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【近況】職の話②/不妊治療と保育問題の件も

【雑記】ふわっと職の話 を読んでおくと、私の労働に対するゆるゆるスタンスが解ると思います。

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新年度に入って少し経ちますが、皆様お元気でしょうか。


私は元気だったり元気じゃなかったりですが、仕事面と医療関連以外では相変わらず基本ハッピーな日々を送っております。

この度、ずっと辞めたかった仕事を無事辞められたようなので、バレない程度に事の顛末を一気に書きます。

…辞められたようなので、というのは、まるで他人事のように投げやりになっているのではなく、100パー辞めたという保証が未だ無いためです。

いや、書いててキツいなこれ。
(自分は職場において、バイトはバイトでもクソバイトではないと自負しているのに、クソバイトみたいな感じになってる…。)


自分の在籍しっかり確認しなきゃって話なんですが、一応しっかりと退職する旨は伝えてあり、上司(店長達)も自分がこの職場でシフトに入る事はもう出来ないと判っている状態です。
既に新しい職もゲットしました。
店長は本当にちゃんとしていない人だけど、流石にもうシフトに入らないのであれば除籍はされている筈…。



そんな前職場との出会いと、如何にしてダメになったかの流れをつらつら書いていきます。


結婚後にパート探しでよく行う自分のルーティーンとして、しゅふJOB、マッハバイト、Indeedの3つを駆使して一気にネットで職探しをしたところ、興味のあった老舗チェーンの飲食店の求人が出ていたため、応募をしました。

前々職を社長都合で失った頃で(※給料未払いで労基行ったりで大変だったので、これも別の機会に書きます…)どうせ新しい職を探すなら妊活もろもろもあるしキャリアアップ考えず自分が挑戦したい職場にアルバイトとして入ろうと思いました。
制服支給で、お店商品の雰囲気も好みだったし。

まさか、この軽い気持ちで起こした行動が後の自分のメンタルをゴリゴリ削っていくとは……。


まず、求人応募するも一週間近く返信が無く、ご縁が無かったんだなと諦めた頃、突如店長から電話が来て、面接日程を決められた。
あちらが面接はすぐがいいとの事で、電話の翌日お店へ向かう事となったのだが、メール対応の遅さと無頓着さがちょっと怪しい。
まあまあ、ここまではまだ許容範囲だった。

翌日、面接アポで15分前に店前に着くも、そこから理由無く30分間店の隅っこで待たされる。
(お客様状況かなり落ち着いてたやん…)

それから、ダウナー系の雰囲気の暗いおじさん店長がやっと奥からノソノソと出てきて、「今は空けておきたい席しか残っていないので、普段使わないけどビル全体のスタッフ休憩室で面接しますね。」と言って、迷路のようなビル内スタッフ専用通路をいきなり案内される。
しかも店長の煙草休憩を挟みながら面接を受ける。

私は結構ハキハキと良い面接態度を取れる方だと思うし自信はあったけど、「正直人手が足りないけれど人を増やそうかまだ迷っています。また後日連絡さしあげます。」と、求人何だったん???と言いたくなるような返答を頂く。
ちょっと怪しい感じ。

が、またも連絡は遅かったものの、後日「採用しようと思います。勤務初日の前にどこかで時間を合わせて入社手続きと説明とシフト提出をうんたら~」と電話が入る。
一安心。


が、パート入社の手続きの日もだいぶ適当な態度で、入社前から既におざなりな対応をされていると気付くも今更辞退ができないので、ハズレ引いちまったかもしれないと内心思う。

過去数店舗入った風俗ほどは精神的にキツくねえから大丈夫だろうなあ~とか、住めば都的な感じで続けていけば好きになるだろうなあ~とか、ポジティブな方向に(?)考えたのだが、結局最初の勘が正しかった。

絶対に初見殺しな内装をしているビル内を最初から一人で歩かせたり、セキュリティやビル全体のマナーといった大事な項目をかなりテキトーに教わって、最初は出勤するのも退勤するのも冷や汗モノだった。
普通に酷いよ。

店長だけでなく、長年在籍している社員やお局さんも曲者揃いで、マジで研修をちゃんとやって貰えず、初日~最初の数ヶ月は地獄でしかなかった


まあこれだけ書くとかなり薄っぺらいけど、本当に初っ端からドキツい職場でした。

言ってしまえば、日々知らない事ばかり後出しされたり怒られたりしまくる上に、お客様が多い店舗なので、その場その場で口答えや説明もしづらい職場。

お店の構造的に、叱られる時はお客様の前で公開処刑スタイル。
こりゃ離職率高いわとは感じた。


繁華街で物凄く忙しい店舗というのは勿論理解しているのだけど、それでも新人対応がおざなり過ぎて最初は驚きました。
というか、戸惑ってばかりだった。

忙しいから習うより慣れろというスタンスの癖に、何一つ知らない新人パートに向かって「やれもっと早くやれ」だ「ソレは違うから訂正は私がやっておいてあげましたからね」だなんだと……教えて貰ってないのに解るわけがないのよマジで。

退勤間際のAさんが教えてくれた通りに引き継ぎ業務を行うと、交代で入ってきたBさんに「何やってるの!!それ違うでしょ!!」と強い口調で注意され、理不尽を感じるなんて事も多々あった。
AもBもふざけてんなよマジでwwww


最初の要である研修が本当にちゃんとしてない社員によって言ってる事違う職場は、上がしっかりしてないのが明白。

一応最初の頃は、自分がまるっきりダメだなあと思ってかなり努力していた。
あまりに理不尽な事があったら、器の広い夫にたまに家で愚痴吐く程度。

ただ、忙しい店舗だったので経験値を積むのも早く、そのうち仕事内容に慣れてはきた。


大した研修もなく、おまけに突然凄まじい量の取り扱い食品に関する情報を一日で丸暗記しろと言われた事もある。
(しかも情報の紙プリントはあげられないからスマホで書類の写真今すぐ全部撮ってくれと言われる雑対応…)
過去noteに書いたが自分は記憶力が本当に悪く、最初は毎日処刑台に上がっているような感覚だった。
辛かった。

自己肯定感も下がり続ける中、よく頑張って仕事に慣れたなあとは思う。


人々の対応には常に疑問が残り、給料も別に高くはなく、まかない等の福利厚生も無し(まあ条件次第では商品の従業員割引は少し効くらしいのだが、長く居る人達だけ割引どころか無料で商品を貰えていてモヤモヤした…)、家庭の事情にもあまり寛容ではなく、交通費は何やかんや言われて出なかった。

そのうち、お局さんに限らず面倒な女性が多い職場でもあるという事にも気が付いてしまう。
店長ともう一人の社員以外全員女性。
元々女の園が好きではない方だが、特に意地悪なババアが多い職場なのだという事に気が付いてしまい、恐怖の日々。

ずっと居るオバチャン勢、事務員時代とかよりも全然酷い。

みな性格が本当に悪いし、いくら愛想良くし続けても何故か私を空気のように扱って会話に入れないし、極めつけに、こちらが何をしても褒めるという行為を一切行わなかった。
明らか店のプラスになっている事を達成しても絶対に褒めてくれないが、逆に細かい点で怒りはする。

正直言って職場関係、大人になってからの人間関係で、ここまで露骨にダルい反応をされるのは初めてかもしれない。

私はちょくちょく入ってくるJDバイト達に同い歳くらいの学生と勘違いされる事が多いのだが、お局さんはそういう点にも何故か冷ややかだった。
いや若く見えるくらいは許せよ…


何と言うか、当たり前かもしれないが、日々メモを見返し、就業時間とルールをしっかり守り、やる気を見せ、仕事を真面目に頑張ってんのにこの仕打ちは何……?

ずっと働いても相手を一切褒めず叱る事しかせず、身内ネタで井戸端会議し、こちらの挨拶無視するババア達って一体何なの?

根本的には仕事においてお金以外の見返りは求めちゃいけないんでしょうけどね。
気持ちよく働ける労働環境ってやつは大事な筈。


まあ、それでもめげずに続けていたのだが、ある日自分が火傷を負い、水場で少し冷水を当てていると、お局さんが「どうしたの?」と訊いてきたので、自分が「ちょっと火傷しちゃいました」と答えたところ、「ふーん。」とだけ返してまたレジに戻って行った姿を見て、私の中で何かが切れた。

小さな事かもしれないが、例えポーズだけでも他者の心配をしない上司など私の中で有り得なかった。

そもそも火傷も劣化した調理器具の所為だった。


周りに言えなかったけど、毎日メチャクチャ忙しい店舗の割に備品がどれもこれもクソ過ぎて、本当に働きづらいし、常に身の危険を感じていた。


上の人間の対応もクソなら調理環境もレジ周り備品も全てがクソに見えてしまい、心身共に安全に働けない職場に何の価値があるのかと考えた私は、次第にこの職場をどう辞めるかだけを考え始めていた。


最初は店長に、多少でっちあげでもいいからスパッと辞められるような理由を付けて退職を切り出そうとした。
正直それほどまでに辞めたかった。

が、出勤に対する圧がすごいので、なかなか難しく、もしかしたら家庭の事情で長いお休みを頂くかもしれません~程度の言い訳に落ち着いてしまった。
しかし、ゴニョニョしてもいい事はない。
当然数日後に、出勤頻度の件どうですか?と圧LINEが来た。

どう返そうか……となった時に、丁度私の身内に事件が起きた。


すごいタイミングだった。
寝れなくなるくらい、衝撃的な出来事だった。


突然、海外にいる家族が自宅で死亡しているかもしれないという連絡を受けたのだ。


その家族というのは、母の再婚相手のお母さん、つまり私の海外のおばあちゃんだ。
昨年家族旅行で久しぶりに再会を果たしたばかりだったので、ショックは大きかった。

彼女の女友達がランチの約束日程近くになってもtextの返信が来ない事を不思議がり、自宅を訪れたところ、窓から倒れている姿が見え、警察に通報。
息子(私の海外の父)は仕事で離れた場所に住んでいたが、様子を見に3日ほど前に訪れていたらしく、事件性等は置いておいても自宅で最長3日間ほど倒れていたのを偶然発見されたという形になる。
辛かっただろうな……。

一番最初の伝達では警察が踏み込む直前だったので、自宅で倒れていて死んでいるかもしれないという話だったし、かなりヒヤッとした。
しかし部屋に踏み込んだ警察からの続報によると、当人はまだどうにか息はあったようで、間一髪でそのまま搬送。
それからICUへ送られたと涙ながらに家族が国際電話で伝えてくれた。

結局強盗などによる被害ではなく、脳出血で倒れたのが原因で3日近く床で動けずにいたようで、酷く衰弱し、今も入院中だ。

しかも、最初の話では今後完全に回復する事はなく、右半身の麻痺が残ったまま病院で生き続けるか、もしくはこのまま亡くなってしまうかもしれないとの事だった…。

複雑な家庭事情もあるが、純粋に会いに行きたいという気持ちと、医療費や財産といった考えたくもないシビアな話を現地の家族と進めたいという事もあり、近日中に航空券を取る方向で私達は動き始めた。


迷ったが店長に事情を説明し、今後どうなるか本当に判らないので退職をさせて頂きたいといった文章と謝罪の返信を送った。

この時点での事実だけを述べ、ストレートに退職へ持っていったのだが、今LINEのトーク履歴を見返してもなかなか衝撃的な文面だ。

因みにもちろん、嘘ではなく全てが事実である。
実はこんな事があったのです…。
海外の父は今も病院関連や受け入れ先施設の手続きや金策で大慌てです。


そして、このLINEを送ってしまった後、流石に私が店長の立場でも返信しづらいだろうなあと考えていたし、返信が来たら来たで鬼のように怒っていたら怖いしで、数日間LINEの通知をおそるおそるでしか確認できなかった。

が、そこまで心配する必要は無かった。



店長、なんと永久に既読スルー。

現在まで一切リアクション無し。

…ある意味鬼のように怒ってはいそうである。
退職を切り出すタイミングが失礼に感じたのかもしれないし、人手が本当に足りなくて返す暇も無いのかもしれないが、普段一方的に圧は送ってくるくせに、従業員がなるべく誠実に書いた文面は無視。

私はこの時焦っていたし、傷付いた。
見限ったつもりが、逆に見限られたってだけの話なんだけど。

恐らくは、突拍子もない海外の事件という事で大袈裟な嘘だと思われたのだろうか…?
本当の事だったのだから仕方が無いのだが。


普通の職場だったら、一文だけ相手に寄り添った文面を残しつつ、退職に向けての言葉が何かしらはあるだろう。
しかし店長からは何も無かった。


おまけに、業務用グループLINEを追放される訳でもなく、日々しんどい内容の店内グループの通知が私にも届く。

そんな理由で、自分の退職が完全に受理されているのかは判らない。
しかし、最後に見たグループ内ノートの従業員リストから名前が外されていた事から、店長が面倒臭がって返信とグループ退会処理を怠っているだけと判断し、自分はもうこの職場には居ないものだと思って過ごすようにしている。

こんな辞め方は初めてで、酷い気分ではあるが…


だが、良い出来事もあった。

肝心の海外の祖母の容態だが、生命力の強い彼女は周りも奇跡と言うほど驚異的なスピードで持ち直し、結局現段階では渡航はしない事になった。

子どもの事や不妊治療のスケジュールもあるので、少し安心している。
何よりもおばあちゃんが助かって良かった…。

麻痺で言葉は喋れないけど、たった数日で食事もどうにか出来て、様々な書類にサインするためのリハビリまで開始したそう。
財産や緊急時の約束事を家族に何も引き継いだりせずに一人暮らしをして倒れて、0から色々と行うのが本当に大変だったけど、本人の意思が戻ってようやく連携して進められるよ、と父が嬉しそうに話してくれた。


そんな訳で少し落ち着いてきたが、残念ながらいずれにしてもこの職場ではもう働きたくないし、働けない。

昨日ようやく、他にも3名ほどグループから退会したタイミングを見計らって、自分も便乗してグループを抜ける事に成功した。
(時期もあるけど日々従業員辞めすぎな…)

店長からは相変わらず何も無し。


ストレスフルな職場から抜けられたという事でいいのだろうか。

思う事は勿論あるが、これでやっと解放される!!といったところである。


今は、申し訳無さは少し薄れてしまった。

むしろ店長と社員達の振る舞いに疑問しかなかったので、自分と合わない場所から抜け出せて嬉しさしかない。


情緒がおかしいまま同時進行で探していた次の仕事も、驚く程すぐに決まった。
(同じくしゅふJOBやIndeedを駆使した結果)
なんなら初日~3日目までの出勤を既に終えたところだ。
ありがてぇ…。

現職場は、同じく飲食業だが前職とは色々と異なる分野で、現時点ではとても楽しく働かせて頂いている。

店長も死ぬほど好印象で、お客様だけでなく従業員たちにも太陽のような接し方をしていて前のお店の店長は本当に良くない対応ばかりしていたんだな……と改めて思った。
よって、面接時からその店長にいい所を見せたかったし、お店の為になりたいと思わせてくれたので、こちらの熱意も伝わってすぐに採用も決まった。


今回ホールでなく仕込み部門を希望したので、仕込み用のセンター(結構環境がいい…!)に籠って黙々と作業を続けることが新しいお仕事である。

私は、内心では対人が全然好きでは無いくせにコミュニケーションを取るのが割と得意な方なので、接客業をよく勧められる。
しかし、色々あった後で人の顔色伺うのに疲れてしまった今の自分には、淡々と作業を行うお仕事がとても丁度良かった。


機械を扱う事もあるし、部分部分だけ見ると工場みたいだなあと思いきや、コミュニケーションが少し必要な場でもあるので、とても良いバランスで働けている。

不必要な事は喋らず作業を続け、優しい人の割合も高く、とてもお喋り好きな人に環境破壊される事も一切なく、今のところベストバランスだ。


作業自体は繊細ながらも、人々がおおらかなので優しく研修を行ってくれるのが嬉しい。
前職と比べるとスタートからまるっきり違う…。
交通費もチョロまかされないし、嬉しい事にまかないも毎日出る。

まだ入ったばかりで完全には場に溶け込んでいないのだが、自分の素直な部分を前面に出して働ける職場は、ネガる事が全く無いので自分でも気持ちがいい。
「いい自分」のままでいられるというか、何というか。

たまに目の前で少しの時間だけ業務と関係ないおしゃべりをしている人達もいるが、基本ずっと作業なので、ポッドキャスト感覚で色んな人の話が聞けるのは面白い。

私に話を振ってくれる人もいるが、ここではただただ作業しながら人の会話を聞く方が楽しかったりする…!
感覚おかしい人が一人もいないから、スっと話が入ってくるんだよね。
勝手に聞いちゃってすみませんだけど。



そんな感じで、色々な事があったが状況は好転した。


前職を辞める事を決めた時、真っ先に考えたのは、お金と保育条件の事だった。
このふたつの問題でニトれないので転職の道しか無かったのだが、すぐに良さげな職に就けて本当にラッキーである。

愛情全振りで築いた家庭で、夫も私も高給取りという訳でもなく、これまでにお互い貯金は頑張っていたものの、ここ2年間で行った引越しと小さな結婚式と不妊治療の費用で二人の貯金がかなり削れてしまった。

自分は性格的にも、不妊治療のハードスケジュールに合わせる為にもパートでしか今は働けないのだが、どんなスタイルでも将来の為に共働きキープが好ましい。
加えて、子どもの保育条件で就労が必要なので、月最低48時間以上の働き先を見つけないといけないのだ。

並行して色々やっていたとはいえ、新しい職を一発で素早く見つけられて、本当に良かったと思っている。

言ってしまえば、もうシンママではなく養ってくれる夫もいて、生活を多少ガマンすれば小学校に上がるまで日中おうち育児で母子二人で過ごす事だって出来る。
それはそれで嬉しいし、幸せなことだ。

しかし貯金問題を考えると不安だし、子どもは今年度から年長さんとなる。

2歳児からではあるが、ずっと通っている素敵な園の仲間たちと最後の年を過ごせずいきなり退園となってしまうのはあまりにも可哀想に思えたし、年間のカリキュラムもとても良い園だったので、小学生になる前の一年間をここで通わせ続けたいと思った。


保育の利用可能条件を改めて調べたが、介護が必要な家族が居るわけでもない我が家においての利用条件は、やはり就労、または求職期間もしくは妊娠出産あたりの項目が現実的だが、「求職活動中」にチェックを入れてもハロワ通いをするのがちと面倒だなと思ったため、ストレートに就労を選んでしまった。
まあ生活だってあるしねぇ。

妊娠の項目はあわよくばくらいに考えていたが、不妊治療中の身でそこまでは都合良く授からず、断念。
…と言うよりも、よくよく見ると出産前後の計5ヶ月間しか適用されないらしかった。えええ。
妊娠1ヶ月以内から既につわり酷いタイプなんだけど、働けなくなったらどうすんだって常に思う。

そもそも、第二子のための不妊治療期間と就労と保育の折り合いが面倒なのだ。

不妊治療は人それぞれだとは思うが、自分の場合は子宮に異常無く夫の精子の質に問題があるという状態で、それだけなのにかなりメンタルが削れている。
更に難しい状況の方々は大変だと思う…。

近年保険適用が叶ったとはいっても、不妊治療の費用は思った以上に全然かかる。
申請して貰える手当もそこまで高くなかった。

何年も続けていても埒が明かないので、一気に狙いを定め確率を上げるためのステップアップを承諾したはいいが、貯金は今も削られ続けている。
(意外と確率低い人工授精を続けてもなあ…という話になって、体外受精へシフト中)

時間を作って予約を入れ
クリニックに何度も何度も通い都度股を開いたり採血をしたり途中からは投薬が飲み薬だけでなく、膣剤や自己注射も…。

自宅で注射を打つのも最悪だし、院内で打つ際もそんじょそこらの注射の比じゃないほど痛い注射を打つ事がある。
筋肉注射の痛みとかじゃないんだよな、もう。
薬が入ってくる時に激痛。

自分が処方された膣剤は12時間置きに挿入するのだが、何時に設定したとしても朝も夜も忙しい時間帯確定なので、本当に厄介だ。
しかも自分の場合、いくら頑張って深く挿しても降りてきて、溶けた薬の白く油っぽい成分がおりものシートを貫通して下着まで汚す。そして洗濯機じゃ落ちない。
勘弁して欲しい。

そして、どんなに頑張っても生理は毎月訪れた。

絶望感が半端無いのだ。
生理の出血を見ると、育児と仕事の傍ら頑張った一ヶ月が毎月無駄に思えてしまって、その瞬間は本当にイヤになる。

おまけに、胎内のスケジュールと治療の経過次第、加えてホルモンバランスもあるので仕方が無いのだが、突然3日後来て下さいねだとか、今月この期間のいずれかに来て下さいねだとかお医者様に言われて、毎回職場に断りを入れたり調整しなければならない。
(しかも様子見しながらなので、フワッとした期間が決まっていたとしても、数日経たないとその診察日が確定しない…)

希望が持ててある程度前向きになれた部分もあるし、経験して良かったとは思うのだが、やはり不妊治療は大変だ。
覚悟が無いと厳しい。

正直、不妊治療はとてもお金がかかるとはいえ、メンタル面やスケジュールの都合上で女性はほぼ働かない状態でいるのがベストだと思う。

診察や施術の日程をどこでも簡単に押さえられて、終わったらおうちでまったり過ごせる生活が好ましい。
難しいんだけどね。


こうした家庭の事情にあまり優しくないクソ職場を辞めるにあたって、次の職を決めるのに、
たまに治療スケジュールでお休みを頂く事もあるかもしれないが了承頂ける所
いきなりクリニックに呼ばれてもいいようにシフト希望日程に少し穴を開けてゆるい出勤にしても問題が無い所
が見つけられるよう血眼になって職探しをした。

もしあれば、非常に都合がいい職場ではあるが、そんな場所は実在した。


なんと現職場、作業量をこなせる基本人員は居るようなので、いきなり休みになってもOK。

「お子さんがいる人も多いから、子どものお熱やご自身の体調不良で休む時も一切謝らないで、連絡だけください~」との事。
神職場すぎる……

なぜもっと早く出会えなかったのだろうか……


なんか、絵に描いた餅みたいな話でも、どこかには存在するんだな。

諦めちゃいけないな、と思いました。


考えてみれば自分は過去にもそういう事が多かったし(過去話の執筆頑張ります…)思い切って何かを辞めてスパッと環境を変えて状況が良くなるという事が多々あるような気がします。

思った以上に長くなりましたが、自分の中で一区切りがついた近況のお話でした。



そういえば仕事の帰り際、私が「お迎えがあるんで…」と言った時、私を学生だと完全に勘違いしていたリーダーが「え?お嬢様って事???」と盛大に勘違いしてて、皆で大笑いしてました。

子のお迎えじゃ…わしゃリーダーと同い歳じゃ……。
(アンチエイジングこの調子でがんばろ)

この前ふいにアイスカフェラテを奢っていただく事があり、これぞささやかだけど大きい幸せだぁ!と思いました。 なんだかいつもより美味しく感じました☕️ 誰かからカフェラテを飲ませて貰える分、明るく生きられる気がします。