西村徳真(NishiPRO)

2012年3月から独立して個人事業主になりました。オリエンテーリングの地図作製・イベン…

西村徳真(NishiPRO)

2012年3月から独立して個人事業主になりました。オリエンテーリングの地図作製・イベント運営を生業としています。

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最近の記事

【日々のつぶやき】武即天、しんがり

書評・感想を2編。 1点目、コテンラジオ武即天編を聞き直し。マジでやべーって最初聞いた時引いてたんだけど、改めて聞くと、こういう政敵をひたすら抹殺してくタイプの統治者が敷いていた治世が、むしろ善政で民が潤っていたという矛盾の意味を考えさせられる。中華帝国を統治するということがいかに苛烈で大変なことか、それをある意味象徴するような存在のような気がする。そら民主主義のイデオロギーをそんな簡単に入れられないよねってのは何となく理解できた。 2点目、「しんがり 山一證券 最後の1

    • ツイッターをやめた後、ツイッターに戻り、またツイッターをやめた話

      こんな記事を以前に書きましたが、事後談です。 https://note.com/preview/n11bf8b1e27dd?prev_access_key=c67d129dd0a7ebcbfc80b83912042b3d まず、作ったラウンジは閉じました。アクセス数が減る一方で、あ、これ、見込みねーなっておもったのが原因です。 過疎ってるコンテンツを放置するのもスパムやらなにやらで荒れる要因になるしJOYにも悪影響出るので潔くやめました。 ソースコードと皆さんの投稿は

      • コテンラジオ、ケマルアタテュルク編感想~民主制と独裁制の間~

        聞き終えました。いやー濃厚だった。面白かった。 背水の陣での肝の座り方、リスクの取り方は織田信長を彷彿とさせるし、しかもそれに卓越した戦略眼があって、しかもあのタイミングでの成り上がり。そら英雄になりますわ。 自身のイデオロギーを目的にために封印できるというのもリーダーとしての重要な素質だなと思った。リーダーって特定のイデオロギーを持ってない方がうまく行くんじゃないかという仮説がずっとあったんだけど、それを補強された感じがする。 さて少し長めに筆を取ったのは、民主制(と

        • ニシプロ、Twitter(自称X)やめるってよ

          以降、西村の発信はこのnoteか、もしくはJOYのラウンジ機能を使っていくようにします。 ・・なんか急にこんなことになってしまいました。経緯を簡単に説明します。 私がメインに使用していたSNSはTwitterでした。イーロンマスクに買収されたその後の機能追加で、課金制で青バッジを付けれるようになりました。その動向を不安視する向きが大勢でしたが、私はこのSNSに相当お世話になっているし、未来への期待も込めて、課金することにしました。 しかし、その期待は残念ながら裏切られた

        【日々のつぶやき】武即天、しんがり

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        • ノウハウ集
          3本

        記事

          日本ランキングのできるまで

          この記事はオリエンテーリング裏アドベントカレンダー2023の第1日目の記事です。 オリエンテーリング競技者のランキングを作ることは出来ないだろうか? 独立したての西村の中に一つ大きな興味が湧きました。 いや、実は以前にもあったんです。私が学生の頃は確か菅原琢さんがメインで作ってくださっていたランキングが。それは各大会で順位ごとに点数が付けられるという、いまでもほかのスポーツではよく見られる方式でした。また現行ランキングが施行される直前まで年齢別ランキングというものも事務

          日本ランキングのできるまで

          クラブカップ7人リレーが大切にしている3つのこと

          今年もCC7を無事に終えることが出来ました。皆様本当にありがとうございました。 いや、正直「無事に」と言えるのかどうか分からない。やばいだろうなぁと思っていた駐車場は予想通り大渋滞になってしまったし、やばいだろうなぁと思っていた怪我は、やっぱり救急病院行き3人を含んで現状保険金申請が10名。それ以外にも軽症の捻挫・打撲は多数あったでしょう。 一方、それ以外の部分については、普通に準備して、普通に終われて、大いに盛り上がった、と言えると思います。まあそういう意味で良くも悪く

          クラブカップ7人リレーが大切にしている3つのこと

          コテンラジオを通して起こった精神の破壊と再生

          コテンラジオとの出会いコテンラジオという歴史を楽しく学べるポッドキャストがある。以前からツイッターでフォローしている人達がちらほら話題に出していて、気になっていたのだ。かつて自分も歴史が好きだった。でも大学入試の世界史で挫折していた。 そのころにはもう始まって3年くらいたっていてコンテンツが膨大。これ全部時間使って聞くのかと思うと躊躇したのだが、意を決して少し聞き始めることにした。 聞き始めたら本当に面白かった。いくつかピックアップしていこう。「最澄と空海」編は私がコテン

          コテンラジオを通して起こった精神の破壊と再生

          地図のネット印刷利用のススメ

          ウェルカムリレーおよびパークO兵庫赤穂海浜公園大会で、地図をネット通販の印刷会社を利用しましたので、そのレビューです。業者を紹介していただいた尾上俊雄さんに深く感謝申し上げます。 結論から言うと、「ローカル大会・練習会はこれで十分。コスパ最強。ただし、インカレ・全日本などの公式全国大会は要検討。」です。 使わせていただいたのはこちら、「ラクスル」さん。 A4、マット紙90kg、片面カラー、30部の入稿翌日発送で税込1,379円、1枚当たり45円です。 ・・安くないです

          地図のネット印刷利用のススメ

          立ち禁ルート通過申し出に対する対応(パークO兵庫@三木防災公園)

          こんなツイートを先日行いました。 特に重要な3枚目の画像を再掲 そうすると、ある参加者から主催者に対して、 「青ルートを通ってしまった。当該事象をご精査いただき、失格処理等が必要であればその通り手続きをしてほしい」 という旨の申し出がありました。 それに対して、運営者内で協議を行い、イベントアドバイザーとして私から以下の意見を申し上げたところ、その方針で妥結しましたので、ここに共有します。 ======ここから===== 結論:失格という措置は取らず、現在公表され

          立ち禁ルート通過申し出に対する対応(パークO兵庫@三木防災公園)

          星空ナイトOに繋がる15年前の物語

          もう皆さん知らないかもしれないんですけど、私今でこそ地図調査や大会運営してますけど、昔は競技者だったんですよ。2006年度インカレミドルは優勝しています。 インカレミドルを優勝したとき思ったんです。「よっしゃ!次は世界や!」って。次の世界ユニバー選手権の開催地がエストニアと知り、その年に単身でトレーニング遠征に行くことを決断しました。いやー若かったですね。自分の目が世界に向いたのは後にも先にもこの頃だけでした。 地元の地域クラブに連絡を取り、宿舎を紹介してもらい、大会も含

          星空ナイトOに繋がる15年前の物語

          全日本リレーをプロが結託して突貫工事で作り上げた話

          話は4月にさかのぼります。山川さんから突然「2週間後に試走をする」と言い渡され、西村・宮西・坂野の3業者が集められました。 それまで何がどこまで進んでるのか、自分は一体何をするのかまったく知らされていませんでした。坂野たちは知ってるのかもしれません。まあでも試走をするというからにはコースは組まれてるんでしょう。なんか高野に競技任せるとか言ってた気がするし。 集合していろいろ話を聞きました。 分かったことは「何も進んでいない」ということ。 コースも組まれてはいましたが、

          全日本リレーをプロが結託して突貫工事で作り上げた話

          ウェルカムリレーを終えて

          いやーやっちまったやっちまった。 テレインとコースが厳しすぎてなんとウェルカムAクラス全チームリスタート。 いや、まあやばいなぁというのは地図修正入った時から思ってはいたんですよ。まず、上級長め(AL)コース、道走り前提のつもりだったレッグが植生悪化のクソDヤブに阻まれて使えないことが判明。ショートカットしながらも道なき森の中をガリガリ行くルート一択になってしまいました(3→5のらへん)。まあいうて3.2kmのコース、終盤は道走り中心だし、むしろさすがにこれ以上短くしちゃ

          ウェルカムリレーを終えて

          「仕事第一」を乗り越えて

          自分、ワーカホリック体質を自覚している。若い頃に「自己責任」「成果主義」とかが流行ったせいなのだろうか。「バリバリ仕事する」ことが良いことだという価値観が、結構根深くある。 最近の若い人にそういう感覚が薄いなと思っていた。で気付いたんだ。生きるうえで必要なものはほぼ世の中に出そろっているんだから、そういう価値観になるのは当然だって。 考えてみれば自分も「遊び」の世界で仕事をしている。それはそういう「遊び」が世に広まると考えているからそこを市場にしているというのに、そういう

          「仕事第一」を乗り越えて

          オリエンテーリング資料館を作りました

          NishiPROの西村です。この記事はオリエンテーリング Advent Calendar 2021裏版の第4日の記事として投稿します。 突然ですがオリエンテーリング資料館を立ち上げました。もちろん現実の資料館ではなく、Web上のものです。Japan-O-entrYからリンクしました。 なぜ作ろうと思ったのか?最近、大人になってからオリエンテーリングを始めたという方をtwitterでよく見かけるようになりました。それでよく聞くのが、「大会要項が読めない」「大会に出ても何をど

          オリエンテーリング資料館を作りました

          ウェルカムリレーが出来るまで~ローカルリレー大会の準備作業のすべて~

          大会が終わりました。作成したドキュメントのうち見せれるものをonedriveで共有してみます。 ウェルカムリレーは大学新歓に使われることを念頭に置いているので申込締切日を大会の5日前の27:00に設定しています。そこから怒涛の準備作業を経て当日を迎えるわけですが、どのようにしてその短納期を実現しているのかをプロットしました。 フルタイムで働けるプロだからこそできること、という面はもちろんありますが、「シンプルを突き詰めると大会準備って結局これくらいのものだよ」というのを明

          ウェルカムリレーが出来るまで~ローカルリレー大会の準備作業のすべて~

          ストレスなんて大してない、と思ってたのは嘘だったかもしれない。~「スマホ脳」を読んで~

          スウェーデンの心理学者が書いた話題の本、「スマホ脳」読了。 トンデモ本とか懐古主義とか、そんなんじゃなくてきわめて科学的な本でした。 読んでみて、改めて、最近の体調不良、やっぱりストレスだったかもな、と思い直しつつあります。 スマホを長期間に渡って何度も見てしまうのはそれによってドーパミンが出るからで、なぜドーパミンが出るかというと、新しい情報に出来るだけたくさん触れることが人間の生存確率を上げるのに重要だったから、とありました。すごく直感に合います。そして何度も何度もス

          ストレスなんて大してない、と思ってたのは嘘だったかもしれない。~「スマホ脳」を読んで~