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ストレスなんて大してない、と思ってたのは嘘だったかもしれない。~「スマホ脳」を読んで~


スウェーデンの心理学者が書いた話題の本、「スマホ脳」読了。
トンデモ本とか懐古主義とか、そんなんじゃなくてきわめて科学的な本でした。

読んでみて、改めて、最近の体調不良、やっぱりストレスだったかもな、と思い直しつつあります。

スマホを長期間に渡って何度も見てしまうのはそれによってドーパミンが出るからで、なぜドーパミンが出るかというと、新しい情報に出来るだけたくさん触れることが人間の生存確率を上げるのに重要だったから、とありました。すごく直感に合います。そして何度も何度もスマホを見てコロナの状況がどんどん入ってきて、「今ここは危険だ、逃げるか、戦うか、どっちなんだ」というストレスをずーっとずーっと受け続けていたわけです。

ストレスを感じていた実感はあまりないのだけど、菅平の調査の時、体が動かなくなったのも緊急事態宣言が明けた後だし、今回もいろんな大会がバタバタ中止になる中めちゃくちゃ頑張って進めた調査案件が終わった直後。コーヒーがだめなのかと思いきや、そもそもコーヒー一杯で体調不良を訴えるくらいに体の状態が良くなかったと捉える方が本当のところで。今回漢方薬局で胃腸の悪さをしてきされたのも、ストレスが原因で自分の弱い部位である胃腸の状態を損ねていたのではないか、という見方ができます。

自分の場合は、本当に、自分の仕事が成り立たなくなるかもしれない。大切にしてきた業界がなくならないまでも大幅に縮小するかもしれない、という危機感をずっと抱えています。それをストレスとして認識していなかったのだけど、確かに、これだけ浴びればことあるごとに不調を訴えてもおかしくないだろうな、と思いなおしました。

で、今少しネット環境を見直すことに取り組んでいます。外との窓口を開けるのは朝だけにして、それ以外の時間はスマホはブラウザやyoutube等を見られないように、パソコンもSNSやニュースサイトはブロックする設定にしてみました。なにぶん意志の弱い人間なのでどうなるか分かりませんが、さすがに今回このままではまずいと危機感を持ちました。

現代文明は人間の快楽をハッキングしすぎました。「スマホ脳」おススメします。SNSの滞在時間が長くなってしまっていることを自覚して、日々のパフォーマンスに影響が出てることをうすうす感じている方はぜひ一度読んでみてください。人生が充実したものになりますように。

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