西野えほん(キングコング)

・漫才コンビ『キングコング』 ・絵本作家 ・国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』オーナー →https://salon.jp/salons/view/1hc1srjr-johu-o7eg-33xn-r8u88p2slizf

帝国に挑む(9) ~志村けん~

女の子とは上手く話せなかった。 田舎の子供なんて皆そんなもんだ。 ボクは、緊張して話せない自分を隠す為に、「女の子には興味がない」と硬派を気取っていたけど、本…

帝国に挑む(8) ~あだ名~

小学3年生になった頃から、幼馴染のサトシ君が他の友達と遊ぶようになった。 クラスが違うから一緒にいる時間が少なくなった。 それでも前までは、授業が終わると「にっ…

帝国に挑む(7) ~お地蔵さん~

4月の終わりになると、学校の帰り道には桃色のツツジの花が咲いた。 ツツジは、花片の下から甘い蜜が出ていて、ボクは、帰り道にその蜜をチュウチュウと吸う。 いつだっ…

帝国に挑む(6) ~弱い~

小学校の給食を味わった記憶が一度もない。 記憶を忘れたわけじゃなくて、たぶん、実際に1度も味わっていない。 「牛乳」「コッペパン」「マーガリン」「大おかず」「小お…

帝国に挑む(5) ~帰り道~

あれは小学校の低学年の頃だったか、高学年の頃だったか。 時期はもう思い出せないけど、帰り道の景色は薄っすらと覚えている。 帰り道沿いに用水路が流れていて、ボクら…

帝国に挑む(4) ~幼馴染~

サトシくんという同い年の幼馴染がいた。家は道を挟んで斜め向かい。物心がついた頃がらずっと一緒だった。 幼稚園は別々だったんだけど、幼稚園が終わったら、待ち合わせ…