶ服。丁寧に描くアイライン。

全て辞めてしまいたくなるけれど、
私は私の自信をいつか手に入れたいから、もう少し背筋を伸ばして歩いてみようと思う。

可愛くなりたい全ての人、自分のために無理せずみんなで頑張ろうね。


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