退院しました|マガジン♯203

12月7日から12日まで入院していました。術後は痛くて暴れまくって点滴が漏れ…右腕がパンパンに。「ブドウ糖とか薬とか血管に入っていなかったんですか?」と看護婦に聞くと「入っていませんでしたね」と言われ、じゃあただの邪魔な紐だったのかと点滴の無意味さに虚しくなりました。(自分が暴れたせいw)

入院前は不安で浮かれることが出来ず、入院エンジョイグッズが控えめでしたが、やっぱり良いシャンプーとかボディーソープとか買って持っていけばよかったなと後悔…。「もし、私が死んだら事務所とかどうなるんだろう…今は無事に終わることを考えるべきで、ティファニーのシャワーオイル持って行こうかな♡とか考えるべきではない…」と無駄に自分を追い込んでいましたが、無事に終わった今となってはは、普通に持っていけばよかったなと思いますw

パジャマもジェラートピケを持っていけばよかったなと思うし、おやつも取り寄せグルメで買えばよかったです。ゴディバやカカオサンパカのチョコを持っていけばよかった…。

皆さんも入院する際は、超ハッピーライフになる最高のものを持って行ってくださいね。

さて、本題へ。私は過呼吸を起こす女が嫌いです。

あれは10年前。飲み会で失恋したヤリマン女が泣きながら寮に帰宅して、「過呼吸を起こした!」と騒いで紙袋片手にハァハァしながら皆に心配されていました。

私はその時、「ただの飲み過ぎだろ」と冷たい目で見て一切心配をしませんでしたw

あれから過呼吸を起こす女は嫌いです。NANAに出てくるナナも嫌いです。どんだけメンタル弱いのだと、冷たい目で漫画を読んでいます。

そんな私が…手術中…過呼吸を起しました…。
「なんか、手足が痺れてるんですけどーーー!!」と騒ぐと、医者に「過呼吸だよ!君がきちんと息しないからだよ…」と私が過呼吸の女を見る時と同じ眼差しで見下ろされたのです。

マジかよw私も、ヤリマン女と同じ過呼吸かよw最悪wwwと思いながら「どうしたら治ります!?」とハァハァしながら医者に聞くと「自分の手で口を覆って息してください」と古典的なことを言われました。
それでいいんかい、と思いながら手で覆って息をしましたが、一向に良くならなく最終的に酸素マスクをつけられました。酸素マスクをつけると、さらに気持ち悪さが増し、ゲロを吐く事態へ〜。現場は地獄絵図でしたが、走馬灯のように事務所のスタッフたちの顔が出てきて「今ラインしようかな…」と瀕死の最中、急に恋しくなりました。

えーーー、今ラインしようかな!?だけどダサくないかな!?www
ねー、もうすぐ終わりそうなんだけど、過呼吸になってゲロ吐いて死にそうだから励ましてくれる?とか朝6時にLINEしても良いかな!?とゲロを吐きながら考えていました。

なんやかんやプライドが邪魔をして(笑)LINEをせず、手術は無事成功…。手術前に彼氏に手紙を書いていたことを思い出しました。

手紙には「大切な人や物が増えると、人は長生きしたくなるんですね。こうやって金持ちはオーガニック食品に走るんですね」と綴っていました。

SO…同じ手術を10年前にもしたのです。
その時は免許もないクソニートだったので「これ以上落ちることもないし、どうでもいいわ」って開き直り無敵人間犯罪者一歩手前だったのでメンタルは一周回って最強。死ぬこと以外かすり傷メンタルで乗り越えました。

しかし、今は失いたくないものしかない!!!守るものがありすぎてTwitterでも絵文字とご飯しか載っけられない動きにくさ!!!怖い!!怖いよお!地位や名誉や肩書きや財産を少しでも失いたくないよおお!死ぬこと以外も大怪我だよおおお!って気持ちで、金で解決できない肩書たちへの壁に怖気付きまくり。

ですが、いざ手術をすると考えが変わりました。
超ピンチな時は、少年ジャンプのように仲間の顔が思い浮かんで乗り越えられることを知ったからです。

ohスタッフたち…君たちはワンピースでいう仲間だったのね…。
今ここで死んだら絶対喜ぶ奴がいる!あいつが死ぬまで私は生きる!とも思いましたがw
10年前と違って、死の間際に思い出す仲間ができてよかったです。「こ、こいつにまだそんな力がどこに…」と敵にも言わせられそうです。残念なことに、私の敵はいつも雑魚なことなのですが…。毎日クリボーと戦ってる日々です。

2023年はクッパを倒せますように!

おしまい



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