能天気に愛を垂れ流しては さよならを言うタイミングを失ってくだけ 簡単な5文字が 脳内のフィルターで感動的に彩られる 死んでしまった あの時僕の心は 死んでしまった …
記憶がないくらいまで 窓の外はもう明るい 飲み干したグラスと缶 焦げたにおい マンション4階 対 木造アパート 上の大家はヒステリックで お出迎え 死神の形相 何度も…
夢に名前を付けるのはおやめなさい、夢と現実の区別がつかなくなりますよ そう言われて育った。 蜘蛛を殺すと雨が降りますよ そう言われて育った。 夜に爪を切ると、ヘ…
お前の鼓膜を揺らしたいだけなんだぞ
悲しかったはずだ あの日、電波越しに友人の死を知った時は きっと悲しかった ちゃんと、悲しめていたはずだ 僕は彼の一番の友人ではなかった だからこそしっかりと悲し…
トラックの音が、振動が 今日は少し耳障りで この手の震えはタイヤが大きいせいだと思いたい 悲しいのです この世に一人 今ここで 何もできないことが そういって死んだ…
目に見えないまま勝手にいなくなって あなたはきっと美しかったのに あなたが今誰と、その手を重ねているのか 吐き気がするくらいには、考えています いっそのこと殺して…
ポテンシャルがモノを言うから 能あるフリして爪隠す こんな生活サイコー サイコー ユニバーサルなこのデザインなら 儲かる気がして売り飛ばす 雑な刑罰の対象 対象 週刊…
今日はスープを飲みましょう 満員電車を煮込んだような マスクで顔を隠していても 君が美しいことだけはわかる カフェが潰れた後に漫画喫茶ができた みんな娯楽の奴隷だ…
大きめのサイズの服を買ったら 自分の器の小ささが目立つからやめた 可愛い女の子に告白されたけど 自分の醜さが際立つから断った 空気清浄機をもらったけど 僕の溜息だ…
履き潰した靴の中は既にぬかるんで 音を立てながら街を歩いている 池袋の街にジャズは似合わず 安物のハイハットが小気味よく4つに8つ刻んでいる 小さな車両で隣り合わせ…
時に 好きなものが嫌いになるけどさ 180度逆の話なら 世界はちょっと平和なんだろう 僕ら 同じ水色のタバコをふかしてはさ 「今日もダメだ」なんて言うけれど 案外そんな…
僕が普段聞かない バラードなんかを聴き始めたら 恋をしていると思ってくれ 君はいつも可愛いのさ 次に会うときはもっと可愛いだろう 歩道の端っこを 平均台みたいに歩く…
2人の女の子と、最近よく夜を共にしている。もちろん、会うのは別々に。 1人は年下で、1人は年上。 普段ぼくは涙袋をメイクでしっかりつくっているような、真っ白い肌に赤…
いずみかんだ
2020年8月11日 18:50
能天気に愛を垂れ流してはさよならを言うタイミングを失ってくだけ簡単な5文字が脳内のフィルターで感動的に彩られる死んでしまったあの時僕の心は死んでしまったあの夏の花火とともにおかしな夢を見たの私が有名人と肩を寄せ合う夢をおかしな夢を見たの飲んでいないはずの頭痛薬が検出される夢をそこからはもう日常がずっとサイケデリックで何色も、原色の絵の具がぐるぐると回るちか
2020年7月31日 19:01
記憶がないくらいまで窓の外はもう明るい飲み干したグラスと缶焦げたにおいマンション4階 対 木造アパート上の大家はヒステリックでお出迎え 死神の形相何度も何度も重ねて送るチョコレートくらいしかないウイスキー、浮き出た血管死にたくないよな、お互い見上げて首を痛めるのはもう飽きてきたでも高所恐怖症だしでも海底も苦手でもでもってうるさいな、心音くらいに伸びた爪、髪
2020年7月29日 16:23
夢に名前を付けるのはおやめなさい、夢と現実の区別がつかなくなりますよそう言われて育った。蜘蛛を殺すと雨が降りますよそう言われて育った。夜に爪を切ると、ヘビが出ますよ。そう言われて、育った。結果として夢に名前を付けたことは今まで一度もない。名付ける前に内容を忘れてしまうか、もしくは自分の語彙力を超える夢に圧倒され、言葉を失ってしまうからだ。蜘蛛を殺したことは、きっとあ
2020年7月27日 20:28
2020年7月27日 17:30
悲しかったはずだあの日、電波越しに友人の死を知った時はきっと悲しかったちゃんと、悲しめていたはずだ僕は彼の一番の友人ではなかっただからこそしっかりと悲しまなければいけなかったごめん本当はあまり悲しめなかった泣いたらあなたを悼んでいることになるか嗚咽した分、あなたを想うことになるかそんなにチープな弔いなら、おそらく君はいらないだろうごめん酒を飲んだ馬鹿み
2020年7月27日 12:53
トラックの音が、振動が今日は少し耳障りでこの手の震えはタイヤが大きいせいだと思いたい悲しいのですこの世に一人 今ここで 何もできないことがそういって死んだ偽善者が何人もいることも彼ら、彼女らの善に偽りがなかったこともえんじ色 鉄パイプ生ぐさい青春改行すればリセットできるような人生おいしいとそう言える日々風邪を引いた時に見る夢みたいだ体が震える
2020年7月27日 12:40
目に見えないまま勝手にいなくなってあなたはきっと美しかったのにあなたが今誰と、その手を重ねているのか吐き気がするくらいには、考えていますいっそのこと殺してくれないかだったらもう終わりにしてくれないか請求書ばっかりがたまっていくこの心労分の請求は誰に送ればいいですか向かいのビル ベランダタバコを吸う誰か、病棟、点滴あなたは何も見ないままその大きな瞳に僕すら映さないまま
2020年7月27日 01:59
ポテンシャルがモノを言うから能あるフリして爪隠すこんな生活サイコー サイコーユニバーサルなこのデザインなら儲かる気がして売り飛ばす雑な刑罰の対象 対象週刊誌はリサイクルされて月刊誌になる夕立は溜まり溜まっていつか海になる消火器が爆発しちゃって大火事になる電子音が響きすぎて胃腸炎になるすらり 白い あなたの綺麗な指ぐらり 酷い 醜い性衝動田中さんと 鈴木さんの 間にでき
2020年7月27日 00:02
今日はスープを飲みましょう満員電車を煮込んだようなマスクで顔を隠していても君が美しいことだけはわかるカフェが潰れた後に漫画喫茶ができたみんな娯楽の奴隷だね全日本、こころの擦り傷同好会ちっちゃい仕事に感謝しようおっきい悪事を嘲笑おう可愛い女の子を褒めよう昔の恋人は忘れようなりたいものはなんにもなんにもないでも、もし、できることなら何様かにはなっちゃいたいそんなか
2020年7月27日 00:00
大きめのサイズの服を買ったら自分の器の小ささが目立つからやめた可愛い女の子に告白されたけど自分の醜さが際立つから断った空気清浄機をもらったけど僕の溜息だけ無視される熱いお風呂に入っているのに冷え切ったままなんだ突然英語で喋んないで突然リズムに乗んないで急に友達をやめないでその手に持った武器を今すぐ捨ててよ ねえエスカレーターは左側だけど生まれは関西ですお箸を持
履き潰した靴の中は既にぬかるんで音を立てながら街を歩いている池袋の街にジャズは似合わず安物のハイハットが小気味よく4つに8つ刻んでいる小さな車両で隣り合わせた 茶色い髪の長い女の子が可愛いか美人かのギャンブルに毎日溺れているこの子は美しいに違いないな痛いくらいに抱き合いたいなとか言って 飲んで 吐いて 最低な夜も最高だったのだタイトルも無いような夜が延々と続くと思ってい
2020年7月26日 23:59
時に 好きなものが嫌いになるけどさ180度逆の話なら 世界はちょっと平和なんだろう僕ら 同じ水色のタバコをふかしてはさ「今日もダメだ」なんて言うけれど案外そんな毎日が好きだからここにいるんだろね無駄なものばかりなようで無駄なことなんてないような小さな部屋で誰かといるんだね無機質な声も買い漁った本も落ちている長い髪も全部に少しは僕の匂いが染み込んでるんだよな異質こ
2020年7月26日 23:55
僕が普段聞かない バラードなんかを聴き始めたら恋をしていると思ってくれ君はいつも可愛いのさ次に会うときはもっと可愛いだろう歩道の端っこを 平均台みたいに歩く君が好きだシングルコイルが音を拾うぎゃんぎゃんと 君に届いて欲しそうに鳴くただ今日は アンプにつながずに君に子守唄を弾こう君を抱いている時しか僕は君に可愛いと言えないけど君だってかっこいいなんて言ってくれないじゃな
2020年7月26日 23:54
2人の女の子と、最近よく夜を共にしている。もちろん、会うのは別々に。1人は年下で、1人は年上。普段ぼくは涙袋をメイクでしっかりつくっているような、真っ白い肌に赤いリップをしたような、アイドルのような女の子が好きだけれどその2人は全然当てはまらない。特に年下の方は当てはまらない。年下とはお互い、ちょっとだけ好きだよなんて言葉を交わしながら、お互いが付き合うことになったらめんどくさいだろう