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思わず採用したくなる人とは

思わず採用したくなる人。
社会人経験が豊富で、その道に精通しているプロフェッショナルな人たちは置いておいて、そんなのどこだってほしい。
企業の成長フェーズや戦略にもよるが、「新卒採用」というものに企業は力を入れだす。
正直、優秀な人が中途採用で採用できるのであれば新卒採用なんて行う必要はない。
今回はなぜ企業が新卒採用に力を入れるのか。そこから採用したくなる人とはどんな人なのか。新卒採用という機能に求めるものに関しても触れていく。
※採用の在り方やマッチング云々に関しては僕の過去の記事を読んでいただければ入りやすさや入りにくさもご判断いただけると思う。

新卒採用を行う目的

「組織風土の醸成」
真っ先に思いついたのがこれ。
というかこれ以外にないと僕は思う。
・組織の若返りを目指したい
・将来幹部候補となる優秀な人材を早期に囲いたい
・新しい風土や文化を入れて組織を活性化したい
もっとセグメントすればもっと出てくるがおそらくこういうところで、
少なからずそこに危機感や課題感を感じるから「新卒採用」というもので解決させようという狙い。
新卒採用は組織風土の醸成のための一手段であるということ。

採用したくなる人とは

上記課題解決のために新卒採用をするのであれば、自ずとどういうターゲットになるかは容易に考えられる。
中途採用にはないところだ。
挙げるとキリがないので僕が思う一番の魅力。
それは、フレッシュさ。
これは中途採用には絶対にない要素。もちろんアカデミックであるという前提はあるが。
ランチェスター的に考えると、スキルや経験というものが大局的なものであるならば、そんなものには絶対に敵わないので、フレッシュさの一点集中で突き抜けるしかない。
極論、就職活動時点ではこれ以外あまり価値はない。
あとはその企業に合っているか合っていないかだけ。

新卒採用という機能に求めるもの

どちらかというとこちらの方が重要かと思う。
上記の通り組織風土の醸成のために新卒採用を行うのであれば、それは既存社員の成長機会でもあるということ。
エンゲージを高めるいい機会だ。
何が言いたいか。
できるだけ若手に担当を任せる方がいい。
ビジネスマンとしてそれこそビジネスという第一線で戦ってきた経営層はもちろん幹部含め、申し訳ないがあまり出しゃばらない方がいい。
折角の「新卒採用」というとても魅力的で価値があるものがその役割から逸れたものになってしまう。
もちろん指揮は取らないといけない。そこが経営層や幹部の価値。しっかりそのビジョンを示し戦略を示し、部下を導いてあげないといけない。
ただ、側さえしっかり整わせたのならばあとは若手に任せて、最終面接官だけやるぐらいでいい。
研修も若手が責任を持って担当すればいい。
放置するのではない、しっかり任せること。

新卒採用というプロジェクトを通して新たに発見される課題や、それこそ組織の膿みたいなものも発見できれば、
またより一層組織が活性化し、健全なる危機感のもと、ビジネスと向き合えるし人と向き合えることができると思う。

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