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「勝ちたいと思ったとき、あなたはどうしていますか?」

突然ですが、あなたに質問です。

「あなたは勝ちたいですか?」

勝つって、何に?と思われたかもしれませんが、
対象は問いません。
スポーツの試合でライバルに勝ちたいでも、
自分自身に負けたくないという思いでもいいんです。

多くの場合、人は勝つために、
努力するでしょう。
それ自体は素晴らしい事ですが、
もし努力の方法、方向自体が、
最初から間違っていたらどうなるでしょうか?

いつまで経っても上がらない成果に、
イライラし続けるようになり、
余計なストレスを感じる事になると思いませんか?

イライラし続けて毎日を過ごすのは、
絶対に嫌ですよね。

私も当然、そう思っています。
ですから先日ネット上で見かけた、
ある本を目にした時、タイトルに惹かれて、
思わず購入してしまいました↓

「辻秀一著・勝つための脳と心の化学」

を。

著者について

本の内容について触れていく前に、
まずはいつも通り、著者の辻秀一氏について、
解説してきますね。

辻氏は現在自ら設立した、
株式会社エアロミクスの代表も務める
スポーツドクターで、名作バスケ漫画
「スラムダンク」の描写を現実に応用した、
スラムダンク勝利学が代表著作です。

スポーツドクターと言っても、
ただスポーツ選手の調子を見るだけではなく、それを応用して
個人や組織の力を引き出すメソッドを生み出して、
それを応用した産業医やコンサルタント、講演活動なども、
行われています。

本の内容について

では本の中身についてみていきましょう。

・病気じゃない心の問題とよりよい人生
・努力が無駄になる理由
・自分を変えられない人がしがちな考え
・自分を変えられる人が持つべき思考

・変えられる思考の実践方法
・周囲もを巻き込んでいく思考
・あとがき

以上の順番で本の内容は書かれています。
より詳細な中身を見ていくと↓

・第1章では緊張など、病気ではないが、
誰しもが心に抱える問題をクリアして、
よりよい人生を生きる為の呼びかけ。

・続く第2章にて努力が上手くいかないのは、
パフォーマンスが機嫌に左右されており、
さらに機嫌が「意味づけ」と言う要因によって
引き起こされているという説明がされています。

・3章になると自分を変えられない人は、
大抵無理やりな前向き思考や
忘れるという行動を取りがちであると解説され、

・次の4章は自分を変えるためには、
今、どのような感情を抱いているかに、
どれだけ気付けるようになるかが
重要であるというのです。

・5章では4章で解説された思考を、
少しでも出来るようにするための、
具体的な訓練方法が書かれています。

・6章になるとさらに踏み込んだ内容になり、
5章の思考法を周囲に広めていくには、
自分がどのような行動を取った方が
いいのかと言う、少し規模が広がった
内容になっていきます。

・そして最終章では、著者が元々関わっている、
スポーツ界の現在に対する懸念と、
今後どうしていくべきかと言う考えが
書かれていました。

最後は著者の私的な部分かもしれませんが、
全体的にスポーツに限らず、今後私たちが
どのような思考をしていった方がいいのかを、
方法を交えて解説してくれています。
スポーツ業界、大丈夫かな……

私の感想

ではここから実際に読んでみた、
私の感想を述べていきますね。

「著者はスポーツドクターであり、
精神科医ではないのですが、
それだけに心理学の専門的な用語が、
飛び交うようなことはなく、
短めで隙間時間でも読みやすい、
思考の勉強本だと思った」

と言うのが感想になります。

私は今まで精神科医や
心理カウンセラーさんの本も、
何冊か紹介してきましたので、
正直少し物足りない部分もありました。

ですがいきなりそうした専門家の
本を読むのはハードルが高いというのは
正直あると思います。

あなたが人間心理に興味をもち、
勉強して日常生活に生かしたい。
だけどいきなり専門家の本は……
と思っているのであれば、
今日紹介した辻氏の著書

「勝つための脳と心の化学」は

入門編としてピッタリだと思います。
以上を踏まえるとおすすめできるのは

・心理学の入門編を探している
・自分の内面を見つめてみたい
・組織のリーダーとして、
周囲への働きかけ方を学ぶ必要がある。

あなたが以上の点に当てはまっているのであれば、
ぜひ読むべきです。

まとめ

日常演舞の読書感想、今日は
「辻秀一著・勝つための脳と心の化学」を
読んであなたに合っているかどうか、
レビューしてみました。

明日またお会いしましょう!!

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