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人間がクイズに答えたくなるのはなぜなのでしょうか?

 普段まったくゲームをやらないのですが、最近クイズのアプリにはまりました。
 それは「みんはや」と呼ばれているもので、第一次ブームは3,4年前、私が高校二年生のときに訪れました。
 その頃は後ろの席の吹奏楽部の男がスマホにかじりつき、ブツブツ言いながらクイズに答えているのを耳で聞いているだけでした。
 しかし、あまりにも暇だった時に後ろを向いて画面を覗いていると、自然と自分もそのクイズに答えたくなり、気づけば自分もアプリをインストールしていました。
 その後、このクイズのアプリはクラス中の男子に散布し、「高校生クイズに出るのか?」というくらいクラスにクイズ熱が広がっていました。
 結局そのブームはすぐに去りますが、後ろの席の男だけはひたすらクイズに打ち込んでいました。ひょっとしたら本当に高校生クイズに出ようとしていたのかもしれません。ただ、後に気づいたのですが、そいつはクイズの時以外でもなにやらブツブツ言っていたので、ただの異常者だったのだと思います。

 それからしばらくはクイズから離れていたのですが、数日前に野球サークルのメンバー8人で福島旅行に行ったときのこと。
 夜大富豪をやっていたのですが、大学生特有の、ギターを筆頭とする「熱しやすく冷めやすい」コマンドが発動し、徐々に皆スマホをいじりだします。
 そのうちのひとりがあのクイズアプリをやっていました。すると、僕を含めた2,3人がそいつのスマホにかじりつき、誰にも頼まれていないのにそのクイズに答えだします。
 それに感化された他のメンバーも各々のスマホでアプリをインストールし、クイズに答え始めました。
 8人全員がトランプ片手にブツブツ言いながらクイズに答えるという、なんかわからないけどストイックな環境が生まれ、結局大富豪の方が自然消滅しました。(恐慌か共産主義化の影響かな?)
 その後私は再びクイズアプリにハマり、電車での移動時間は読書からクイズへと変わりました。まあどちらも知識が入るから良いか。
 これだけ人を熱中させるクイズはすごいなと思ったと同時に、あまりののめりこみ度に若干の恐怖を感じています。

 ちなみに僕はバイトの品出し中、コカ・コーラ、略すとKK、KKコンビ、清原桑田とブツブツ言っていたら、近くにいたおじさんが足早に去っていきました。
 おじさんKKコンビ知らないのかな?あっ、この問題出たら絶対答えられるわ。





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