ウォーキングの効果を今一度考察してみよう
散歩とウォーキング、ジョギングにランニング。ランナーにとっては特に身近な用語ですが、ほとんどの方も結構身近だと思うんですよね。
厳密に語るのではなくイメージとしては・・・
・散歩:普段歩き、気楽に、のんびり、楽しく
・ウォーキング:トレーニング、効果を期待、鍛える、健康維持、運動
・ジョギング:気軽に、身体を動かす、軽く走る
・ランニング:目的や効果を期待して、本格的
とまあこんな感じでしょうか?
今回触れるのは「ウォーキング」についてです。ランナーにとって上の3つってどんな役割になるでしょう?
トレーニング効果としてはランが一番高くて、「歩き」は低いですか?鍛えられる部位などもそうですし、時間効率的にも低い??
実際はどうでしょう。確かにエネルギー消耗の面ではランが一番効率が良いですよね。「歩き」は時間がかかる。ですがランは衝撃ダメージも含めリスクも大きいのは多くの方がご存知の部分。ケガや故障リスク、体調不良のリスクも大きいし、疲れ切っているときには続かない。
ランニングブームの影で離脱していく人の多くはこの辺りが原因の1つだと思います。
ウォーキングは確かに時間効率、エネルギー消耗の面ではランと比べて効率は下がりますが、トレーニング効果は「別」の面もあります。ランでは鍛えられない部分にアプローチは可能。
もちろんトップランナーは臀部やハム、内転筋群なども大きく使えるくらいストライドが大きかったりします。が、大抵のランナー、ジョガーはそこまで大きなフォームでは走りません。
ウォーキングでは目一杯大股で歩くとそういったランでは難しい部位を使ったトレーニングとしても期待できるものだと思います。もちろん日頃フィジカルトレとしてランジなどを併用導入すればもっと効果が期待できるでしょうね。
その上で着地衝撃もランと比べ少ないので、故障も減るし、疲れていても実施しやすいトレーニングだと思います。またウェアまで変えなくても靴さえ変えておけば気軽にどこでも取り組みやすいというメリットもあります(ただし汗が出るので着替えは欲しいかも)
忙しい人にとっては時間効率が悪いと敬遠されがちなウォーキングですが、もしこのnoteを読んで改めて見直し、取り組む人が増えたら良いなと思います。
当然ランへ接続するトレーニングとしても有効です。もっと積極的に活用頂けたらな、と思います。KRCでも積極的に伝えたいところですし、そういったイベントも行いたい。
「持続可能なランニング」を実現するためにも。「誰にでも運動習慣」を考えた時にも「ウォーキング」は今一度評価を見直すときが来たのだと思います。