なかむら

未整理の混沌と強いエゴイズム。

なかむら

未整理の混沌と強いエゴイズム。

記事一覧

若さという右翼
万能という左翼
行動という胴体
感受という頭部
全て失い残る嘴
口だけのお前にぴったりだよ

なかむら
2日前
4

走光性 
街灯に群がる蝿の如し
己が存在を忘れ
ただ独り暗闇を彷徨う
忘るるなかれ
幹の根のように
魂を張り巡らした
実存の焔を
エゴイズムの産声を
生傷はがらくたと化し
憤怒は哲学となる

なかむら
3日前
1

言葉のサラダ
繋がらない意味の群衆
三次元に歪むパズルピース
自由無き吐き溜めの井戸端会議

どれもこれもが必要で
どれもこれもが不必要だ

なかむら
3日前

ゆるし

僕はすべての人間を許している 僕はすべての人間を許すようにしている 僕はすべての人間を許せるようにしている 僕はいつも精子から遡って物事を考える あの時の選択肢は…

なかむら
3日前
3

悪意

善意に漬け込む 無自覚を装った 自覚的な悪意 偽りの親切心 潜在的な殺意 偽善者気取りの ただの偽善者 憎悪の連鎖 敵愾心の帰結 低周波の侵食 信仰の呻き声 笑うし…

なかむら
3日前
2

全ての元凶は僕の心にあった

激烈に煌めく同心円を僕は直視できなかった B4の鉛筆で歪な鋭角三角形を描き続けた 語彙に溺れた者は感情を死へと導く 生身の体温を伴わない言葉は不必要だ 比喩は人を創…

なかむら
2週間前
13

迎合

迎合できないことを あえて迎合しないだけだと 偽った そのことを 個性だと 独自性だと 少し誇らしくも思っていた けど本当は 迎合できないだけだと 指摘されるのが怖く…

なかむら
3週間前
31

僕には何もない

大人になると分かることが増えて。 それと同時にできることも増えていくと思っていた。 だけど、そうではなかった。 分かっていたはずのことが分からなくなって。 でき…

なかむら
3週間前
31

悩むのは苦しい。
悩まなくなるのは少しだけ寂しい。

なかむら
3週間前
11

羽化不全

言いたかったことは 言えなかったこと 書きたかったことは 書けなかったこと 聞きたかったことは 聞けなかったこと だって、だって、だって 子どもじゃないんだから 羽…

なかむら
3週間前
7

七夕

七夕 織姫と彦星の逢瀬 一夜の夢に消える 泡沫の物語 願い事 自分と向き合う 叶えられそうにない想いでも 短冊は包み込んでくれるから 年に一度だけ もうひとりの僕と出…

なかむら
3週間前
12

混濁

荒れ狂う嵐が故郷を襲う。氷塊を心に宿し、衝動と破壊を以して自己を形成する。 メシアの再来は隷属を意味する。僕は僕だ。自己是認を通し、僕は僕となるのだ。 カフェオ…

なかむら
1か月前
8

本音と自分

私は独りの音 重なって単語となる 更に連なり文節となる 孤独な太陽が完成する 手を繋いで文となり 銀河系が誕生する 天の川を泳ぎつつ 水平線を知覚する 正直さを取…

なかむら
1か月前
9

つまらない

つまらない日々をつまらないものとしてつまらない自分がつまらないことをつまらなくもつまらないものとしてつまらないと思いながらつまらないと言ってつまらないと愛せるよ…

なかむら
1か月前
9

深淵への誘い

知るな。見るな。聞くな。 この扉を開けたものは総じて帰還しなかった。深淵に導かれ、彼らもまた深淵を望むようであった。 何も見えず、何も聞こえず、何も感じとれず。…

なかむら
1か月前
5

何処へと。

何処へと。 浅薄と漂流。 深炎を燃料に。 浪費するだけで。 風向きは作られて。 目的地を見失うだけ。 涙は海水へと同化する。 後悔と恥だけ手元に残り。 軽薄に連れられ消…

なかむら
1か月前
5

若さという右翼
万能という左翼
行動という胴体
感受という頭部
全て失い残る嘴
口だけのお前にぴったりだよ

走光性 
街灯に群がる蝿の如し
己が存在を忘れ
ただ独り暗闇を彷徨う
忘るるなかれ
幹の根のように
魂を張り巡らした
実存の焔を
エゴイズムの産声を
生傷はがらくたと化し
憤怒は哲学となる

言葉のサラダ
繋がらない意味の群衆
三次元に歪むパズルピース
自由無き吐き溜めの井戸端会議

どれもこれもが必要で
どれもこれもが不必要だ

ゆるし

僕はすべての人間を許している
僕はすべての人間を許すようにしている
僕はすべての人間を許せるようにしている

僕はいつも精子から遡って物事を考える
あの時の選択肢は必然であり偶然であったのだ

バタフライエフェクト
今の僕は創られた存在に過ぎない

けどふとした時に思う

いや、おかしくないか、と。

そもそも許す必要なんてないのではないか
なぜ僕が許さないといけないのだろうか
責任はお前らにもあ

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悪意

善意に漬け込む

無自覚を装った
自覚的な悪意

偽りの親切心
潜在的な殺意

偽善者気取りの
ただの偽善者

憎悪の連鎖
敵愾心の帰結

低周波の侵食
信仰の呻き声

笑うしかない
やるせないね。

全ての元凶は僕の心にあった

激烈に煌めく同心円を僕は直視できなかった
B4の鉛筆で歪な鋭角三角形を描き続けた

語彙に溺れた者は感情を死へと導く
生身の体温を伴わない言葉は不必要だ

比喩は人を創らないから
自分の影に吞まれてしまうから

コンフォートゾーンに支配された
アイデンティティの居所であった

輪廻の輪で首を吊った
明日の解脱を静かに祈った

興味を持たれることはあっても
理解を試みられることはなかった

外面ばか

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迎合

迎合できないことを
あえて迎合しないだけだと
偽った

そのことを
個性だと
独自性だと
少し誇らしくも思っていた

けど本当は

迎合できないだけだと
指摘されるのが怖くて

迎合できないことを
直視するのが惨めに感じて

迎合を否定しただけだった
それは単なる憧れであった。

僕には何もない

大人になると分かることが増えて。

それと同時にできることも増えていくと思っていた。

だけど、そうではなかった。

分かっていたはずのことが分からなくなって。

できていたはずのことはできなくなった。

「何でもできる」という言葉が。

「何もできない」に変わっていた。

あの頃に持っていたはずの万能感はなくなって。

何も得られず大人になった。

喪失感だけが残った。

手に入れられなかった過

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悩むのは苦しい。
悩まなくなるのは少しだけ寂しい。

羽化不全

言いたかったことは
言えなかったこと

書きたかったことは
書けなかったこと

聞きたかったことは
聞けなかったこと

だって、だって、だって
子どもじゃないんだから

羽化不全で飛ぼうとしても
空は私を認めてくれない

陽炎のように
飛ばされるだけ

堕天使のように
貶されるだけ

蝶になりたいと思った
けどなれないと分かったから
蛾になりたいと思った
けどなれないと分かったから

何者にもなれ

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七夕

七夕
織姫と彦星の逢瀬
一夜の夢に消える
泡沫の物語

願い事
自分と向き合う
叶えられそうにない想いでも
短冊は包み込んでくれるから

年に一度だけ
もうひとりの僕と出逢う
幻のような君と
天の川を跨いで

本当なのか嘘なのか
答えはいつも分からぬまま
而二不二
たぶん同じなのだろう

強くなるためには
弱さを認めてあげないと

弱さを認められたとき
あなたは強くなれるのだから

「強くなりたい

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混濁

荒れ狂う嵐が故郷を襲う。氷塊を心に宿し、衝動と破壊を以して自己を形成する。

メシアの再来は隷属を意味する。僕は僕だ。自己是認を通し、僕は僕となるのだ。

カフェオレ 混濁 苦味と甘味の調和点

複雑と単純を反復し、孤独を自認。酸素は有毒性を持つのだ。僕は息を吸えない。排水管。粘液状の穢れが気管支を詰まらせる。

「地球なんてものは丸形のゴミ箱だ」

深く頷く。その通りだ。諦観と妥協がカタルシス

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本音と自分

私は独りの音 重なって単語となる
更に連なり文節となる 孤独な太陽が完成する
手を繋いで文となり 銀河系が誕生する

天の川を泳ぎつつ 水平線を知覚する
正直さを取り戻し 素直な自分に回帰する

起承転結 運命を愛す 段落を通し宇宙が生まれる
小さな蛍を手中に収め 童心を以って没頭する

空言 虚言 嘘 偽り
自分の言葉で話してごらん

一人の人間 本音の受容
いつの日か その音が物語となる

つまらない

つまらない日々をつまらないものとしてつまらない自分がつまらないことをつまらなくもつまらないものとしてつまらないと思いながらつまらないと言ってつまらないと愛せるようにつまらない世界に対してつまらなく俯瞰しながらつまらなさ自体をつまらないというつまらない現実としてつまらない状態をつまらなく感じながらつまらなさをつまらなくもつまらないと認められたらな。

深淵への誘い

知るな。見るな。聞くな。

この扉を開けたものは総じて帰還しなかった。深淵に導かれ、彼らもまた深淵を望むようであった。

何も見えず、何も聞こえず、何も感じとれず。感覚という感覚が遮断され、自己の存在すらも危うくなる。

迷うな。

扉を開けるのであれば開ければ良い。そして一歩一歩、噛み締めながら足を進めるのだ。消えて無くなるその日まで。

狂え。狂うのだ。

君は普通にはなれない。特別にもなれや

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何処へと。

何処へと。
浅薄と漂流。
深炎を燃料に。
浪費するだけで。
風向きは作られて。
目的地を見失うだけ。
涙は海水へと同化する。
後悔と恥だけ手元に残り。
軽薄に連れられ消えてゆく。
不信と敵意で首輪をつないで。
飼ってるつもりが飼われている。
別に今のままでもいいじゃないか。
見て見ぬふりが君の本懐なのだろう?