【詩】春分

「これで最後にしよう」と
言うのはもう100度目くらい
だからもう誰も私を信じてくれないし
私だって信じていない
みんながほしがる青い鳥
しらんぷりする赤い鳥
誰かに愛されるために
大きくなった苺と
小さくなった犬
僕の体から春が分かれて
ただの点になった
今度こそ
これで最後にしよう







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