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ウェルカムリレーを終えて

いやーやっちまったやっちまった。

テレインとコースが厳しすぎてなんとウェルカムAクラス全チームリスタート。

いや、まあやばいなぁというのは地図修正入った時から思ってはいたんですよ。まず、上級長め(AL)コース、道走り前提のつもりだったレッグが植生悪化のクソDヤブに阻まれて使えないことが判明。ショートカットしながらも道なき森の中をガリガリ行くルート一択になってしまいました(3→5のらへん)。まあいうて3.2kmのコース、終盤は道走り中心だし、むしろさすがにこれ以上短くしちゃひよりすぎでしょ、と思ってたら全然ダメでした。

コース図なんか見せたらさらに炎上すること請け合いですが、臥薪嘗胆、恥を忍んでお見せしましょう。

中級長め(新人さんのコース)も、こらヤバイと思い、森部分を大幅に短縮したんですが、それでもなお、現地見て「いや、これ、新人行けるか・・?」と超不安に。さらにコントロール位置を修正したのですが、それも虚しく撃沈。

Eクラスに至っては、コース上の植生修正を仕切れず、多くの場所で地図にないDヤブの広がりがあったようです。マジすまん。

半分以上テレインが悪いとはいえ、コースセッターとしてリレー競技を崩壊させてしまったのは大いに反省しないといけません。

・・というのは大前提ではあるんですが。

なんか、今回は、自分自身あんま落ち込んでないというか。

昔はもっと凹んでたと思うんですけど、初めて「間違える自分」を許してあげられたというか。

まあ一つには、大会自体かなり盛り上がったというのがあります。人数も多かったし、この10回の中で一番みんな楽しそうでした。

ツイッターでもつぶやきましたが、要は「オリエンテーリングやばい。楽しい」ってもらえたらそれが一番の成功ですので、その点は(やや不安はあるものの)(人によって違うとは思うものの)良かったかなあと思っています。某大学からも、「チャレンジングでおもしろかった、新人も楽しんでくれてた」というフィードバックを別途もらっていたことも大きかったです。

実は、今回の大会運営、準備期間めちゃくちゃテンションが低かったです。今までは「一週間追い込みだー!うおー!!」って感じでやってたのに。

一つには、ちょっとそれまでメンタル的に落ち込んでいまして。理由はよく分からないけど、コロナがだいぶ収束して、正常に戻りつつあり、なんか急に忙しくなって、移動が多くてスケジュールが押すことが増えて、その動きに心が付いていかなかった感じがありました。

というのは確かにあるんですが、それとは別に「まあちゃんと手順踏めば大会できるよね」という安心感、自分に対する信頼感がようやく10年目にして得られたというか。気張る必要を感じなかったというのがあります。

今年NishiPROもウェルカムリレーも10周年でした(創立記念日いつの間にか過ぎてました)。そういう節目の年に、一つ精神的な面で腰を落ち着けられたというのは幸いなことだなと思い、今日この記事を書いた次第です。

最後に、来年に向けてです。

まず中級長めと短めは統合する方向で考えます。そもそもこの2つを差別化しないとと考えてしまったことがコースプランの最大の間違いでした。今回指導教本レベルで中級長めがレベル3~4、中級短めがレベル3くらいで組んでいましたが、次からはレベル3に統一します。

次、2回目出走の正規扱いはもうちょっと検討します。
「チームメンバー繰りの影響で望まない参考記録が生まれてしまう」を避けられたのは良かったですが、A→B→Aというチームや、A→B→C とC→ D →Aというチームが表彰台に上がれてしまい、本来9人表彰されるはずが6-7人しか並べない、という状況になってしまうのは本質的ではありません。

「順位を付ける」と「表彰対象とする」の間にも微妙にコンセプトの差異が生じてしまうと「正規とはなんぞや」というより本質的な問題を解決する必要があるように思いました。これは来年度のCC7の正規レギュレーション変更案にも通じる話です。

「要らんのちゃう?と思ったものはまずやめてみる」が私のスタンスですので、今回実験したことに後悔はありません。もうちょっと考えてみます。

ウェルカムリレーは「久しぶりの仲間や新しく加わった仲間とともにリレーを楽しむ」というのがコンセプトですが、それよりさらに上位概念として「オリエンテーリング機会の提供」があります。だから鉄人クラスも作っていますし、復習再入山を公式に認めました。少しずつ、この大会の色が出来てきたように思いますので、今後も引き続き大切に育てていきたいと思います。



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