ゆるし

僕はすべての人間を許している
僕はすべての人間を許すようにしている
僕はすべての人間を許せるようにしている

僕はいつも精子から遡って物事を考える
あの時の選択肢は必然であり偶然であったのだ

バタフライエフェクト
今の僕は創られた存在に過ぎない

けどふとした時に思う

いや、おかしくないか、と。

そもそも許す必要なんてないのではないか
なぜ僕が許さないといけないのだろうか
責任はお前らにもあるのではないか

そうした時に一呼吸置いてみる

左目に映る景色
右目に映る景色

正反対の景色が映し出されている

純白

混沌







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