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アーティスト/田舎暮らしの日々

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アーティストが田舎で過ごす日々をnoteに綴ります。 アーティスト/演出家/メダカとウーパールーパー飼い/田舎暮し 紅茶と宝塚歌劇、ピンク色と紫色が好きな人間
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2021年5月の記事一覧

アーティストがデザイン部署に配属されて感じた、アートとデザインの違い。

アーティストがデザイン部署に配属されて感じた、アートとデザインの違い。

4月に入社した会社ではデザイン課に配属された。
端から見れば、アートもデザインも似たようなものだと会社の人は考えているのだろう。しかし、私は学部、大学院とアートの勉強をしていた為、デザインの素養はほとんどない。

「いやいや、芸術大学出てるから大丈夫でしょ?」

皆、そんな反応だったが、実際全く大丈夫ではなかった。上司も私がデザインの知識がほとんどない事を理解している為、とても丁寧にアドバイスをし

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帰りにほろよいを買って帰る、それが大人への小さな一歩。

帰りにほろよいを買って帰る、それが大人への小さな一歩。

うどん、ヨーグルト。うどん、ヨーグルト。電車の中でそれを心で唱えながら最寄りの駅で降りる。今日は家に迎え前に近くのスーパーでうどんとヨーグルトを購入する予定なのだ。

とても忘れっぽい私は大体買おうと思っていたものが複数あればあるほど忘れる。そして大体予定にないものを買って、帰り道に本当に必要だったものに気付く。だから私は帰りの電車の中でうどん、ヨーグルト。うどん、ヨーグルト。と心の中で唱えていた

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サクランボとの一期一会

サクランボとの一期一会

在宅勤務中も、家の周りは緑が豊かなせいか、休憩時間は思う存分リフレッシュすることが出来た。
ただ縁側で緑を見つめる事もあれば、畳でたれぱんだのように少しうたた寝をする事もある。特に、庭にあるサクランボの木になっているサクランボを取る時には、童心に帰ったような気持ちになり、とても楽しい。

今週は梅雨が近いのか、一日雨が降る日があった。雨の日は基本的に家で過ごす事が多く、ただ雨が降り続ける様子を縁側

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私は鳥とキスをする

私は鳥とキスをする

4月から会社員として街中に毎日出勤する日々が続いている。そんな中、急遽今日から在宅勤務となった。

元々在宅勤務を希望して入社した会社であったが、半年ほどは出社するという事で合意していた為、少々突然の事に戸惑い、午前中はずっとソワソワしていた。
将来的に在宅勤務に移るにあたって、ゆくゆく準備しようと思っていた事が急に押し寄せる。椅子がない、照明が暗い、窓を見れば、緑。あまりにも世界観が違いすぎる。

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私の実家はキラキラ世界だった。 「ここ」での表現を作るために。

私の実家はキラキラ世界だった。 「ここ」での表現を作るために。

現在、住んでいる家から然程遠くない場所に私の実家はある。
同じ県内、なんなら同じ市内だ。しかし、私は畑をしたり、ヤギや鶏を飼いたい、という願望のため、今まで住んでいた実家とはまた異なる土地に引っ越したのだ。

GWという事もあり、たまには実家でゆっくりしようと昨日から帰省(最早帰省という距離感でもないが)していた。今朝は天気予報の通り、快晴。実家から見える外の景色を見ると、何ともキラキラしていた。

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新生活から1ヵ月、「感じる事」を思い出すGW。

新生活から1ヵ月、「感じる事」を思い出すGW。

4月の下旬、家族や知人、色んな人から「会社はどう?」「新生活は慣れた?」と聞かれる。また、会社では入社して1ヵ月の振り返りのような時間もあった。
私は至って幸せであった。新居も特別困った事などは発生せず着々と環境に定着し、居心地の良さを構築していっている。仕事も特別嫌な事やしんどい事はあまりない。強いて言うなら、最寄駅から新居までの帰り道が暗くて怖い、それぐらいだ。

ただ幸せ、それ以上でもそれ以

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