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「人生リハーサル」あらすじB

(あらすじ) 「人生は選択の連続だ——でもそこにリハーサルがあるとしたら?」 金曜日の夜、大学生のアキオは満足げに、隣に横たわる美女・ハルナとの一週間を振り返っていた。 月曜日の朝、アキオと仲間は、密かに憧れる同じゼミのハルナの髪型が変わっていることに気づかなかった。ハルナの機嫌は一気に悪くなった。 翌朝、アキオは、ふたたびアキオたちに何かを指摘してほしそうなハルナの表情に気づき、新しい髪型を褒めた。ハルナの機嫌は一気に良くなり、「明日買い物に付き合って」とアキオを誘った。昨

    • 「訪問者」あらすじA

      (あらすじ) 朝、公園で暮らすホームレスの老人が園内を掃除していると、ある男と出会い、男の家の留守番を依頼される。 突然の依頼に戸惑ったが、老人は男の雰囲気に惹かれ、「こんな自分でも役に立つなら」と留守番を引き受けることにする。 「好きに使ってください」と案内された家は、老人に自身の過去を思い出させた。「俺もこんな家で暮らしていた。あのころは楽しかったなぁ」と思いを馳せていると、少年や中年女性、老婦人など、見知らぬ者たちが一人ひとり訪ねてくる。 「あの……〇〇さんは?」 「あ

      • テレビ東京最後の日

        (あらすじ) テレビ東京の新人アナウンサー・東 七太郎が、初仕事として「テレビについてどう思う?」という街頭インタビューに挑む。東の期待に反し、「これ、テレビですか?」「テレビってまだやってるんですか?」と冷ややかな反応が次々に寄せられる。テレビに興味を示したのは一人の老人のみ。老人は往年の人気番組を例に挙げ、「また、面白いテレビつくってよ」と東に頼む。 テレビへの想いを熱くする東だったが、テレビ東京のテレビ部門はすでに大幅に人員が削減され、まもなく閉局が予定されていた。 そ

        • そのさよなら、代行します

          (あらすじ) 【俺はさよならメッセンジャー篇】 一見、無口だが、脳内ではいつも、ハードボイルドな台詞が響いてる男、さよならメッセンジャー。「人生は突き詰めれば、こんにちは、あいしてる、さようなら。これだけだ。高倉健にみたいに不器用なやつだって、これくらいは言うだろう。だが、さようならだけはなぜか、うまく言えないやつが少なくないようだ……」 さよならメッセンジャーの仕事は、「さようなら」という依頼主が書いた文字を、「〇〇さんからです」と宛先の相手に届けること。ただ、それだけだ。

        「人生リハーサル」あらすじB

          「人生リハーサル」あらすじA

          (あらすじ) 男は月曜日、汚い水たまりにハマり、「週明け早々に……」と落ち込む。気づくと左手の甲に「リハ」というタトゥが刻まれている。男は翌日、なぜか同じ水たまりに遭遇し、今度はそれを回避することに成功する。男はタトゥが消えていること、日付が昨日と同じであることに気づく。 さらに翌日の火曜日、男は社内プレゼンで、上司の突然の質問に答えられず、失敗する。気づくと再び左手の甲に「リハ」のタトゥが現れている。その翌日、男はタトゥが消えていること、日付が昨日と同じであることに気づく。

          「人生リハーサル」あらすじA

          #100文字ドラマ 8案

          「夫とマッチした女」 「夫がマッチングアプリで浮気している」と友人から相談された女。友人はその後、同じアプリを使い、偽のプロフィールで夫を誘惑し、デートの約束までしたという。そして、刺客として待ち合わせの場に行くよう、女を促すのだが…。(107文字) 「助っ人マン」 怪我していた男が職場復帰すると、仕事はたくましいマスクマンに引き継がれていた。マスクマンは恐ろしく無口だが、すでにヒーローのように周囲に全面的に信頼されていた。男はマスクマンに集まる注目と期待をなんとか奪い返そ

          #100文字ドラマ 8案

          「サブスク彼氏」

          〈原案〉 〈あらすじ〉 パワハラ、セクハラ、モラハラが飛び交う職場で、恋愛も結婚も出世も諦め、目立たぬように努め、あらゆるリスクを回避し、心を無にして日々の業務をこなすサトコ(27)。私生活での楽しみはネットで炎上するニュースの高みの見物をすること。貯金だけは増え、老後に備え、一人暮らしのマンションの購入と、孤独死さえ計画していた。 そんなある日、サトコはSNSで彼氏派遣サイト「サブスク彼氏」の広告に出くわし、鼻で笑いつつ、クリックしてしまう。週末、目の前に現れたのは信じが

          「サブスク彼氏」

          「タカヒロ」(テレ東ドラマシナリオ)

          〈あらすじ〉 結婚式と披露宴が控えている良太郎(28)は、その招待客リスト作成のためにmixiにログインしなければならないが、パスワードが思い出せない。そんなとき、高校の同級生・由美(28)からの電話をきっかけに、当時の思い出が蘇ってくる。良太郎があえて忘れようとしていた思い出とは、タカヒロの存在だった。(原案『パスワードが間違っています』) 〈登場人物〉 良太郎(28) 由美(28) 良太郎の妻(26) 〈登場人物・回想場面〉 高校生の良太郎(高3) 高校生の由美(高3

          「タカヒロ」(テレ東ドラマシナリオ)

          「ウラナナ」(テレ東ドラマシナリオ)

          〈あらすじ〉 誰もが〈スキ〉(インスタグラムのLIKEのようなもの)を送りあう世界に、適応しきれていないナナ。守るべき、本当に好きなものを見つけ、口頭で「すき」を伝える。(原案『月がきれいですね』) 〈登場人物〉 ナナ(20) 同級生1(20) 同級生2(20) 男1〜3(面接官、30〜40代) 女子店員(20代) 〈シナリオ〉 ◯黒画面  SE:シャッター音 ◯駅前のカフェ、昼  リクルートスーツのナナ、スマホの画面を確認し、嬉しそうに微笑んでいる。  テーブルにはパ

          「ウラナナ」(テレ東ドラマシナリオ)

          「知らない人んち(仮)」第4話

          1、真中きいろは、別人だった……ってことは誰? →「きいろ」は堂島佐和子だった。佐和子ときいろ本人は実の姉妹。別の施設で育った佐和子は事件の真相を探っていた。 2、警察は、キャンが雇った偽モノだった。なぜ? →アクとキャンが、ジェミを追い込むためだった。キャンが受信したネット記事もじつはフェイク(のはず)だった。 3、竹田先生はなぜ死んだ?本当に死んだ? →アクが(殺すはずではなかったが)殺した。 4、アクはどこへ? →竹田先生を殺し、警察に出頭。 5、過去にここであ

          「知らない人んち(仮)」第4話

          『知らない人んち(仮)』第3話からのあらすじとプロット

          (あらすじ) 監視されていたきいろはアクたちに反撃するが、YouTuberとしてブレイクしたことに歓喜。が、すぐに「知らないひとんち泊まってみた」企画がパクられまくり始めたことに「結局わたしは……」と絶望する。3人の脳裏にかつての「事件」が想起される。 (プロット) ○監視カメラに気づいたきいろ、アクの部屋に押し入り「盗撮してたんですね。変態はタケちんさんではなく、アクさんじゃないですか!」と責める。 ○アク「いや、じつは自分もYouTuberで……」と誤魔化すが、きいろ「

          『知らない人んち(仮)』第3話からのあらすじとプロット

          「知らない人んち(仮)」第2話からのあらすじ案

          疑ったことを申し訳なくなり、きいろは改めて3人に夕飯を用意すると宣言する。和室にもどってきたきいろに不意をつかれたジェミは、とっさに「ニゲテ」というメモと家族の絵を隠す。顔を引きつらせるジェミを落ち着かせるように、「……そ、それもアクさんのものなんですよね」と納得する素振りを見せるきいろ。だが、きいろの目は、絵の裏の「まなかきいろ」という文字を捉えていた。 見られてはいけないものを見られてしまったのではないかと疑う3人。一方、自分の名が記されていたことに動揺しつつ、平静を装う

          「知らない人んち(仮)」第2話からのあらすじ案

          『知らない人んち(仮)』第1話

          ○和室    きいろ、荷物を慌てて片付けている。 きいろ(でも面白いもの撮れるかも……)    と、室内にノック音が響き、扉が開く。    ジェミが立っている。    きいろ、とっさに絵を背後に隠す。 ジェミ「……あなた、何をしたいの?」 きいろ「え? 私は……最初に言ったとおり……夕飯をご馳走するかわりに……家に泊まらせてもらおうと……ええ、そうなんです!」    きいろ、笑顔がひきつる。 ジェミ「ふーん……」    ジェミ、きいろの背後に回ろうとする。    きいろ、絵を

          『知らない人んち(仮)』第1話