聴覚過敏〜家の中でも苦痛な理由〜
私は、双極性障害、ASD (アスペルガー症候群)、高IQを持っています。
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ASDの中には、感覚過敏というものがあります。
5つの感覚(視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚)が敏感に反応してしまうもので、
以前、嗅覚について少し記事を書きました。
嗅覚の記事はこちら⬇️
私は、全ての感覚が過剰に反応してしまい、
様々なトラブルがあります。
その一つとして、
聴覚過敏。
これは、音量関係なく、全ての音が耳に入ってくるので、
非常に困ります。
例を挙げると、
仕事の電話応対中、遠くの席の人が紙を捲る音が同音量で聞こえてきてしまったり、
家の中でいつもは聞こえない「ジーーー」という音が聞こたり、
その音の正体は掛け時計のモーターで、電池が少なくなってそんな音出たんだろうなと思っています。
3日後、時計は止まりました。
というか、そんな音、他に誰も聞こえていなかったです。
長針の「カチッカチッ」は聞こえるけど、と言ってました。
まぁ、こんなことが日常茶飯事なんです。
これが普通だと思っている私の日常には問題ないんですが、
ストレスが溜まるのは、こういう話を共有できないこと。
どこからの話が「普通の人の話」で、
どこからの話は「普通じゃない」のか、
そう考えると、喋るのが苦痛になるんですよね…。
最近トラブルになったのは、マンションの隣の部屋の音問題。
隣でなくとも、上の階でも。
隣接する部屋の音が聞こえるんです。
話し声、TVの声、トイレ、お風呂、寝たのかどうか、外出したか、帰ってきたか、
壁薄すぎだろ、
そう思ったんですが、ちゃんとした鉄筋でおそらくパイプ伝いに聞こえるのだろうと。
酷いのは、夜間に大音量?で電話なのか、話しているのか、TVなのか、
それが深夜2時ごろまで続くのは、
いや、寝れないって。
さすがに、家族に聞いたところ、聞こえないと。
聞こえても、生活レベルの範囲では?、とのこと。
私は、一緒に生活しているので、
意見が違えば、“普通の人”の意見を採用することにしてます。
虚しいですけど、どうやって聞こえているのか、
誰にも共有できない悲しさがあるんですよね。
感覚過敏、どうしたものか。
話は続きますが、
最近は、「AirPods Pro(第2世代)」のノイズキャンセリングをしながら寝ています。
ずっと前に購入はしていたんですが、
ここで役に立つとは。
まさに、
快適。
こんな考えはどうかと思いますが、
音がない世界って、こんなにも神秘的で、美しく、そしてどこか悲しく、
自分との会話がこんなにも楽しいのかと思わせてくれるほどでした。
障害を持っている私には「ノイズキャンセリング」この機能は
生きる上で必要な能力でした。
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